Spence Bryson社のアイリシュリネン100%の生地。一度手に通したら最後でしょう。止められません。

百万石まつりも終了しました。

人が多いのと交通規制でご来店頂けなかった方もいらっしゃるようです。申し訳ありませんでした。明日から通常、いや今も通常営業ですが、宜しくお願いいたします。

何だか6月と言うのに肌寒い日が続いておりますが、本格的な夏を迎える前に麻素材のご紹介です。

先週の水曜の定休日には今年初めて麻の長袖のシャツに手を通しました。もうやめられませんこの麻の感覚。昔和服を誰もが着ていたころは、夏になると、綿や麻のものを着たと思います。今では贅沢品に思われるかと思いますが、本来は日本だけではなく世界中どこでもその風土にあった着物を着ていたはずでございます。冷暖房があまり発達していなかった時代では着るもので調整をしていたはずなのですが、段々とそういう習慣が薄れてきて、文化度が低い服飾時代に入りっていっているのではと危惧しております。

化学繊維の発展もありますが、本来お洒落とは非常に面倒なものであり、磨かなくていい靴だとか、アイロンの必要ないシャツだとかは機能的かも知れませんが、お洒落とは違うのではないかと。

面倒な靴磨き、パンツのプレス、シャツのアイロン。非常に面倒だからこそそれをしている方がお洒落な訳です。以前にも書きましたが、60歳を過ぎたお客様、夏に麻のシャツを着ていたら若い人になぜにそんなシワシワのシャツを着ているのか?と聞かれ嘆いておられました。むしろ汗をかいてもシワになっていないシャツの方が普通ではないのではないかと思います。

本来シワになりやすい麻素材を、どのように工夫し生地を作り、できるだけシワになりにくくして商品化するかと言うところにお洒落通な人は惹かれるでしょうし、価値観を見出してくれるのだと思います。

と言うことで、昨年、この生地を着用頂いた方には大絶賛を頂きました。英国Spence Bryson社のアイリッシュリネンのシャツ生地です。素材自体はアイリッシュリネンですので、アイルランド製の最高級素材を使っておりますが、打ち込みがしっかりしていて、麻素材の割にはカチッと出来上がっております。張りがあってイタリア物よりはシワになりにくい素材だと思います。

先ずはブルーのストライプ
Spence Bryson社のアイリシュリネン100%の生地

焼けた肌に似合いそうなピンク
Spence Bryson社のアイリシュリネン100%の生地

そして本当に上品は白地にほんのりピンクのストライプのシャツ生地
Spence Bryson社のアイリシュリネン100%の生地

私はワイドスプレットのショート衿。ボタンは白蝶貝の4ミリの厚さの物を使い、シンプルに着ていただくのが良いかと思います。まるで料理のように素材の良いものはシンプルに。

お仕立て上がり¥25,200- 是非今年の夏は麻素材にトライしてみて下さい。

ブログランキングのバナー
↑ブログランキングのバナーをクリックして頂きますと、このブログのランキングが上がります。
応援宜しくお願いいたします。

ウェブマスター 宮谷 隆之
by オーダーシャツの金港堂