洋服のゴージの巾と位置、そしてネクタイの巾

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ここ数日ファッションネタで真面目にブログを更新しております。


よく言われるのです、流行を教えてほしいと。最近の流行は巾が広いので、昔のように一つのものが流行ると全ての人が同じスタイルをするということはなくなりました。日本のファッションも成熟してきたのだと思います。多くの人が限られた一つのブランドのものを持つこともありませんでしたし、むしろバブル期には皆同じブランドのバッグを持ってたりということはありましたが、今はそんなことはありません。


それで、あえて広い範囲での流行を言うとなると、ここ数年の傾向。という話になります。ここ数年男性のファッションはどうなったか?カジュアルこそ巾が広いので今回はスートとシャツとネクタイとの話。

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一般的なビジネスで着用するスーツとシャツとネクタイです。上の写真にゴージ位置とありますが、スーツやジャケットの上衿と下衿の接点の部分をゴージ位置と言います。ここ暫くはこの位置が高い位置にあります。昔の服はこの位置がかなり低い。とくにデザインされたものではない限り一般的なデザインのスーツやジャケットは大体この辺りにあります。そして流行を決めるにあたりこの衿の巾も大事な要素です。

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今の主流はだいたい8センチ前後でしょうか。このスーツは8センチあります。10年くらい前ですと、この巾は10センチあり、先に述べましたゴージラインが低いデザインが主流でした。


この衿の巾は何を決定付けるかと申しますとネクタイの巾と関係してきます。

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ネクタイの巾も概ね8センチ。これが10センチ程になりますと古いネクタイをしていると思って頂ければと思います。


当然ネクタイの巾が広くなるとシャツの衿も少しずつ小さくなってくる傾向にあるかと思います。ただネクタイの巾が狭くなっても極端に衿の広がりが狭いシャツが流行するかというとそうでもなく、ネクタイの巾よりも芯の厚みに関係してきます。まだネクタイは巾は狭くなっても芯の厚みはある程度の厚みが出てきています。ですから結び目は割りと太くなりますから、衿の開きは極端に狭いものではなく最低でも写真にありますようなレギュラーカラー。セミワイドやワイドカラーがまだ多いことも間違いありません。ナローカラーが流行した時はネクタイの芯自体が入っているか入っていないか分からないような薄いものでしたから、結び目も小さくなり衿の広がりも狭い必要があったわけです。


このように全体の流れから言うと洋服だけの流行でも、ネクタイだけの流行でも、シャツだけの流行でも
なく全体にバランスをとって流行というものが形成されていくわけです。


ただこの業界でも不思議なことが一つ。いったい誰がこの流行を決めているのだ・・・?(笑)

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