機能とデザイン

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先ずは明日15日お盆ではありますが、水曜の定休日と重なりましたので、通常通りお休みを頂戴したいと思っております。宜しくお願い致します。こんな忙しい日に。と仰る方もいらっしゃるかとは思いますが。全くそれとは逆にヒマなのです。当店のお客様はほとんど脱出されておりますので(汗)


私は???金沢市内は7月15日がお盆なのでお墓参りも無し。恐らくジョギングして散髪しておしまい。というような通常の定休日となりそうです。


さて、オリンピックが終わって思うことがあるのですが、パラリンピックの放映ってあまり無いのはなぜですかね?同じ国を上げて競技する訳ですし、沢山の金メダルを日本が毎年獲得するのも事実。もう少し放映されても良いような気がしますがなぜなんですかね?とふと疑問に思った私です。


今日は洋服の機能に関して。洋服とは機能重視である部分と機能よりもスタイルを重視する部分があると思います。スタイルやシルエットを重視するがゆえに機能面がどうしても落ちる部分。身体にフィットしたシャツを求めていくとどんどんタイトなシルエットになっていきます。シャツなどもどんどんと実寸よりもゆるみ(ゆとり)を小さくして身体にフィット感を求めるお客様がいます。となると当然座るとお腹周りが立っている状態と違うのでシャツの着心地がきつくなる場合もあります。とあるお客様にそれを指摘すると、「いや私は座らないから(笑)」とまで言い切るお客様がいらっしゃいました。そこまで自分の満足するシャツのシルエットを求められている訳ですし、当店もそれにお応えしたいと思いますし、お客様の気持ちも本当に分かります。


それとは全く逆の方もいらっしゃいます。とにかく機能面を追求する方。タイトなシルエットが流行していてもダブダブとしたシルエットをお好みになる方。この場合は自分にとっての機能性を重視する方だと思います。またそのシルエットがお好きであれば当店もそれにお応えするように頑張ります。まぁ流行は流行でご説明させて頂きますが・・・


それとはまた方向性が違いますが、こんなお客様がいらっしゃいました。タクシーの中で財布を落とした。それはズボンのポケットの入り口が大きすぎるからだ。とお叱りを受けたことがあります。


もともとズボンのポケットに財布を入れるという想定はあまりなされていないと思います。多分。小銭を入れるかもしれない?という想定はされております。全てのズボン(パンツ)がそうなっているか分かりませんが「しのび」と言われるポケットの中に小さな袋が別に付いている場合があります。ここに小銭を入れるとパンツの中でチャラチャラ音はしません。


お財布を入れるとしたならば、パンツであれば後ろポケットの左側のボタンが付いているところ。ボタンを止めてしまえば落ちることはありませんが、二つ折りの財布しか入らないでしょう。長財布であればはみ出しますので、それで財布を落としたと言われてももともとの機能面としてそれを想定していません。


着ているものに入れるとするとジャケットの内ポケットの中だと思います。もともと洋服は西洋の貴族の文化だと思いますし、その時代の貨幣や紙幣がどうであったか分かりませんから、お財布を持ってあるくことを洋服の機能として求めていたかは疑問に思う所でありますし、最もその辺りが洋服の起源であったとしたらばお付きの人が財布を持って歩いていたでしょう。ただ洋服に財布を入れるということは現在のイタリアの服でも想定されているのは間違いなく、イタリアのジャケットで内ポケットの上側にも空間を作って財布の上部をそこに挟み込むようにできたものもありました。


偉そうなことを言うお前はどうなんだ?という話になりますが、私の場合は財布はバッグインバッグに入れて大き目なバッグにそれを入れて持ち歩いております。勿論車から降りる時は落とし物はないか確認してから降りますけどね。と言いながらもタクシーに携帯を忘れた経験2度(笑)


機能と言えばもう一つ。昔ジッパー(チャック)が無かった時はパンツのフロントは比翼になっていてボタン止めでした。これは今でもリーバイスの501などはそうなっていると思います。もともとはズボンを履きやすいように前の部分を開けたのでしょう。現在の服の中で一番楽なものはジャージでしょうし。これだったら直ぐに脱いだり履いたりできる。まぁジャージを一日中着ている訳にもいかないと思うので、ちゃんとしたパンツを履くわけですが。最近またフロントボタンのパンツもイタリアメイドのパンツにはあるわけです。所謂クラッシック嗜好?指向?なのでしょうけど。これは男性の方にはよく分かると思いますが、急いだ時には危険な訳で。これも機能面と反対にデザイン面を重視したものだと思います。私は危険を背負ってでも履いてみたいとは思うのですが、お客様はどう感じられるか?


機能とデザインという点でいくと本当は全てシンクロすべき筈だと私は思っています。が、現在の洋服の流通の仕方やお客様のニーズ。景気、そしてライフスタイルの変化。一番大事な洋服の起源と歴史。それらを全て整理をしてブログで書くには時間もありません。また永遠のテーマとして考え整理してお話ができればと思います。死ぬまでにできるかな・・・


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