2014能登和倉万葉の里マラソン完走?いや完歩記

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昨日は結果だけのアップで申し訳ありませんでした。ヘロヘロで帰って直ぐに寝てしまいました。


さて、昨日の能登和倉万葉の里マラソンの完走記を書かせて頂きます。過去何度か酷いレースを経験しましたが、今回が一番酷いレースでした。多分。


このマラソンを走るための練習として、今年は色々あって休日がほとんど潰れ、走ろうと思った日がPM2.5の数値が上がり、外での激しい運動は控えるようにと言われ、LSDといえば2月に1度25キロ走っただけ。その後もジムのトレッドミルでインターバルトレーニングを中心に。そして火曜日にトレッドミルで5キロを4分ペースで走り、そして10キロを4分半で走るという練習をし身体を重くして臨んだレース。左ふくらはぎと、右太もも上部足の付根辺りに違和感を覚えながらのレースでした。


そして、本番。これまでフルマラソンは2008年から挑戦して12回。今回で13回目。2011年3月13日の能登和倉万葉の里マラソンで3時間29分13秒でサブ3.5を達成し、その後のいびがわマラソン2011年11月13日3時間42分05秒と途中で歩きが入ったレースをしたからも、その後の5回のレースは全てさぶ3.5達成。昨年秋のいびがわマラソンで自己ベストの3時間21分53秒を達成し、更にベスト更新を狙って臨んだ今回のレース。

目標はいきなり3時間15分切り。しかも難コースの能登和倉万葉の里マラソンで。

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手前のテープが私が用意したもの。先日ブログにアップしたものをテープにしたものです。チームのメンバーそれぞれが目標ラップを書いて時計などに貼り付けています。

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このまま走りきれば自己ベストを大きく更新、しかもうまく走れば15分切り。


スタート前にチーム全員で記念撮影。こんなに大所帯になりました。これでも半分くらい???のメンバーだと思います。

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さて、結果はどうだったか。


スタート時は目標タイムを3時間15分にしてあったので、Bブロック。Aブロックは陸連登録者ですから、一般ランナーの先頭のブロック。特に混みあうこともなく、スタートまでシューズの紐を結ぶなりゆっくりと過ごしました。やがて号砲がなりスタートします。スタートのゲートをくぐるまで号砲から11秒。そんなにロスもなく順調にスタート。目標のラップは4分45秒ですから5キロのラップは23分45秒でいいはず。

能登島大橋を渡り日差しがあるな。と思いながらペースを維持します。ただアップダウンが続くので、上りが続けばラップが落ちるし、下りが続けばラップが上がる。平均していればいいと思った結果が5キロ23分19秒。ほぼイメージ通り。ただスタート直前にちょっと尿意を覚えておりましたので、どこかで入るタイミングを探します。


10キロの折り返しが昨年から変わっていて、ただでさえアップダウンのあるこのコース、更に上らされます。この時点ではチームのメンバーでも同じようなタイムで走るメンバーもいますので、すれ違いざまに手を上げてエールを送ります。一人かなり早くラップを刻んでいるメンバーがいましたので、「早くない?」と声を掛けましたが、結果的には彼はそのままゴールすることになりました。


最初のこの辺りで、ランナーから声をかけれます「15分切れますよ」ん?誰?すみません。何で私が15分切りを目指しているのを知ってる?ブログ見ている人?もしこのブログをご覧になっていたらご連絡下さい(笑)


折り返して、チームメイト、ジムの先輩などを見つけ、皆そこそこのラップで来ているな。と思い自分のペースを守ることを改めて意識し脚を進めます。


10キロの折り返しで、知り合いの美ジョガーが応援してくれていました。まだまだ元気です、応援に応えますが、後から聞くと、この時点でいつもの走りでなかったと言われました。体調悪かったのかな?そう言えば、今回は少し身体を重くして入ろうと火曜日にちょっとキツ目な15キロペース走をやりました。それが原因なのか?


10キロの目標タイムが47分30秒 実際は47分41秒。ほぼぴったり。


10キロ過ぎて簡易トイレが3つあるのを確認します。走りながら簡易トイレを見ると、前に入ってたランナーがトイレの扉を開けて飛び出してくるのを確認します。今だ!と思い、ランパンの紐を緩め、今飛び出して来たランナーの入っていいたトイレに駆け込みます。


時計を睨みながら所要時間を確認。30秒。意外と長い(笑)そこそこ溜まっていたのか?


その間鍵を閉める時間ももったいなかったので、そのまま用をたしていると、強引に扉を開けるランナーが。取っ手を抑えながら開けられるのを阻止します(笑)無事任務を完了し、トイレから飛び出るとチームメイト(その後再び会うことになるランナー)の背中が見えます。彼の想定タイムは私よりも5秒程遅いはず。距離から判断すると3キロくらい走れば、多分また彼と一緒になるであろう。と想像しラップを刻みます。


どんどん小さい彼の背中が大きくなる。そろそろ追いつくかな?と思ったらなんと彼の方がトイレに入った(笑)目標を失った私はただただラップを刻むだけ。


15キロの目標タイムが1時間11分15秒 実際は1時間12分10秒。これはトイレの分だと認識。チームメイトのO師匠のご家族の応援を頂きながら20キロ地点へ。


とにかくアップダウンが続きます。こんなに大変だったなか?このコース。もう何度も走っているのに。いびがわマラソンの時の42キロはあっという間でしたが、今回はちょっと前回とは違うような気がしてきました。


自転車に乗って応援してくれる、知り合いのまたまた美ジョガーにも能登島大橋の後この辺りでもあって、再度エールを頂きます。


15キロから20キロにかけてもアップダウンが続くなか、もしこのままのラップを刻んでいくとすると、目標タイムの届かないことから、この5キロのラップは5秒縮めて4分40秒で設定していました。ここが大間違いの始まり。


この区間には老人ホームの前を通る800メートルの坂があります。ここを5秒ラップを上げて進めなくてはいきません。今までは楽な呼吸で走っていたのですが、流石にこの坂を上る時は少し息が上がります。なるべく脚を使わないようにピッチに変えて走りましたが、それでも辛い。と言うか楽に走れない。楽に走らないと脚がもたないのが分かりながらラップを優先しました。


15キロから20キロの目標タイムが1時間34分35秒 実際は1時間35分32秒。5キロの間に1分もラップを落としています。かなり焦りました。


日差しが強くこの辺りで既にランシャツは汗でびっしょり。実は10キロ手前でそれを察知、塩サプリを摂ったのですが、ランシャツの濡れ具合を見てここでも撮ろうとウエストポーチに手を入れます。10キロ毎に塩サプリを摂るつもりだったので4つのスティックを持っていたはず。ここであろうことか1包を落としてしまう失態。立ち止まって拾うことも考えましたが、後半になるとエイドでも塩があることを考え、路上に残して走ってきました。


能登島を出るにはまだ3キロくらいあるでしょうか、永遠に続くアプダウン。そしてツィンブリッジに行く手前の急坂で脚を結構使った気がします。ただこのツインブリッジを渡ってからも、もう一つ山があることは覚えていました。


20キロから25キロの目標タイムが1時間57分30秒 実際は1時間59分08秒。1分38秒落としました。ただこのまま行ってもまだ20分切りは可能だ。と思い平地になったら上げていくことを考え走ります。


ところがアップダウンで脚をやられたのか、右のふくらはぎ丈夫に痙攣を覚えます。この時点で塩サプリは2砲飲んだだけ、やはり電解質不足か?これを抑えるのは・・・と改めてウエストポーチを探ると、自分で入れていて忘れていた「芍薬肝臓湯」を見つけます。しかしエイドまでまだ遠い?でも急を要します。思い切って封を開けて口の中に入れました。味は分かりません。舌の上で転がすと「苦い」飲めるのであろうか?しかしそんなことは言っておれません。飲み込みました。


苦しい・・・・

そこでとった私の対応。はちみつ系のサプリ「ここでジョミ」の封を切って口に入れました。「甘い!」

「苦い」と「甘い」が口のなかでグチャグチャに。おまけに手までにサプリが付いてグチャグチャに。顔からは汗が吹き出し、目の中に汗が入ってもそれさえも拭えない。

気持ち悪いのが暫く続いた時に急にエイドが現れました。ここだ!とそこで私のとった行動は。更に塩一掴み、そしてアミノバリューを思いっきり飲みます。

短時間で「芍薬肝臓湯」「塩サプリ」「ここでジョミ」「塩」「アミノバリュー」を飲んだ私。エイドを過ぎて200メートルほど走った時に。

口から全て吹き出しました・・・・

すみません、後ろから来たランナーは多分驚いたでしょう。一応は路肩で出したので酷い所はご覧になっていないとは思いますが。

万事休す。


もう時計なんて見ていません。


走っているのか、歩いているのか、分かりませんがとにかく進まないことにはゴールができませんので、胃痛も感じ腹を抑えながら走ります。ただこの辺りの記憶があいまい。

ようやく胃の痛みも収まり、無理やりとった塩が効いてきたのか?ただし吐き出したので本当に効いているかは不明なのですが、何となく痙攣は収まりつつあるような感じ。ただその代わりに左の足裏の感覚がほとんどありません。もしかすると痙攣が足裏までいったのか?と考えながら足を進めます。ただこの時にアミノバリューを飲んで吐き出したので、次のエイドに行ってもアミノバリューを飲む気にならずに、今度は軽い脱水症状のような感じ。

25キロから30キロの目標タイム2時間20分25秒 実際は2時間24分48秒。目標ラップも2分以上落としています。


記憶が定かでないので、恐らくこの辺りだと思いますが、10キロ過ぎにトイレに入って抜いたチームメイトが私の隣に来て声を掛けてくれます。先ほどのことを伝えると、「少し落ち着いた方がいいのではないですか?」と言われ、いやもう落ち着き始めてるから大丈夫と伝え、彼に今どれくらいで走っているか確認すると4分30~40の間です。と聞き、もしこのペースで走りきれば、目標タイムに近くいけると判断し、「引っ張ってくれ」と言って一緒に走り出します。


これまでヘロヘロとどうでも良い走りをしていましたが、彼に着いていこうと思った瞬間にスピードが上がります。レースというより練習みたいな感じ。必死で付いていきます。明らかに周りのランナーとはスピードが違う。まるで鈍行が通っている線路の中央を特急が走っているような感じ。とにかくゴボウ抜き。


ついて行けるとこまで頑張ろうと思い5キロ以上は頑張ったと思います。6キロ位。


30キロから35キロの目標タイムが2時間48分27秒 25分42秒まで落ちたラップがここで23分39秒に復活。苦しかったけど後ろにどんどんランナーが流れていく様子はかつてもありましたが、まさにスピードに乗った感じで今までに体験できなかった感じです。彼に感謝しないと。

ただついていくのも限界があり、意識もどんどん朦朧としてきて、今何キロ地点かも彼に聞かないと分からないような状態。残り8キロくらいのエイドで、先に行ってくれと伝えてエイドで水分補給。彼の背中を100メートルくらい先に見ながら必死に走ります。あとは何とかゴールできることを祈って走りますが、どんどんスピードは落ちてくる。

ラスト数キロの所では走っているのか歩いているのか分からない状態。かろうじて動いているという感じだったと思います。この辺りから今まで抜いてきたランナーに次から次抜かれますし、知り合いのランナーも路肩を歩いているのを見ます。またチームのN師匠がようやく走っているような感じ、まだかろうじて走っていた私も「大丈夫ですか?」と声をかけると「痛い」と一言。

残り3キロ。っもうゴールは想像できます。あの信号を右に曲がり、ラブホテルの前を通ると急坂、その前にエイドが一つあり、そして温泉街に入りゴール。


ただこの時点で既に全く走ることができません。走ろうと試みると太ももの裏側、足の付け根辺りが悲鳴を上げます。今までもマラソンでゴール間際に歩いているランナーを見ましたが、何故走らない!と思っていました。でも本当に走れないことってあることが分かりました。

2014noto3.jpg

知り合いの美ジョガー3名にこの時に見つかり「歩いてる」と笑われながら撮って貰った写真。「何も聞かないわ」と優しい?言葉とともに送ってくれた画像がこれ。


歩いていると知り合いのまたまた美ジョガーが「何で歩いている?」とビックリされ、「だって走れない」と告げると「何か飲む?」と有難い言葉、コーラをリュックから出してもらい、二口程頂きました。「うまい」ただうまくても走れない。最後のエイドまで歩いていきます。


そのエイドでM師匠に抜かれ、一緒に走っていたランナーにあと2キロ。練習だったら8分で着くのにと言われ、一緒に動き出します。


最後の長い坂を歩きながら進むと、「チーム金港堂」のフラッグが見えました。応援に駆けつけてくれたチームメイトが見えます。走れないし、逆に歩いてきたので、身体は元気です。両手を振りながら近づいていくと、「どうしたん?」と一緒に暫く歩きながら理由を説明します。


温泉街を進むと、何人もの知り合いのランナーが、声をかけてくれます。チームメイト、そしてアミノバリューのメンバー。歩きながら笑っていますし、どうしたのかと思ったでしょう。走れという声も聞かれます。

残り400メートルの所にきて200メートル程走ってみましたが、やはり走れません。歩きながら笑顔でゴール。でも情けない。


2014noto4.jpg

結局3時間15分。いや20分切りどころか、35キロまでは粘ったのに、35キロから40キロの目標タイム3時間5分50秒に対して3時間23分39秒。


それよりもここからの2.195キロが酷い。13分20秒かかってます。最終のゴールが3時間47分19秒ネットタイム3時間46分58秒で2014年の能登和倉万葉の里マラソンは終了しました。

お疲れ様。

その後はそれから入ってくるチームのメンバーの応援をしながら楽しく過ごしました。最後は全員で記念撮影。


2014noto5.jpg


それぞれ、ベストを出してやりきった顔、私のように記録の更新がならなかったメンバーも無事完走し、笑顔で終わりました。


そして皆で牡蠣を食べて帰路につきました。


2014noto7.jpg


チームで走れて本当に良かった。今回ダメでしたが、次はちゃんと練習を積んで自己ベスト更新を目指したいと思います。長文にお付き合い頂き有難うございました。


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