加賀温泉郷マラソン完走記(2)

加賀温泉郷マラソン完走記。昨日の続きから。というよりは、昨日の頭から。


いつもマラソンの前って何時に起きて、何時に自宅出たっけ?と自分のブログを検索して調べるのですが、書いてないことが多く、悩んでしまうことが多いので、備忘録としてここに書いておきます。


起床、4時50分、自宅を出たのが5時50分。1時間の間に、いつものように、アルミの器に入ったうどんを火にかけて、タマゴを一つ落として、昨晩がハヤシライスだったので、ご飯と残りで小さなハヤシライスを作って、うどんとハヤシライスで、カーボローディングは完了。


これだけ食べれば、レース中にお腹が減ることはない。


いつもの公園にチームメイト二人を乗せて会場に行く予定でしたが、私同様に、風邪をひいて、今回DNS(DO NOT START)になったメンバーがいたので、結局二人で会場入り、一人のメンバーが集合場所まで来てくれて、写真を撮ってもらいました。


と言うのは、新しく揃えたチームウエアをここで紹介したかったから。

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如何でしょうか?レスキュー隊みたいにも見えますが、ナイキの上下で、胸と足、そして背中に #team_kinkodo とプリントしてあります。なぜ#が付いているかというと、元々ツイッターを介して知り合ったメンバー同士で走り始めたので、ハッシュタグがチームのログにもなっているわけです。

約1時間で会場到着。

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そして会場入りし、メンバーと談笑しながら用意をし、30分前にスタート地点に。目標タイムを3時間20分くらいで書いたはずなので、私はBブロック。Bブロックにいるのは、A氏とB姫、そしてまっちゃん♂と、M中君。そして、ワイルドの5名。能登万葉の里マラソンで華麗に抜いていったB姫は遠慮して後方に。この後また能登と同じ展開、いや能登以上になろうとは・・・まぁ多少は想像していましたが。

応援してくれてたメンバーにA氏と記念撮影を。

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A氏体重増の為に今回は抑えて入るとのこと。私もそれに追従しようと思っておりました。さて、序盤の展開はいかに。


昨日も書きましたが、風邪をひいていましたので、体調がちょっと心配。走り出しは慌てずに流れに乗って、グランドを4分の3周して、陸上競技場を出ます。直ぐに下り。ここでスピードが上がり、最初の1キロは4分半ほど。


ただやはり何となく身体が重い。気温が高く湿度も高かったからでしょうか。それとも体調が悪いのか。私の前に3時間6分くらいで走るまっちゃん♂が見えます。ちょっと遅いんじゃないか?M中君と争うのだと思っていたので、けしかけました。


A氏も自重すると言っていたはずが、4分半くらいで走ってますので、ちょっと速くない?と会話をします。5キロ辺りまで、抜いたり抜かれたり、Facebookのリンクで見たのだと思いますが、高橋尚子さんが、下り坂は石ころになったつもりで。


そう聞いていたので、下り坂を石ころになったつもりで、駆け下りると、A氏を抜いたり、ラップが上がり過ぎ。ただ身体の重さは一緒。数キロ走った所で、能登万葉の里マラソンでお世話になった、白のターサージャパンを履いた茶髪のランナーに会います。横に並んで、能登ではお世話になりました。と言って調子を聞くと、身体が重たい割にはスピード上がり過ぎでちょっとヤバイです。とのこと。全く私と同じ感想。


能登の時は気温の違いもありますが、これくらいのスピードで走っても、そんなに辛くはなかったのが、何だかいつもの身体の調子と違う。

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この時点で既にちょっと辛そう。

A氏と並走しながら、既に汗がかなり出ていて、ランシャツが身体に張り付いてくるのを感じます。そこである失敗に気づき、A氏に。

私「あっ!乳首に絆創膏貼るの忘れた」

A氏「ワセリンとかも塗ってないのですか?」

私「塗ってない」

A氏「レース終わったら血だらけですね」

こんな会話をしておりました。マラソン知らない人は何の会話か?と思うでしょうが、42キロを走り続けますと、乳首とウエアが擦れてその摩擦で、血が出たりするのです。それを防ぐのに絆創膏を貼るのですが、今回忘れてました。


と言うか、今回は気合が入ってなかったわけではないのですが、かなりドジを踏んでおります。まずは絆創膏、そして目標タイムが無いと言えば無いのですが、いつもは手首に貼るか書くかする、5キロ毎のラップ。こちらも用意していません。それと、いつもお腹に巻くランニングベルト(ポーチとは違います)も忘れてます。気合入ってなかったのですかね?

5キロのラップが23分20秒かなり速く入ってしまってます。


7キロ程走ると山代温泉の片山津温泉の折り返し地点になります。先に行ったメンバーとも顔を合わすことができますし、私の後のメンバーもそこで顔を合わせます。気がついたメンバーとは名前を掛け合いますが、人だけ、顔を黒いベールのようなもので覆った女子ランナーに「宮谷さん」と声をかけられますが、まったく顔が見えないので、誰か分かりません。


レース後、商店街事務局のN西女子だと分かりましたが、あれだけ顔を隠したら分かりませんわ。その他のメンバーと何人も声を掛け合いました、今年調子がよく、サブ3.5に手が届きそうな姉御とか。最終的には再度声をかけられるようになるとは・・・


朝もちょっと痰が絡む、咳が残るというような状態でスタートしたので、やはりちょっと呼吸がしんどい。いくら暑くてもまだ10キロそこそこ、多少の上りでもきつくないはずなのに、少し上ると息が上がる。なんかおかしい。


10キロ辺りで、同年齢のT氏が私の横を通り抜けていきます。サブスリーランナーがどうして私を抜く?と思い、「どうしたんですか?」と尋ねると「ひどい仕打ちだと思わんけ?」とゼッケンを見せてくれます。何故かゼッケンにはHという文字が。最後尾からのスタートのようです。「エントリーの仕方間違ったかな?宮谷さんまで抜くのが大変」と軽やかな足で前に出ていきます。


私というと、この時点でいっぱいいっぱい。フルマラソン走って10キロ地点で、辛くなるのは初めて。ここで今回完走できるか本当に心配になってきました。

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増田明美さんとハイタッチする直前。この辺りで、12キロくらい。真面目な話し、今日はちょっと無理かも・・・と写真は笑顔ですが、思い始めてきました。


ハイタッチした後に急な下り坂、ここも小石になったような気持ちで駆け下ります。そこからは平地。


ただ、スピードが上がりません。上げると辛い。1キロ5分で走ると息が上がるわけです。その証拠に10キロから15キロのラップが25分03秒。5分のラップを刻んでいけば、3時間半で走れるはずなのですが、普通だったら、抑えての5分。ところがこの時点でいっぱいいっぱいの5分。


何だか嫌な予感がして、滅多にというか、あまり記憶にないというか、レース中に後ろを振り返ることはないのですが、この辺りで、ふと後ろを振り返ると、能登で20キロ過ぎてから抜かされた、大阪でも25キロ辺りで抜かされたB姫がカーブした道の所にいるのが分かり、後ろ向きに手を振ります。


彼女も手を振り返してきますが、レース毎に抜かれる場所の距離が短くなってくる。最初に抜かれた時は、飴あげる!と言われて、断りましたが、次の能登で抜かれた時は、飴を剥いて貰いました。そして今回は、飴プラス「マグオンのジェルあげる。」と言われて、「いやそんなの貰えるわけないわ」と答えると、「ボス(私)の為に買ってきたのに」と言われて、素直に頂きます。


さて、次抜かれる時は何を貰えるのでしょうか?


そして、20キロを過ぎて山代温泉の折り返しに向かいます。この時点でもう限界に近くなっています。折り返しで3時間30分のペースランナーがすぐ後ろに来ているのを確認。貯金もほぼ使い切ってて、いつ抜かれるか?という感じ。


山代温泉の折り返しでは、K.BATAさんが応援してくれてますが、通常だったら、この時点ではまだ真剣に走っている時、軽く手を上げて過ぎ去る場所ですが、既にヘロヘロで、「もうダメ」と弱音を吐きます。


知人が写真を撮ってくれました。

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この角度では何となく走っているように見えますが。


実際はこんな感じ。


2017kaga10.jpg


身体がおかしいのです。とにかく動かない。暑いのもあり、エイドでは水をかぶり、この山代温泉のエイドではかぶり水も用意してあったので、柄杓で水を救って頭からかけています。ランシャツもランパンもびしゃびしゃ。


さて、後半はどんな展開が待っているでしょうか。


続く。


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