金沢マラソン完走記Ⅳ

昨日の続き。さて、今日はどこまで行けるか?


佐川急便を左折し、目の前の上り坂に視線をやった時に、右のふくらはぎにぴくっと違和感を感じました。まだ30キロにもいってないのに、痙攣さんの降臨か?と思いましたが、最近のカラータイマーは28キロ地点辺りで点灯し始めます。ここで秘伝の「コムレケア」投入。本当は水で流しこみたかったのですが、給水所はJAの所、先が長い。早めに投入して痙攣を抑えたい。この薬りはパッケージ(袋)から取り出しにくいのです。3錠飲むのですが、富山の時は1錠道路に落としてしまいましたし。この薬は痙攣時によく飲まれている芍薬甘草湯を錠剤にしたもの。錠剤の色を見るとまさに漢方。一気に口に入れ、水もないので早く効くように噛みました。「にが〜〜〜〜」止めておけば良かった。しかも奥歯に挟まってその「にが〜〜〜」が続くのです。走りながら、左手で奥歯の錠剤をかき出そうとするのですが、なかなかうまくいきません。



仕方がないので、そのまま足を進め、上り坂に差し掛かったところで、ピッチ走法のNキラー氏を見かけます。バンダナみたいなのを頭に巻いているので直ぐに分かりました。ここまで先行してたのだと思い、横に並んで、一声かけてから抜きます。なんて言ったか記憶にありません。多分口の中の「にが〜〜〜〜」の方が気になったのでしょう。




JAのコーナーを曲がる時に、おにぎりが置いてあるのを見ますが、今回は固形物はスルー。曲がる直前に親戚の女性が「たかゆきさ〜ん」と応援してくれたのに気が付きます。後から聞きましたが、旦那も走っていたとか。ここに来ての応援もまた嬉しい。コーナーを曲がった途端に金沢マラソン応援ソングの「風になれ」が聞こえました。走っている最中に「風になれ」が聴こえたのは初めて。この曲は金沢マラソンが終わった後では走り始める前と聞こえ方が変わりました。曲に映像が加わった感じ。金沢マラソンが開催されて、本当の金沢マラソン応援ソングになったと、終わった今実感しています。この曲に携われてよかった。


Seattle3.jpg


真っ直ぐ走ると、下見時に確認していた、ちょっと難関だと認識していた、問屋団地に向かう河川敷に渡る橋を目の前にします。この距離でこのちょっとした上りはきついな?とその後橋下をくぐるアップダウンもあるし、いやな場所です。何とか上りきり、河川敷を川上に進みます。ちょっとコースを逆走するような感じもするから嫌に感じたのかも知れません。その時に女性の声で「金港堂がんばれ〜」と姿は見えませんが応援を貰います。「ありがと〜〜〜」と答えると、また「金港堂がんばれ〜」と声援を貰います。走っているので距離が離れていきますので、少し大きな声で「ありがと〜〜〜」と。そうするともう一度「金港堂がんばれ〜」、また更に大きな声で「ありがと〜〜〜」と答え、このやり取りが5回ほど。誰ですか?ブログ見てたら教えて下さい。


さぁ30キロ通過。残り12.195キロ

GARMINの記録は。
25 : 4:43.9
26 : 4:39.6
27 : 4:43.3
28 : 4:46.9
29 : 4:44.2
30 : 4:40.1

公式な記録は。
通過地点 タイム 順位 ラップタイム 通過時間
30km地点 2:23:15 653位 23:44     11:23:14




25キロから30キロまでで82人抜いたことになります。スタート時点では2038位。今653位。頑張っております。さてこれから何人抜けるか。


さぁ、これから先ほど渡った川を再度渡って、城北市民運動公園に。コムレケアが効いてきているかどうかは分かりませんが、まだピクピクしています。ピクピクの場所が変わっていっているような感じ。この辺りは私のペースが一定しているので、更に落ちてくるランナーを徐々に抜いていくようになっていきます。


城北市民運動公園は2〜300メートルの折り返しになります。最初に見たのが近江町のA氏。やはり奴は先行してた。4分30秒で突っ込んでいるはずにしては、ここにいるのは遅くないか?と思いましたが、右手を上げて、笑顔です。まだまだいけそうだな?その後にピカチューにプーさん。視界に捉えた。


さぁ、ここで最後の切り札、カフェイン入のジェル。封を切った勢いで中身が手に飛び出します。実は味見していません。色だけ見ると原油みたい。コーヒー色と言えばいいのでしょうけど、ドロっとしたたので、原油に見えました。口にちょっと含んでみます。「まず〜〜〜」口の中に原油が広がります。でもこれを飲まないと、折角カフェイン抜きをしてた3日間が無駄になる。頑張って飲み込め。いや飲めない。折り返して給水ポイントに近づいてから残ったものを勢い良く口の中に放り込んで、水で流し込みます。何とか飲み込んだ。


脚の攣りを気にしながらも進めるとプーさんの背中が大きくなってきています。ちょっとプーさん辛そう。ここの所ちょっと調子が上がってきていない様子のプーさん。プーさん申し訳ない。謝ったわけではなく、何か声を掛けたはずですが、覚えていない。そんな状況でプーさんを抜きます。次に見えてきたのが、10キロ過ぎてトンネルで抜かれた、ピカチュー。ピカーチューと並走するの嫌なんですが、ずっと沿道からは「ピカチュウ〜頑張れ〜〜」と声援が続きます。頑張っているのはピカチュウ〜だけではなく、私もだと思うからです。


ちょっと弱っているピカチュウ〜を抜きます。いや抜こうとしたら、ピカチュウ〜元気になって追ってきます。しばし並走、ここでスピードアップしました。これが結果的には良かったのかも。30キロ過ぎてもグロスで30分を切ろうと思うと2分弱遅いので、ここから上げていかないとやまりネットで20分切るのは難しいな。と思います。ピカチュウ〜粘るんです。追いかけてくるのです。もう一度川を渡る上りの橋にかかります。ここに先日身体のメンテに行ってきたBCSすこやか治療院のY氏。その時にマラソンというのは、最初に決めたフォームで最後まで走り続ける競技である。と教えてもらいます。今回は胸を開き、肩甲骨を寄せてしっかり腕を振り、前傾で走る。これが最初に決めた姿勢。院長に「前傾で走っているよ」と応えて、応援を受けて、橋の下り。この辺りでピカチュウ〜も追っかけて来なくなりました。


駅に向かう直線。残りは10キロ切っているはず。駅裏に行くとまた多くの人の声援を受けます。本当に有り難い。戻ってきた!という感じがします。目の前に近江町のA氏を捉えました。☆抜ける!☆そう思いました。A氏は左を走っていたので、駅裏の50メートル通りはとにかく広いので中央より右側に寄りながら、こっそり抜こうと思います。この時点で1万2千人の走者の中で約600位くらいですので、私の周辺にはランナーはそんなにいません。A氏を見て「近江町頑張れ〜」という声援を聞きますが、逆にこの地点に来ると、知人も多いので「金港堂がんばれ〜」とも聞こえてきます。応援に手を上げて応えるのですが、応援してくれたらA氏に気づかれるじゃないか?と心配します。こっそり抜けない。


後から聞きましたが、この時A氏は私が迫ってきているのに気がついた時「冗談じゃねえぞいや」とつぶやき、そして一声かけて抜いた時は「マジかっ。くそ〜っ!」と言ったそうです(笑)このレースに調整をしてきて、犀川河川敷であったマラソンに挑戦する会の30キロではお互いに痙攣しながらも最後までなんとかなった私が勝ち、その後百万石ロードレースのハーフでは彼の背中を見ながらゴールするという悲しい結果に。スピードも上がってきているので、今回は勝てるかどうか分かりませんでしたが、抜かせて頂きました。へへへへへ。


さぁ後はタイム。ただ痙攣は続いたまま、痙攣も右足にいったり、左足にいったりとあっちこっちと騒ぎ始めます。しかし気持ちがいい。この広い通りの真ん中を走れるのだから。できるだけ前方に人がいない位置で真っ直ぐ進みます。気が付くと給水ポイントが左側に。え?ここから右に寄らないといけないのか?ただ痙攣も始まってますし、水分補給をしないとあと数キロでも危ない。思いっきり左によって給水します。県庁まで真っ直ぐ。本当に気持ちがいいけど、脚が保つか。富山では何とか誤魔化しながらも最後まで走り切れた。今回もいけるだろう?と思って走ります。


GARMINの記録は。
31 : 4:36.6
32 : 4:41.4
33 : 4:35.9
34 : 4:40.8
35 : 4:28.6

公式な記録は。
通過地点 タイム 順位 ラップタイム 通過時間
35km地点 2:46:32 536位 23:17     11:46:31

この5キロで100人以上抜きました。


しかしこの後が・・・

県庁を過ぎ左に曲がり、最後の折り返し西高の手前。とうとうここで来ました。完全に右足に痙攣が始まりました。ここまで来たのに、ここでおしまいか?一旦止まりかけます。一度止まるか、それとも誤魔化しながらも走るか?走る方を選びました。スピード緩めながらも走ります。


西高の折り返しで、折り返して来たランナーに知り合いのランナーを沢山みます。もうへばっているランナーもいました。ここからちゃんと走れればいけるのに。いけるのだろうか?と痙攣がこのまま治まることを願って走ります。西高の折り返しを大きな三角コーンに手をついてまわって直ぐにY木氏を見つけます?「マジか?」今朝夜行バスで東京から金沢に着いて、そのままスタート時点に着いた男だぞ。何故こんな所を走っているのだ?全くの想定外でした。目の前には永遠の還暦カッパ師匠N氏がちょっとよろけながら、小さい子供にハイタッチをしています。本当に小さい子供なので、腰をかがめてハイタッチしていました。この人ハイタッチするのだ?と思いましたが、ハイタッチできるほどダメージが既に身体に来ているようです。一声かけて遠慮なく抜かせて頂きました。


一昨年の能登万葉の里マラソンで、同じように一旦抜いた還暦前カッパ師匠N氏ですが、最後の最後で抜かれましたので、リベンジ達成です。ここで不思議なことに少し痙攣が治まりました。さぁもう僅か、後は走り切るだけ。


今日はここまで。。。

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