完走記念セール継続中 カンティーニストールアップしました。 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その8完結編)

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「お前いい加減にせいよ!」と思われている方も多いと思います。マラソンには興味はないわ。商品を書けと仰る方も少なくないでしょう。今日は商品ネタもしっかり、その後に【能登半島すずウルトラマラソン完走記(その8完結編)】をお送りさせて頂きたいと思います。是非長くなりますがお付き合いを頂ければと思います。


今店頭で一番動いている商品。薄手のストールなんです。今日はCantiniのストールを。

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ペイズリー柄のブルーのストールです。下のタートルはジョンスメドレー。

ジョンスメドレーに関してはこちらを御覧下さい。

http://www.kinkodo.jp/blog/2012/10/06.html

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アップして撮るとこんな感じ。


ストールの結び方には色々ありますが、上の二枚はぐるぐる2回巻き。私は上のような感じで巻きます。さらっと回してジャケットやコートの下に這わせても良いとも思います。こんな感じで。

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ストールをもっと拡大して撮ってみました。

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所謂ペーズリー柄なのですが、色の使い方が本当に繊細でプリントも細かい。

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淡いブルーベースにパープルがアクセントになっていますね。

2012cantini_stole_p6.jpg

素材は今流行のModal(モダール)を50%含んでいます。モダールとはパルブを原料として生産さる100%天然のセルローズ繊維のことで、扱い方や洗濯が簡単なで、まさにシルクのような肌触りなのです。触った感じはシルクよりも柔らかいかも知れません。首への当たりも優しいですしお勧めです。

フェラガモやラルフローレンのOEMも手がけるフィレンツェのCantini(カンティーニ)の商品を是非この秋ゲットして下さい。



















 ■ ブランド   Cantini カンティーニ 
 ■ 生産国   イタリア
 ■ 素材   ウール50%モダール50%
 ■ プライス    13,650円 30%OFF→9,555円    
 ■ カラー   ブルー
 ■ サイズ   横57センチ長さ180センチ

おかげさまで完売しました。


さて、商品のこともしっかり書きました。もしマラソンに全く興味がない方はこちらで「さようなら」ということになりますが、その前に再度ブログランキングのバナーだけクリックを頂ければ幸いです。
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さてお待たせしました最終となります。第8話完結編。お送りします。

【能登半島すずウルトラマラソン完走記(その8完結編)】

100キロの旅も残り2キロとなりました。98キロよく身体がもってくれた。色んな気持ちが身体全体から出てきていたかも知れません。走りも変だったでしょうし顔の表情もおかしかったと思います。先ずはやはり感謝と達成感かな。100キロと言ってもこれは競技です。何度も完走した人もいるでしょうし、タイムを目指している人もいるでしょう、坦々と100キロを走りきった人もいるでしょう。しかし普通の人ではできないことだとも思います。


2キロ過ぎてからは完全に市街地へと入っていきます。走っているのは巾2.5メートル程の歩道。パラパラと拍手をもらいながら前に進みます。左側にはパトカーが2台赤色灯を回転させながらその前に誘導してくれる警察官が2名。この方々にも「有難うございます。」と挨拶をします。


最後会場らしき明かりが見えました。反対車線の歩道に渡る為の信号が赤に変わります。前のランナーがその信号につかまりました。ほどなく私も信号の前に立ち止まります。勿論ここに来て一つでも順位を上げるとか1秒でも早くゴールなどとは全く思っていません。既に12時間は超えていました。時間にして1分、いや30秒くらい立ち止まっていたでしょうか。先のランナーは割りと急いで信号を渡ります。渡りきった所で左に曲がると。女子高校生が拍手で迎えてくれます。この瞬間の為に100キロ走ってきたのだと思い。本当に胸が熱くなりました。


誘導員の方に右に曲がればゴールですよ。と言われ大きな拍手の中、右に曲がります。朝の5時真っ暗な時間にスタートしたゲートが明るくライトで照らされています。順位やタイムは私の場合はどうでもいい。本当に心配でした果たして完走できるのであろうか?それが今現実となる瞬間を迎えようとしています。


右に向かった瞬間。思わず両手を上げました。1位で入ったわけでもなんでもありません。決して速いわけでもなんでもありません。ただ自分に勝った瞬間でした。拳を強く上げたにもかかわらず足元はふらついています。正面には今回ボランティアで来てくれていたチームメイトでしかも私と同じようにチームTシャツを着た女性二人が巾の広いゴールテープを左右に持って上下に揺らしています。


左にはこのレースのコースも含め運営の中心になって頑張っていたM氏。走っている途中は何でこんなしんどいコースを走らせたのだ。ゴールしたら首締めてやるとさへ思ったM氏が片手を上げて待っています。彼の手にハイタッチをし、数メートル先のゴールテープをハイタッチとともに切りました。


その時の映像を60キロ走ったN氏が撮っててくれました。こちらです。

Facebookからのリンクなので見えない人もいるかも知れませんがお許し下さい。

長かった100キロもここで終わりました。自然とコースに挨拶ができました。あんなに厳しいコースだったのに。ゴール後時計を止めました。ゴールしてから暫くして止めたので12時間7分03秒でした。とにかく嬉しいだけでした。

マラソンを走った人は全ての人が分かって頂けるかと思いますが、なぜかゴールした瞬間から全く動けなくなります。頂いた珠洲焼のメダルを持ちながら表彰台に上り記念撮影を致しました。

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満面の笑みです。ここからあまり覚えてないのですが、とにかく着替えに行きました。7時にバスが出るからだったと思います。体育館の中に移動し預けておいた荷物を取り汗で身体に貼り付いたチームTシャツを脱ぎます。ここでO師匠とも再会しました。何だか身体から力が抜けていきます。いや力が入らないというのが本当だと思います。会場では残念ながら100キロまで力を出しきれなかった知人のランナーとも再会。何となく言葉もかけにくい。何キロまでだった?と聞くとみんなフルマラソンを遥かに超えた距離でのリタイア。残念です。


応援してくれた仲間の元に行ってまだゴールしていないチームメイトを待ちます。まだ2時間ある。しかも関門通過ができなかったという情報は入ってきていない。


ここ暫くの時間はどのように過ごしたか記憶があまりないのですが、チームの誰かが一人ゴールしてきたことを伝えてくれます。


ゴールの近くに行くと既にゴールし汗と涙でグチャグチャになった顔を見せながら歩み寄ってくるY君でした。右手を差し伸べるとまだこんなに力があるのか?と思うくらい強い力で握り返してきます。よくやった本当に。よくゴールしてくれた。そのままステージに上がって握手したまま記念撮影。


さてあと一人正直ゴールできるか本当に心配でした。珠洲のコースの後半のアップダウン。私も相当苦しみました。後半脚がもってくれているか、時間に間に合うか?情報を確認していくと85キロは通過しているみたい。最後頑張れれば間に合う。


その時です。「ゴールしたよ」というチームメイトの声が。慌ててゴール付近に近づくと。優しく笑っているSさんが立っていました。手を差し伸べて握手をしましたが、私の方が泣いてます。今こうやってタイピングしてても泣けてくる。本当にお疲れ様でした。制限時間約30分前のゴールでした。

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最後にチームのメンバーで記念撮影。すべてのメンバーではありませんが。今日は早朝から皆さん本当にお疲れ様でした。

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正式なタイムは12時間6分55秒でした。マラソンを走って初めてメダルを貰いました。首にかけて帰りのバスに乗りました。茶色のメダルですが金色に光るものよりも温かみを感じました。


最後にこの能登半島すずウルトラマラソンを走って二つだけ述べたいことがあります。


まず一つは珠洲の皆さんへの感謝。本当に有難うございました。これが初めての大会ではないような温かなおもてなしを頂きました。エイドに到着すると前に出て拍手で迎えてくれる。エイド内での優しい言葉と心遣い。そしてエイドだけではなく係員の方々の誘導だけではなく応援の言葉、早朝5時スタートにも関わらず自宅前に家族揃って出てきて頂き拍手をくれた方々。そして道を行く人までからも応援を頂きました。車の中からも声をかけて頂き本当に励みになりました。主催者側に確認しますと決してそれをお願いしたわけではないとのこと。やはり土地柄なのでしょうか。今2015年金沢でもフルマラソンを計画していますが正直珠洲の人にお願いしてエイドをやってもらったら良いのではないか?と思うくらい優しく心温まる皆さんでした。恐らくここを走った人はもう一度走りたいという気持ちになると思います。100キロ走るのはどこも一緒だとは思いませんし、楽なコースしんどいコースと沢山あると思います。100キロマラソンが初めての私もは他と比べることはできませんが、険しい方のコースではないかと思います。しかしランナーは必ず戻ってくると思います。本当に有難うございました。


そしてもう一つ自分自身のマラソン感について。マラソンはタイムを縮める競技だと思っていましたし、今も思っています。でもウルトラマラソンは違いました。勿論次走る時は今よりも速く走りたいとは思います。でも楽しんで走ったマラソンは初めてだったかも知れません。走ってて顔がにやけてくるマラソンは初めてでした。こんな楽しみ方もあるのだと思いました。ただしこれを楽しむ為ウルトラマラソンを走る為には努力も必要です誰もが走れるわけでもなくスタート地点に立てる訳ではありません。スタートに立てた時点でそれは例えゴールできなくても立派なランナーだと思います。最近都市型のマラソンが増え沢山の人を集客する為に制限時間が7時間以上のマラソンも少なくありません。それを否定するものではありませんし、多くの人にマラソンを経験して貰いたいとも思います。ただ100キロを走れる、走ろうと思う人は誰でもという訳ではありません。ですからスタート地点に並んだ全ての人と気持ちを共有でき、まさに同士のような気持ちでした。


100キロというと、どこかのテレビ局のチャリティーで行われる100キロマラソンがあります。毎年毎年この人は走れないだろう?と言うような人を敢えて選出して走らせ、そして感動を呼ぶというスタイルになっていると思います。確かに練習はしています。でも本当は半年やそこらで走れるものではないとも思います。私は100キロを走るというのは達成感を味わう為ではなく、走れるようになった人だけが臨むべきマラソンだと思います。だからそれを自分で証明したくて走ったということもあります。走らないとそれを言えないからです。無理やり無茶をやらせて身体を壊すようなことまでして感動を呼ぶようなことは止めて欲しいと思いました。


また私が100キロのマラソンを走ったあとに100キロウォークに誘われました。ただ距離だけで一緒にされているな?と感じました。苦痛を自ら選んで達成できたことに喜びを感ずる為に走ったわけではありません。練習に練習を積んで結果として走り切れたことに感動する訳です。ですからスタートに立つことがそれで一つの達成なのであります。できれば痛みも苦痛も翌日の筋肉痛もないように準備をして走る。苦痛を求めて走りに行くわけではありません。


こうやって私の100キロマラソンは終わりました。応援して頂きました皆さん本当に有難うございました。一緒に走って頂いたランナーの皆さん。そして改めて珠洲の皆さん。初めての大会で運営にも多大な努力をされていたであろう主催者の皆さん。応援にわざわざ珠洲まで来て頂いたチームの皆。途中でわざわざ駆けつけてくれた友人。Facebook上で応援してくれた皆さん。コース途中でお話をさせて頂いたランナーの皆さん。心より御礼を申し上げます。

完走率
100キロ男子(申込者339名、出走者308名、完走者220名、完走率71.4%)
100キロ女子(申込者71名、出走者70名、完走者39名、完走率55.7%)

皆さんお疲れ様でした。


来年は・・・来年になったら考えます。直ぐに3日に松任ロードレース10キロのレースがあります。身体がどこまで戻っているか分かりませんがベストを目指して頑張ります。


8話に渡ってお付き合い頂きました皆さん本当に有難うございました。

言い忘れたことがありました。第一話からお読みの方はご心配だったかも知れませんが。この日は減量化作戦は取らずじまいでした。どうしたんだろ???

明日からはファッションネタに戻ります。

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