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307)ウルトラマラソン アーカイブ

2014年10月 1日

金沢マラソン試走会/白山白川郷ウルトラマラソン完走記(8)

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先ずはお詫びから、昨日クールビズ期間は9月末で終わりというブログを書きましたが、実際はスーパークールビズが9月末で終わりで、通常のクールビズは10月末だそうです。クールビズとスーパークールビズは何が違うか?というとスーパークールビズとはより軽装で良いということ。アロハシャツだとかポロシャツだとか。沖縄のかりゆしスタイルは通常のクールビズではないかと認識しております。


しかしかりよしスタイルって、毎年政治家のパフォーマンスのように、クールビズが始まった初日だけ、かりよしスタイルで閣議をするのは止めてほしいですわ。


もし私が政府に一言言える立場だとすると、期間で決めるのではなくて、気温の推移で決めたらどうでしょうか?今ここまで順調に気温が下っている中、ノーネクタイで仕事をするのは相手に対して大変失礼。クールビズに関しては改めて書かせて頂きますので、今日は間違った情報をお知らせしたことのお詫びをここに申し上げたいと思います。


さて、今日は定休日。うちのチームのメンバーで、メンバーのそれぞれのホームコースを一緒に走る「ホームラン」という企画をやっているメンバーがいまして、その方の企画で私のホームはなぜか「金沢マラソンコース」来年11月に迫る金沢マラソンの試走も兼ねて走ってきました。ここからは写真のオンパレードになります。

スタートは金沢市役所前、しいの木迎賓館前でホームランの写真。

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金沢駅の鼓門前でのホームラン!

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エイドと呼べるのか?定休日の金港堂前でホームラン!当店の前は信号でして、信号待ちのバスの中から変な目で見られました。

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寺町、泉ヶ丘を通って山側環状道路。

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杜の里を通って旧道jの町並みを楽しみながら。

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浅野川を右手に見ながら。

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チームのメンバーからメールが入り。ちょっとだけ本コースを離れて、「麺工房山田」のエイドで美味しい素麺を頂く。もつべきものは友達。この辺りでハーフ地点。生き返った。

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山田麺を入れてのホームラン。

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有難うございました。先を急ぎます。


ようやくJRの線路を超えます。後ろに見えるのは新幹線の高架。

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ここまで来るとかなり暑い。田園地帯を過ぎてここから終盤に。頑張ります。

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このコーナを回れば少しずつゴールに近づくはず。

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城北市民運動公園到着。本番ではここで沢山の応援があるはず。

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初めて着ました。


本田圭佑クライフコート。

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走らないと分からなかったかも。走ることによって金沢の隅々まで分かるようになりました。

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なんとか石川県庁まで。

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ここからはヘトヘトです。もうショートカットしようとか(笑)フラフラになりながらゴール。

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ほぼ42キロ弱。皆さんお疲れ様でした。

そう言えば、先週の日曜日に100キロ走ったあとでした。大丈夫か?私。



それではここから完走記。



・・・・・・・・・・・・・・・・白山白川郷ウルトラマラソン完走記(8)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2年前の珠洲のウルトラマラソンが第10話で完結しましたが、今回はかなり急いだのでこの回で終わりそうな感じがします。書き終わってみないと分かりませんが。


下りをほぼ下り終えて、一里野のエイドの手前。これまでの下りで左足の中指にかなりの違和感を感じていた。痛いというよりは違和感。多分マメでも潰れたのか。いやだなぁと思いながら走ります。


最後の数キロに来てアップダウンが続く。ボランティアで写真を撮っている横山さんや山崎さんと何度もすれ違うので、写真をいくつも撮って頂いた。


一里野のエイドの一つ手前のエイド辺りだと記憶しているが、それを抜けると下りばかり続いていたコースに急に長い上りが見える。

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そう言えば一里野を越えた辺りに長い下りがあったことを思い出した。今それを歩いて上ろうとしている。というか走ることはできない。しかしタイムもそろそろ気になってくる。

上り終えると長い下り。ここで辛そうに歩くランナーの横と並走する。あまりにも辛そうだったので、声をかけると靭帯を痛めていたようだ。しかもかなり早いうちに痛めたらしいが、それでもここまで、私よりも先に走っている。


下り終えると一里野のエイド。ここまで来るともうわずか。ここでサハラ砂漠や南極マラソンを出走した赤坂さんが1人で太鼓を叩いて応援している。乾いた空気にコ~ンコ~ンと響くような音であった。とても嬉しくハイタッチをして先を急ぐ。最後の一理野のエイドで水を頭から被りラストラン。

この辺りは距離とランナーとエイドとか時系列になっていないかも知れません。記憶も曖昧。お許しを頂ければと思います。

街に入る直前。残り約3キロ地点で、チームジュピーたの女性メンバーが沢山で応援してくれている。本当に嬉しかった。しかし会った所が走っている所で良かった(笑)

さぁラスト街の中に入ってきました。応援も増えてきてます。ずっとタイムを気にしていて、このまま走り切ると12時間20分切れるかも?と思い始めました。まだ走れる頑張れる!姿勢を正して、足を進めます。ここでまた横山さんと山岸さんが車で横を通ります。距離とタイムを計算しながら、横の車に「20分切れるか???」と聞くと「切れると思ったら切れる!」と私が求めていた答えとは全く違う答え(笑)

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背中のゼッケンは上の2つのフォルダでぎりぎり止まっている。よく最後までもちました。助かった。

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アホか?と思いましたが、確かに切れると思わなかったら切れない。街中を全力で走ります。横の歩道には既にゴールしたランナーが荷物を持って、駐車場方面に逆に向かってきます。

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その中の1人から名前を名乗りながら、「金沢でランニングしている者で、金港堂さんに挨拶してない者はモグリだと言われて挨拶しました」とここで言われてお礼を言って最後のスパート。

時計とにらめっこしながら走るが、ゴールの白嶺小中学校らしき建物は見えるがどこから入って、どれくらいの距離を走るか分からない。切れるか?切れないか?とにかく一生懸命走り。左にコーナーを切ったところで、横山さんがカメラを持って並走してくれる。本当は良い写真を撮ってもらうためにも速度を弱めたい所であるが、タイムがかかっている。

学校の校庭にあるゴールを目指して道を左に折れて、校庭を目指す。ゴールゲートが見えてきた。やったよかった。ゴールゲートの下に吊り下がる時計を見て確信した。

チームメンバーもフラッグを持って後ろから追っかけてくれる。

ゴールする前に一旦立ち止まって、コースに向かって一礼をした。有難うございました。無事走り切れました。

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その後再度振り返ってゴールに入った。タイムは。12時間19分42秒

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ゴール後に今回のレースで一番頑張った50キロ女子8位のチームメンバーと熱い握手。本当によく練習をしていた。早朝4時から夕霧峠に上ったり。頑張った結果はしっかりマラソンは表れるから好きなんです。

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その後一緒に走ったピカチュウゴール。

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その後1週間前に熱を出し体調不良ながら頑張ってゴールした石立君ゴール。

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この瞬間の為に走っているようなもの。

そして早朝から。応援して頂いた皆さんに本当に感謝。

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正式な記録は。

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長い完走記にお付き合い頂き、有難うございました。メモもせずに思い出しながら書きましたが、書き漏れたことがあったり、私が出てないぞ!とお叱りを受けるようなこともあるかと思いますが、お許しを頂ければと思います。有難うございました。


最後に左足の中指ですが、やはり真っ黒になり死んでました。早く新しい爪が生えてきますように。シューズはしっかり紐を締めましょう。


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2014年9月30日

明日はクールビズ終了VALENTINOのレジメンタルタイいかがですか?・白山白川郷ウルトラマラソン完走記(7)

前にも書いたことがありますが、「マラソンのことばかり書いているからブログランキング落ちるんや」というお客様がマラソンにはまり。今日ご来店を頂いた際に「完走記楽しみにしとるわ」と言って帰られました。

その言葉があったので、今はファッションも完走記も頑張って書いております。ただ毎日大変なんです。ようやく皆さんの応援のおかげで石川ブログランキング2位まで上がってきました。本日もバナークリックで応援をお願いいたします。

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二部構成と言いながら、さらっとしか書けていないファッションネタ。それなりに店も忙しいのです。お許し下さい。売ってないと買ってくれない。ですから今日も2点ばかりネクタイを。


というのはクールビズは今日までです。ご存知ですか?明日から10月1日ですよ。絶対にネクタイして行って下さいね。

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秋の最初はトラディショナルなレジメンタルタイでどうでしょうか?すっきりと胸元が締まった感じがすると思います。こちらは黒ベースにネイビーのストライプ、赤のラインがポイント。そして。


valentino_navy_base.jpg


こちらは色違いでネイビーベース。色違いでもずいぶん雰囲気が違って見えると思います。色合いからいうとこちらの方がトラッドっぽいですかね?50代の方々ですと、学生から就職して最初に手を通したのが三つボタンの段返りにボタンダウンにレジメンタルタイだったりするわけです。懐かしくもあるようなネクタイが今戻ってきました。

VALENTINO ¥13,000-+税 ぞれぞれの画像をクリックして頂くと、ネクタイの詳細を記載したページにリンクされますし、下のバナーをクリックして頂くと、当店のYahooショッピング店に掲載してあるネクタイの一覧が出てきます。


yahooshopping.jpg


【リンク先に商品がない場合は完売しております。】

それではここから完走記。



・・・・・・・・・・・・・・・・白山白川郷ウルトラマラソン完走記(7)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


三方岩駐車場に到着。これで上りは終わりなはず。先ずはエイドにかけよった。石川ランナーズの美ジョガー加納さんが笑顔で迎えてくれた。写真を撮ってもいいですか?と言われて撮ってもらったが、本当はこっちが撮りたかった(笑)復路に入ってからなかなか固形物が入らなくなったのだが、ここで出されたうどんを口にするとするりと入った。これを食べておかないといけないと思い。小さいお椀だが3杯頂く。



彼女に撮ってもらった写真がこれ。手にはうどんの椀と割り箸が。
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本当は私が彼女の写真を撮りたかったくらいだ(笑)



膝に貼ってあったテープも外した。膝の具合は思ったよりも良く。というか悪くならず痛みも無かったのと、実は貼り方を失敗して突っ張ってしまうのであった。



今回ランナーの撮影のボランティアとして、チームの横山さんと山岸さんが、車に乗ってランナーと並走してくれている。私もこのレースの途中で何度か会うことがあった、いつもあのコーナーの先まででいいから車に乗せてくれないか?と思っていた(笑)この完走記に時々出てくるとても素敵な写真の方は横山氏が撮ってくれたものだ。



その2人とエイドで会い、途中で見失ったかねちゃんはちょっと前、石川ランナーズの松室さんは暫く前に出て行ったと聞いた。往路で預けてあった荷物を再度ゼッケンを見せてピックアップ。ここで、汗でずいぶん重たくなったTシャツを着替える。上の写真をご覧になって頂けばお分かりになる方はお分かりになるかと思うが、行きはランシャツの下にはワイン色の金沢マラソンPR隊のTシャツを着ていた。ここでチームのTシャツと着替えた。



ふとみるとまだかねちゃんは休んでいた。「プリン食べるか?」と言われたが遠慮させてもらった。ここにプリンを置いてあったのか?(笑)人によって好みは違うものだ。


かねちゃんは用意が出来たようなので、「先に行くわ」と言って走っていった。私は念のためにトイレに行ってから出ようと思ったが、もうトイレまでの数段の階段をまともには上れない脚になっていた。


ここで私はリュックに入れてあったコーラを飲むのだが、このウルトラのエイドにはかなりコーラが置いてあってコーラには不自由はしていなかった。

新しいTシャツのドライ感を感じ。私もスタート。



kudari_run.jpg



行きに通ったトンネルをくぐり、ここから待ちに待った下り。身体は痛くない。上りで使ってきた筋肉と違った筋肉を使って走るので痛みがないということは下りは飛ばせる。足を前に降ろしていくような感じで衝撃をできるだけ少なく走っていった。周りのランナーはあまり足が上がっていないように思えた。面白いようにスピードが出る。そして面白いように次から次に前を行くランナーの背中を捉えられるようになった。



下の方に、かねちゃんが見える。ピカチュウの被り物をしているから直ぐに分かる。当面は彼を目標に飛ばす。どんどんスピードが出るし、何よりも脚に痛みがない。痛みと言えば、何故か時計をしている左腕のまさに時計の上辺りが痛い。なぜこのような所が痛いのかは分からないが80キロを走れば、それなりに腕も振るので腕が痛くなってもおかしくはない。



次から次にランナーをかわし、途中エイドで給水をしているかねちゃんを見つけ。そしてそれに向かって走っていく。差はどんどん縮まって、横に並んだ。「下りは走れそうだからこのまま行く所まで行ってみる」と言葉をかけて更に進む。途中でエイドで一緒になるが、何故かこの辺りから今まであれだけエイドでも楽しく、時間を使っていたのにタイムを気にするようになる。



実はチーム金港堂のチームTシャツには私の似顔絵がプリントされている。私から見ると気持ち悪い。しかしこの似顔絵が入ったTシャツを何十人も着ているとなると、変な新興宗教じゃないか?と勘違いされてもおかしくないだろう(笑)



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途中のエイド、私のTシャツの似顔絵を見た、恐らく女子大生のボランティアスタッフが。「あ~~~その顔そっくり」それはそうだ。私はTシャツの上にランシャツを着ていたので、背中まで見せることはできなかったが、そこにちょうどかねちゃんがエイドに走りこんできたので、彼の背中のデザインも見せてあげた。かねちゃんのピカチュウの被りものは女性のボランティアにウケが良い(笑)流石、自称金沢の福山雅治似のランナー。



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このまま走りきればウルトラを走りきった気になるかな?という感じだ。70キロから80キロまでのラップは49分20秒。エイドの滞在時間を入れても50分。キロ5分を切っていた。


行きの一里野のエイドでも一緒であったピカチュウの着ぐるみのランナーもこの辺りで、抜くことができた。今思い出したが、行きのトイレの中で彼とあって素直にこう質問をしていた「着ぐるみって汗かくと大変じゃないですか?」と。やはり着ぐるみを着て100キロを走ろうとするようなランナーは普通とは違う「汗は徐々に出てくるから大丈夫」答えになっていない(笑)今そのランナーを抜くことができた。



下りがそろそろ終わろうか?という所のエイドで私の名前を呼ぶ人がいた。知り合いの2人だった。何でこんな所にいるの?とまぁ変な質問であったが、一緒に写真を撮ってもらい、本来であれば、少しは会話をしたい所であったが、タイムを意識しだしたので、先を急ぐ。



この辺りから下り坂ではなく、平らな所も出てきた。橋を渡る時に久しぶりに女性のランナーを見たが、「ナイスラン」と声を掛け左側から抜く。彼女も苦しい顔をしてはいたが「ファイト」と返してくれた。下りが続いたが、平地になってもまだ蹴って走れることを感ずる。いける!



石川県川のスーパー林道のゲートもくぐった。さぁあとわずか。残り10キロ地点のエイドで水を頂いた。エイドのボランティアの方に「あと10キロ」と言われ、そのまま「あと10キロかぁ」と応えると「もう90キロも走ってきたのだから。」と言われた。ただ90キロも走ってきたからこそあと10キロが辛い。



ここから一里野スキー場までにも、色んなランナーとすれ違う、まさにウルトラは「競争」ではなく「共走」。この時間にここを走っているのは同士である。僅かな上りでももう走れなくなるのに、その上りを走っていくランナーに「凄いですね」と声を掛ける。そのランナーは私のことを知っているようだった。とある走友会の方で、「今年も松任ロードレース出るの?」とまで聞かれた。



もう一人、最初のトイレ待ちからよく見たランナーともこの前後ですれ違う。なぜ記憶にあるかというと、背中に「RUN WIND&FIRE」と書いてあったから。まぁ「EARTH WIND &FIRE」をもじったものだと思うが。それともう一人「鶴来青年クラブ」と書いたピンク色のTシャツを着た若者。彼ともすれ違った時に「行きから時々会いますよね」と声をかけ、暫く会話をした後に、まだ少し頑張れた私が先に行かせてもらった。



さて、この完走記ももうわずか。最後のスパートに入ります。



続く。

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2014年9月29日

NINARICCHI【ニナリッチ】の小紋(花柄)シンプルタイ/白山白川郷ウルトラマラソン完走記(6)

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今日は色々とトラブルがあり、ブログの更新が遅くなりました。商品のトラブルからお客様にご迷惑をお掛けすることになったのですが、お客様もご理解を頂きお許しを頂きました。


お納めしようと思ってたベルトに異常があり、長さをカットできない状況であったのですが、商品の取り替えをお願いしました。当方の責任と申しますか、ちゃんと調べてなかったのがこのようなことになったのですが、お客様も受け入れてくれました。ご迷惑をお掛けしましたが、やるだけのこともやってご提案させて頂きましたので、ご理解も頂いたのだと思います。


何事にも一生懸命取り組まないと。


すみません。冒頭から余計な話しで。


商品が見えないと買ってくれない。当たり前のことですが、それで写真撮影は終わったのですが、まだアップできていないものもあります。これからも毎日頑張ってアップしていきます。


今日はシックなニナリッチのタイ。

シルバーグレーベースの落ち着いたタイ。フォーマルな席でも対応可能だと思います。

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そしてこちらは花がらともハート柄とも言えるようなネクタイですが、ベースのジャガードにはしっかりと茎のような織柄が見えます。


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それぞれ¥12,000+税 落ち着いた秋の装いに如何でしょうか。Yahooショッピング店にて販売しております。上記の画像を直接クリックして頂いても商品ページにリンクします。


yahooshopping.jpg


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それではここから完走記。



・・・・・・・・・・・・・・・・白山白川郷ウルトラマラソン完走記(6)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


折り返しての上り坂。ここからは辛抱。と言っても走り続けることはできない。いや周りが歩いているから、走らなくても良いかな?と思ってしまう。

ふと山の頂上を見ると遥か上方にこれから通るであろう道が見える。尾山師匠に帰りは絶対に上を見ないこと。と言われたがまさに上を見て失敗だと思った(笑)直ぐに目線を下に向けて再度走り、いや歩き出した。

ここで下りから時々抜いたり抜かれたりする先輩ランナーと一緒になる。迷彩のシャツに赤のロングストッキング。なかなかお洒落である。下りの時からペースが一定しないランナーだが早く走る時はむちゃくちゃ早い。

ひょんな事で会話をすることになる。走力もほぼ同じなので、一緒に走ったり歩いたり。何となく見たことがある人だと思っていたら。レースの4日前に我々がトラック10キロを4分半で刻む練習をしていた時にずっと一緒について来ていた人だった。本当に偶然。お話をお聞きするとジュピターの方で、それからは暫くはこの方と一緒に走ることになる。年齢をお聞きすると64歳(確かそうお話をされていた)近々のフルの記録は確か3時間28分だと言われてたように思う。かなり速い。

ただ脚は速いが話は長い。永遠とお話をされる。こっちが入るとこの方も走る。抜きつ抜かれつも一緒になった。

歩いているから、色んなランナーと話ができる。昨年この100キロを走ったというランナーの話も聞けた。昨年も復路は歩き通しだったらしい。ただこの時点で昨年のタイムよりも早いので、ゴールは13時間くらいですかね。ということであった。

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タイムは50キロの地点で5時間52分



丁度この坂を上っている60キロ地点で7時間12分であった。予定では行きが6時間帰りは7時間の13時間を想定していたので、ほぼそんな感じ。この上りを行きよりも1時間余分に見ているので、例え歩いたとして、トラブル無く走れれば13時間くらいは確保できると考えていた。4時スタートで13時間だと夕方5時。まだ明るいうちにゴールはできる。



相変わらず先輩ランナーと一緒になる。何となくペースが乱されるような感じがして、早く離れたいと思うが、離れようとすると話しかけられる(笑)しかしずっと歩き続けている。このまま歩いてたどり着いたとしても完走と言えるか。ウルトラを走ったと言えるか?という気になってきた。脚は大丈夫である。じゃあ走れと言われそうだが周りも歩いている。いや走っている人もいるが、早歩きでもそんなに変わらないのではないか?というペース。恐らく300メートル程走ってようやく10メートル離されるか?という程度のスピード。これだったら早く歩いた方がいいのじゃないかと判断しても当たり前。

二年前の珠洲のウルトラマラソンの時は身体中が痛く、ボロボロになってゴールしたからこそ感動もあった。このまま楽にゴールして果たして感動があるのか?と思い。走ることにした。ただ走り続けることはできないので、400歩走って100歩歩く戦略をとった。400歩以上あるくと心拍数が上がりきつくなるので、きつくなる前に歩く。これを繰り返す。勿論400歩といっても400行く前にきつくなって歩く箇所もあるが、それはまた心拍数が落ち着いてきてから400歩走るという方法に切り替えた。



これで先輩ランナーとも離れていった。

この辺りで今回の私のミッションが始まる。50キロ走ってくる知り合いのランナーをすれ違いで見つけた時はツーショットを撮るというミッション。



最初に見えたランナーを見て驚いた。


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本当に頑張りやさんのランナー。フルマラソンを1度走り、その次のレースがフルではなく50キロのウルトラ。このレースに出るために早朝4時から夕霧峠(金沢から富山の県境標高845メートル)を何度上ったか。流石に練習は嘘はつかない。小さくて軽い身体でチーム内トップで走ってくるとは。結果は50キロ女子で8位だったとのこと。本当におめでとう。


次に現れたランナー。中村氏。申し訳ない。私と撮ろうと思ったが逆にカメラを向けられて撮られてしまった。それでタイミングを逸してしまった。申し訳ない(笑)


そして次に現れたのが山田麺。

50yamada.jpg


麺工房山田を営む彼。アダ名は「山田麺」そのままだが(笑)何故か変顔をする。3枚程撮ったがこれが一番なかでもまとも(笑)

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62.5キロ通過。残り38.5キロかと思ったら安心した。ウルトラ走ると距離感がおかしくなる。練習で今から38キロ走れと言われるとぞっとするし、フルマラソンの練習でも38キロも走ることはないのに。あと僅かと思うのが面白い。

それからもツーショットは続く。

ishino.jpg


金沢市のPTA会長もやったことがある男であるが、マラソンをやるとは思わなかった。


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チームムラピーのメンバーも。しかし何でこんな帽子被っているのだ?

その後も知り合いのランナーとすれ違いお互いにエールを交わしたり、急に「宮谷さん」と呼ばれたり色々したがもう少しで頂上。


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すすきも見え、まさに秋の白山を楽しむ最高の天気の日にウルトラを走れる喜びを感ずる。遥か眼下に今通って来た白川郷が見える。

下りのあの賑やかなエイドに再度たどり着く「チームムラピー」のエイドだ。また大きな声が聞こえてくるので、もうすぐエイドであることが分かる。歩いてたどり着くとカッコ悪いので、ちょっと前から走ってみた。走ってエイドに着いたので、意外と元気な私の姿に驚いたらしい(笑)水を頂き、気温がスタート時点とは違ってかなり上がってきたので、柄杓で水をすくって頭からかけてもらう。自分でかける場合は遠慮もすのであろうが、思いっきり首元にかけられた。まるでプールの滑り台を滑ってきて、そのままざぶ~んとプールの中に放り込まれたような感じである。一瞬息ができなかった。もう一回いきますか?と言われて丁寧に遠慮させて頂いた。

70_ultra.jpg


何故かこの辺りではこの距離表示ばかりを写真に収めていた。早く帰りたいのであろう(笑)あと30キロ。上りきったら30キロ切っているのだ。

上りはエイドが遠い。エイドまで500メートルの距離表示を見てもなかなかエイドが来ない。ここまで来るとエイドであったランナーは同士である。頂上まで2キロ程に迫ったエイドで残りの距離を聞き。「2キロなら平地なら8分でいけるのになぁ。」と呟くと隣のランナーも同調してくれた、エイドのスタッフの方は8分って私だったら自転車ですね。と笑って応えてくれた。


少しフラットになり、向こうに三方岩駐車場が見えてきた。ようやく上りきったか?。後は下るだけだ。


続く


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2014年9月28日

EMPORIO ARMANI【エムポリオアルマーニ】のルームシューズ/白山白川郷ウルトラマラソン完走記(5)

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御嶽山の噴火はショックですね。概ねこのような災害は時間を経る毎に被害者が増えてくるもので、今も報道を見るとかなりの方がなくなっている可能性があるとのこと。この土日に私の友人なども山に出かけていますが、まさか噴火するとは微塵も思わなかったでしょう。より沢山の方が無事下山されることを祈っております。



さて、本日も二部構成なのですが、これを一部に入れてよいか?まぁ毎週のことなのでお送りします。


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本日も百万石ロードレースの練習で、辰巳の奥まで上り坂を駆け上がる練習。12キロを走りました。行きは全力。4分半を切るくらいのペースで走りましたが、上りきった所で息切れ。昨年はハーフを1時間28分を切って走っていたので、平均ラップが4分9秒。今年は絶対に無理そう(笑)しかし諦めずに頑張ります。

さて、さて、ランニングのシューズは販売しておりませんが、いや時々販売した方が良いのではないか?と言われることがありますが、足に履くものは販売しております。


高級ルームシューズ。ようはスリッパなのですが。


エムポリオアルマーニルームシューズ


高級感ある落ち着いたグレーのスリッパです。でもただのスリッパとは違う。


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この毛足。暖かいと思います。


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シューズの裏側をどれだけの人が見るか分かりませんが(笑)裏にはエンボス加工でEMPORIO ARMANIの文字が。


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同素材でキャリングケース(巾着)も付いております。ギフトにもピッタリですが、ご自宅で使われてもいいですし、機内や電車の中でくつろがれる為に持たれてもいいかと思います。


高級スリッパ如何でしょうか。ライセンス生産で日本で作っております。高級といっても割りとお買い求め頂きやすい金額です。¥4,900+税。お買い求めはYahooショッピング店でどうぞ。Tポイントも付いてきます。


yahooshopping.jpg


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それではここから完走記。



・・・・・・・・・・・・・・・・白山白川郷ウルトラマラソン完走記(5)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



そろそろ完走記も完走したいです。



さて、下り。かねちゃんと一緒に下り始めます。今まで上ってきたから下りは軽いガンガン行けます。ある程度走力の似通った2人ですし、下りは心肺を駆使することもないので、話しながら走ります。これまでエイドではしっかり食べて、しっかり飲んでを繰り返してきました。朝は寒くて身体が冷えたので、トイレに2回行きましたが、それ以降は問題なく走ってはいるのですが、軽量化作戦(大)の方がうまくいっていないので、ガスが溜まり初めて、接地する度にプ・プ・プと後方から音がする。一緒に走っていたのに失礼。



下り始めて最初のエイド。昨年は三方岩駐車場で用意されていたと聞いていた、ホットドッグがあった。小さいホットドッグであったが、それを何等分かにしてあったのを二切れ頂いた。かねちゃんとマスタードが攣り防止にいいとか聞いていたので、マスタード多めのものをとって食べたが、固形物はこれからはほぼ入らなくなってくる。コーンスープも本当に美味しかった。

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快調に飛ばし。フルマラソンの42.195キロ地点で、写真を撮ろうとしたがお互いに記念撮影をすることに。

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カーブを曲がり直線で100キロのトップのランナーが上ってくる。当たり前だが「走っている」(笑)いやこんな坂走れるのねと正直思った。トップが通るということは恐らく2位辺りで、昨年の50キロ2位の廣瀬さん(チーム所属)が走ってくるだろう?と思い、写真を撮ろうとiPhoneを持ったまま走るが、下りをスピード上げて走っているものだから、iPhoneが飛んでいかないかと心配になりウエストポーチにしまい。ほぼ5分くらい経った時に上ってきた。慌ててiPhoneをウエストポーチから取り出したが。

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背中しか撮れなかった。トップとの差を告げてエールを送り、またかねちゃんと一緒に走り出す。暫くすると、下の方から賑やかな声が聞こえる。カーブを曲がって直ぐにエイドがあるのが分かった。そこには、私が一応コーチとして?お世話になっているアミノバリューランニングクラブのメンバーのチームムラピーがエイドをやっていた。やはりランナーのエイド。応援の仕方も分かっている?と思いきや。

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なぜか写真撮りましょうか?とも言われず、エイドのメンバーを被写体にした自画撮りをすることになる。「おいもっと気を使え」

その前後だと思う。師と仰ぐ尾山さんが、走ってくる。結構辛そうだし、辛いとも言っているが、この急坂を走っているのだからそれは辛いであろう。まるで他人ごとのように言っているが、折り返したら自分もこの坂を上ってこないといけない。昨年は帰りの上りは全部歩いたと走る前に聞いていたので、今回はかなり頑張っているのだと思う。という他人の評価をする前にお前が頑張れ!ということなのだが。


更に下り、岐阜県川の白山スーパー林道の出口のゲートを通過した。上のエイドで下には飛騨牛乳がありますよ。と聞いていたので楽しみにして降りてきたのだが。チョイスしたのはコーヒー牛乳。これもチームのTERAMOTO氏の完走記にコーヒー牛乳飲んだら復活したみたいなことが書いてあったので、良いことは直ぐに取り入れる。

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ピンボケで申し訳ない。ここは少し長居をして、たいして尿意もないが、かねちゃんがトレイに入ったのを見て、入れ違いに私も入った。トイレに行くことを告げずに入ったので、彼は私が先に出たと思い、出てしまったのであろう。彼の姿が見えなかったので、私もエイドを出た。

ここからは一人旅。とにかくなが~くそしてきゅ~~~な下りを駆け下りる。下りはもともと得意ではないが、そんなに足にダメージがくるような下りではなかった。そっと足を前に置きピッチで駆け下りる。


ようやく下りが終わった辺りに大きなエイドがある。ここでは飛騨牛の鍋が振る舞われていた。バーベキューで飛騨牛を焼き、それを鍋で頂くのだが、全て食べる気がしない。

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食べれなくあまったら捨ててもいいですよ。と言われて、頂くが、肉を一切れやっと食べてもう受付なくなった。今この写真を改めて見ると、今なら何杯でもいけそうだが(笑)この時初めてパイプ椅子に座った。前を見ると着ぐるみを来たランナーが大汗で意識朦朧な感じ。持ってたスマホを落としかけて、今にも椅子から落ちそうな感じ。大丈夫なのか?自分も食べ物を受付なくなったのに不安を感じ、エイドから出ようとした際に凄いスピードでエイドの水を飲み去っていく2人のランナー。50キロのトップだった。トップ争いをしているのであろう。ここからは林道を抜け、世界遺産の白川郷だ。

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白川郷の合掌造り集落を抜けると多くの観光客が景観を楽しんでいた。その間をまだ軽快に走る。応援してくれる人もいる。

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こんな所で写真を撮ってていいのか?もう少し真剣に走っている姿を見せなくてはいけないのか?と思いながら、観光客の間を縫うように走る。合掌造り集落の間にもエイドがあり、補給して噂に聞いていた最後の上りに入る。見晴台までの急な上り坂。観光客が降りてくるのを歩きながら上っていくが、なんだかかっこ悪い。しかしこの坂は走れない。頂上のエイドから「頑張れ~」という声援も聞こえる。最後の方だけ走ってエイドに入り水を頂き、あとどれくらい上るか?と聞くと。「もう少し」と言われる。ウルトラでのもう少しはもう少しではないということは知っている(笑)そこそこ長い上りを上りようやく下り。一般道路を横断するような地点に入るが、50キロのゴールはこの辺りのようである。50キロと100キロはこの道路で行き先が変わるような感じだ。誘導員に案内をされ、道路を横断し先に進む。

100キロの半分50キロの印をこの辺りで確認したはずだ。50キロを選択しておけば、ここで終わりだったのに。と少し後悔というよりは、何故か50キロを走っているランナーに腹立たしい思いを感じた。馬鹿である。勝手に100キロを選んでおきながら(笑)カーブを曲がろうとしたところで民家の軒先で小さい子どもたちとその家族が応援してくれている。その家族にあえて近寄っていき、ハイタッチをして、先に進む。このような触れ合いも、マラソン、そしてウルトラの楽しみだと思う。



暫く進んで視界が広がったと思ったら、先ほど飛騨牛の鍋を頂いたエイドに到着。さて、半分は遠に過ぎた。ここからの上りを上りきったらこのレースも終わったものだ。と思ったのであった。



続く。


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2014年9月24日

MEN'S CLUB60週年記念号/白山白川郷ウルトラマラソン完走記(2)

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今日は出張でした。リバティープリントの仕入れなど。その辺りはまた生地ページにアップさせて頂くことにして、帰りに書店により久しぶりに手にしたファッション雑誌。


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私はほとんどと言うか、あまりファッション雑誌を購入しません。と言うのは本当の情報はやはり仕入先から仕入れることが多く、ファッション雑誌はメーカーとのタイアップが多く、最近ちょっとおもしろくないから。ただ久しぶりにパラパラとめくったこの雑誌は面白そうなので購入しました。


MEN'S CLUBと言えば、昔から「メンクラ」と言われファッション雑誌の草分け的な存在。私がアパレル関係の職業についたときは、このメンクラとPOPEYEを読んで勉強しました。メンクラはもともとがアイビーやトラッドを主体としたファッション雑誌。

最近はイタリア物をメインにするファッション雑誌がほとんどですが、ベースをトラッドに置いておくと、基本に戻りやすい、そして基本から巾を広げられるということがあります。

記念号ということで、僅かなページですが、寄稿しているのが、ビームス社長の設楽氏、シップスの鈴木氏、ユナイテッドアローズの栗野氏と重松氏、そしてミュージシャンの松任谷正隆氏。全ての方が私よりも年齢は上ですが、ベースがトラッドだと話しておられる。まさにその通りだと思います。もしよろしければお買い求められたら如何でしょうか。珍しく雑誌のご紹介です。


マラソンに興味がない方は大変恐縮ですが、ここでブログランキングクリックお願いできませんでしょうか。以下ウルトラマラソン完走記に入ります。



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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下完走記に入ります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




白山白川郷ウルトラマラソン完走記(2)


レースが終わった翌日ゆっくりと温泉にでも入り、疲れた身体を癒やそうとジムに行った。決して完走したドヤ顔を見せに行ったわけでもないのに、ジムの皆さんが完走をFacebookやブログで知っていたのか、前日のコースやレースの展開を聞きに私の傍に近づいて来られる。これはこのレースに興味があり、実際自分も走ってみたいと思われているのだと話が終わって気づいた。



詳細はこのブログに。確認して頂ければと思うが、初めてウルトラマラソンに挑むのにこのコースを選ぶのはどうか?と思うが、一度でもウルトラマラソンを走られた方は、決して走れないコースではない。ということを完走記で書きたいと思う。と言うのは一昨年珠洲のウルトラマラソンを走った時のタイムと今回のタイムは20分も離れていないからだ。



さて、レースの前日。といきたいところだが、その前日。レースの前々日はやはりジムのお風呂だけ入りに行った。カウンターで受付を済まし、階段を下りていくと、そこにはM岸女史が。彼女にはウルトラマラソンを走ることを決めた時に岩本能史コーチの「100kmマラソンは誰でも快走できる」という著書をお借りしていた。今までは小出義雄監督の著書「30キロ過ぎて一番速く走るマラソン」を愛読していたが、ここで読む本も方向転換。

走り終えたので、早くお返ししないと。そこにはもし故障等でウルトラの練習が満足にできずに、スタートを迎えるようになった場合。というようなくだりがあった。確か3~4日で分割して100キロを走れというような内容であったと思う。

これは時間的に言っても無理であることが分かった。「快走」を約束してくれる著書に書いてあることも守れないので、正直タイムは考えずに何とか制限時間内にゴールすることだけを考えるようになる。



ようやくレース前日。本来であれば、前日エントリーで受付会場の白嶺小中学校に行かなくてはいけなかったのだが、前日も仕事であったために私の師匠O山さんにゼッケンの引換証を渡し、当日受け取ることにした。私と同じ年齢でありながら、サブスリーランナー。10年以上も前私が走る前から先ずは当店のお客様としてお付き合いを頂いたのだが、もともとは決してスリムな体型でなかったことは、洋服屋である私しか知らぬことかも知れない。ここで書いてしまったが。


明日100キロを走ると言っても仕事があり。本来であれば20時まで仕事はあるのだが、本番当日は午前2時前に自宅を出ることを考え、午前1時に起床するとして、8時に就寝しても5時間。これくらいは必要だと思い、ちょっと早めの19時過ぎに店を出させてもらう。事前準備はしていたものの、食事をし、風呂に入り、最終の点検をし、テーピングを施すとやはり就寝は21時となった。



私は偏平足でフルマラソンを走ると、後半足裏のアーチが落ちて、痛みがはしり本当に走れなくなる。珠洲のウルトラマラソンの時は72キロ地点での学生のボランティアに、マッサージを受け、無理やりアーチを起こしてもらって何とか完走した経験がある。今回一緒に走るI立君にそのことを話すとアーチを上げるテーピングをしているとのこと。その方法を教えてもらい、今回そのテーピングが役立ったようだ。またいつも心配をしてくれる、チームのT尾さんから、膝用のテーピングを頂き、それも行った。あと一つ本番前の準備として、護王神社で頂いてきた「足の御守」をランパンに安全ピンで装着した。以前に野口みずき選手がランパンに御守を縫いつけているのを見て、これを真似しただけなのだが、この行為が当日悲劇を生むことになろうとは知るすべもなかった。



御守




ふと時計を見ると20時50分。早く寝ないとと思い。早々にベッドの中に入る。当然寝付けやしない。寝ているのか起きているのか分からない状況の中一度だけ目が覚めたものの、iPhoneで設定した午前1時のアラームとともに目が覚めた。

寝れている。大丈夫と自分に言い聞かせてベッドから出て階下のリビングへ。とにかく食事だ。前日20時前に食事をし、5時間後の午前1時に食事が出来るか?前日に残しておいてと頼んだ中華スープをレンジで温め、そして前日に購入していたおにぎりを口に頬張る。食べることができる。良かった。もしここで食べられなければ、前半からエネルギー切れを起こす可能性もあったので、食事を摂れることで少し安心をした。そしてこれもコンビニで購入してあった、小さなアンパンが5つくらい入っている袋から一つを取り出し、それをポカリスエットとともに胃の中に流し込む。これだけ食べられば大丈夫。直ぐにでも走れるようにとランパン、Tシャツランシャツ、そしてゲーターとソックスを着用し、忘れ物がないようチェックをし、最後の準備トイレに入り減量化作戦。いわゆる(大)である。



ところが出ない。当たり前か。私は便通は良い方なのだが、流石に夜中の2時前に腸が私の指示に従ってくれるほどあまくはない。そういえば一昨年の珠洲ウルトラの時も一日重たいものを腸に持ったまま走ったのをこの時思い出す。白山の簡易トイレに置いてくるか。と思い自宅を出る用意を進める。



1時50分に一緒に行くT尾女史の所に迎えに行く予定だったが、作戦の失敗により少し遅れることをDMし、自宅の鍵をかけて愛車に乗り込む。前日ナビに白嶺小中学校を登録しておいたから間違いなくスタート1時間前には到着するはずだ。



T尾女史は今年は応援で来てくれるのだが、来年はこの白山白川郷ウルトラマラソン50キロに挑戦する為の、イメトレも兼ねての応援ということ。彼女の応援はとにかく元気が良いというかうるさい。まぁ静かな応援などあり得ないので、これはこれで有難いが、ちんたら走っていると遅いと怒ることもある。



その女史をピックアップして会場に向かうが、私のレースに向かっている車の中、しかも夜中の1時過ぎにも関わらず、とにかく彼女はしゃべり続ける。まるで歌を歌っているかのようにしゃべり続け、途中息継ぎがあり、そしてまたしゃべり続けるという感じ。車中の話題は前日に出たマラソン教室の話しであった。



ランナーには二通りあるのではないかと思う。一つは、スタート直前までそのレースに集中をし、誰もが近づけないほどのオーラを発しながら挑む人。もう一つはとにかくリラックスをして臨みたい人。私は後者の方なので、レースのことを忘れさせてくれる女史のトークが逆に嬉しかったりもする。

ということで、暗がりの中、車をとばしてきたが、少しずつテールランプが連なってくるようになり、会場に近づいてきていることを感じさせる。

誘導灯の指示に従い、大きな駐車場に車を入れる。次から次に車が入ってくるが、50キロのランナーとはスタート時間が違うので、今入ってくるのは全てが100キロのランナー。自分も含めて100キロを走るということは、普通の人には考えにくいこと、いわゆるマラソンをするランナーの中でも変態と呼ばれるような人だと思うし、自分のことは置いておいてまぁよくこれだけの人が集まるわ。と感心しながらスタート会場に向かうバスに乗り込む。

まだ座席に余裕はあるもののバスは駐車場から出発する、数百メートルくらい進んだであろうか、手荷物を見てみるとウエストポーチが無いことに気がつく、まだ駐車場内。慌ててバスのドライバーに「すみません忘れ物をしました。」と声を掛けてバスから下ろしてもらった。T尾女史と一緒にバスを降り再び車のもとへ。実はレースで一番大切なウエストポーチを忘れないようにと車に乗り込む前から腰に巻いており、それが逆に運転の邪魔になった為に、車に乗り込んだ時点で外し、ドアのサイドポケットに入れておいた為にそれを取らずに出てしまったみたいであった。忘れまいと思って大事をとり逆に忘れる。私にはよくあることだ。

一本遅れてバスに乗り込んだが、そのおかげで、今回初めてウルトラに挑戦するK村氏と一緒になった。奥さんは金沢の女子マラソン会では有名で、頻繁に入賞を重ねる方。ご主人と言えば、走っているのは勿論しっているが「夜」のイメージが強い(失礼)しかし直前水曜日の練習会でも私は禁酒に入っていたのに、飲みに行っているとのこと。私はちょっと100キロは難しくないか?と思っていたのだが、その予想を覆す見事なタイムでK氏はゴールすることになる。

さて、会場入りだ。



ultrastart.jpg




O山師匠からゼッケンを受け取らなくてはいけないところであるが、まだ会場には着いてない様子だったので、振る舞いの味噌汁を頂いて、その後長蛇の列ではあったが、トイレに並ぶ。トイレの列に今回100キロの準優勝を飾ったH瀬氏も一緒であった、談笑をし順番が来たトイレであったが、どうやら腸の方は動いてくれずに、ここでも小さい方をするのみに終わった。

このスタート前に以前にもブログにリンクを貼ったYouTubeのPJOチャンネルの皆さんと会って一方的に声を掛ける。その時点でも動画撮影中であったが、少しでもその中に映ろうとアピールしたのは言うまでもない(笑)





masamin_oen.jpg



時間も30分前となり、O山師匠にゼッケンとタイム記録用のチップを貰い、T尾女史そしてK村奥様に手伝ってもらい。ランシャツにゼッケン。シューズにチップを付けるが、緊張し手が震えうまくチップが付かない。何とかゼッケンを付けてもらったランシャツを着用し、シューズを履いて一緒にスタートする、I立さん、そしてピカチューの被りものをしたK子(男性姓)さん、応援のT尾さんとと一緒にスタート地点に向かう。スタート地点に向かう途中でもドリンクや、飴、軽食を振る舞ってくれるテントがあり、水を頂き足を進める。スタートゲートに向かうまでに皆バラバラになったが、何とかI立さんを見つけて一緒にスタート前のセレモニーを眺め、このウルトラマラソンを運営する、Wellnessの代表。24時間テレビの100キロマラソンの伴走者でも有名な坂本さんの声を聞きながら、長い長い旅路への号砲を待つ。




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スタート直前。もう一度ランパンの紐を締めなおそうと、手をランパンの中に入れるが、紐がない。恐る恐る手を後ろに回すと。


やってしまった。紐が後ろに。まさかのランパン逆さま?昨年のいびがわマラソンの時に慌ててランシャツの前後を逆に着てまるで飛脚のような姿で42.195キロを走ったが、今回はランパン逆さま事件か?通常ならば紐の位置を確認してランパンを履くのだが、ランパンを履く前に事前に付けた御守をランパンの前側に付けたと思い、紐の位置を確認することなく、御守りの位置を見て履いてしまったのがそもそもの失敗。横にいたI立君にそのことを話すとネタができましたね。と一言。いやネタならいいがこのまま100キロは走れまい。さてどうするか思案していた所。スタートのカウントダウンが始まった。



startcyokuzen.jpg



続く。


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2014年9月23日

二部構成 (1)迷彩柄のルームシューズ(2)白山白川郷ウルトラマラソン完走記(1)序章

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昨日のブログで、ウルトラマラソンのことを書かなかったら、早く完走記をというお声も頂きました。しかしながら、マラソンをしていない人には全く興味のないことでございまして、ファッションだけを求めてらっしゃるお客様もいらっしゃいますし、本日から二部構成でお送りしたいと思います(笑)


迷彩柄、カモフラージュ柄、カモフラ柄などと言いますが、最近はこれもトレンドではなくて、ファッショアイテムとして定着したと言ってもいいほどかと思います。このことはこのブログにも以前書きましたが、シャツ生地のデザインまでこのカモフラ柄があるくらいですから。




そこでシャツ生地に次に何が出てきたか。これです。




kamofura_rs1.jpg



カモフラ柄のルームシューズです。これからの季節足元が冷たくなります、部屋履きもお洒落に。



kamofura_rs2.jpg

価格¥3,500+税になります。当店のYahooショッピング店にて販売しておりますし、更に詳細の画像をアップしておりますので、そちらを是非ご覧ください。

yahooshopping.jpg



【リンク先に商品がない場合は完売しております。】


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・・・・・・・・・・・・・・・・ここからはウルトラマラソン完走記に入ります・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




白山白川郷ウルトラマラソン完走記(1)序章


今私はレジェンドと呼ばれている。レジェンド「伝説」。もともとスキージャンプの日本代表葛西選手の愛称だが、私の場合は都市型マラソン18回連続落選という不名誉な記録からその名をチームのメンバーに付けられてしまった。




その汚名?を晴らそうと、いや私のことを可哀想だと思ってくれたチームのメンバーの1人が、東京マラソンプレミアム会員https://onetokyo.org/static/index/pageid/member(年会費4,320円)を払った5名を集めて、プレミアム会員だけの先行エントリーをグループとしてエントリーし、私の記録更新を阻止しようと計画を練ってくれた。


それは必死で、白山比咩神社で絵馬を書いてくれたり、長野の善光寺で同様に絵馬を書いてくれたり、私も京都の護王神社(足腰の守護神)で絵馬を書いたりし、もう当確当たり前という準備をし練習をしはじめた。



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勿論当選するつもりで練習を始める。6月10日アップダウンのあるコース20.262 kmを1時間32分18秒で走りキロ4分33秒ペース。なかなか良い走りができた。翌週6月17日19.880 kmを1時間28分49秒でキロ4分28秒ペース。スピード持久力が付いてきた。こんな練習を続ければフルだって速く走れると思って練習に励んだ。


そして当落発表の日。結果は「このたびは東京マラソン2015の先行エントリーにお申込みいただき、誠にありがとうございました。定員を超えるお申込みがあり、厳正なる抽選の結果、誠に残念ながら今回はご意向に沿えない結果となりました。」と今まで東京マラソンでは7回見続けてきた落選のお知らせ。チームのメンバーに本当に申し訳ない。


このグループエントリーでチームより5名集め、後からグループエントリーに加わりたいと言ってきた1名は単独でのエントリーになりこれが見事当選。初フルマラソンを東京マラソンというオチ付きなわけだが。これは2007年。今から7年前に東京マラソンを初フルマラソンにしようと思って、エントリーした私の夢でもあるがそれを、簡単に成し遂げてしまった強運のメンバーとなった。


これで11月開催の「いびがわマラソン」のエントリーは頭に無かったので、神戸、大阪とも落選をし、秋のフルマラソンは走る予定がなくなった。そんな7月7日の七夕の日。お星様を眺めるわけでもなく、パソコンの画面を眺め何を思ったか、エントリー料金18,927円もする白山白川郷ウルトラマラソンのエントリーをポッチッたわけである。


エントリーした日の前後に若干の左膝の痛みを感じつつも、治療院に行き針を打ってもらい、全く痛みを感じなくなったことからエントリーした二日後の7月9日に、白山スーパー林道を往復走る練習として、坂道でのトレーニングを開始。大桑のヤマダ電機裏の650メートルの坂(内約100mは平らな道)4本ダッシュで上ったのだが、この練習が致命傷となったのは後で知ることになる。




坂道トレーニングの翌日からまた左膝に痛みを感ずるようになった。ジムのトレッドミルに乗るものの着地に痛みがあるので、トレッドミルと自転車トレーニングを並行するようになった。その翌週の朝練。辰巳ダムの方に上るが、下り坂は痛みが膝に走り早く走れない。痛みを我慢しながら、仲間と12.7キロを走るがこれが治療に入る最後のロング走となった。




613asaren.jpg



その後は痛みが出ない程度にほんの数キロのトレッドミルと、自転車、そして体幹トレーニングと走る以外でのトレーニングを積んでいった。結局7月の走行距離は82キロに終わる。


痛みがとれれば出走しようと思っていた、7月27日福井で開催の「南越前町花はす早朝マラソン」はマラソンを初めて最初の「DNS」(Do Not Start)となり早朝2時に仲間と一緒に福井に向かい。応援だけをして帰ってきたという虚しい経験。ただ応援も気楽で楽しかった。




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9月にウルトラマラソンを走のであれば、8月もそこそこ走りこむ必要があるが、実際走り出せるのがいつか分からない状況の中、7月の走行距離が100キロもいかない状態。それで9月に1日で100キロを走るレースに出れるのか?とにかく不安だけを抱えての7月の練習を終える。


8月に入り。走らないと決めて我慢に我慢を重ねた10日頃。ちょっと走ってみたが痛みはない。ならばそろそろと思い。数日更に我慢をし定休日の11日月曜日。市営陸上競技場にて5キロ程走ってみた。トラックならば安全だろうと思ったのもある。痛みもなく走れた。完治したかな?と思い翌々日の13日水曜日。海までの19.5キロをゆっくりとしたペースで走ってみる。痛みはない。さぁここから練習だ。27日間ほぼ走らず我慢してようやくここまで来たのである。




翌日平日であったがチームのメンバーのお誘いもあり、大乗寺丘陵公園から白山さん往復25.5キロを走ったが、脚力は本当に落ちていて、最後はヘロヘロ。こんな状態で100キロ走れるのか?25キロなんてウルトラだったらまだ序盤じゃないか。とにかく不安ばかりが頭をよぎる。



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そしてその後、レース感を取り戻す為にとエントリーをしていた、「たいらクロスカントリー大会」5キロ。これは短い距離だし大丈夫。入賞も狙って走り、復活の狼煙を上げようと思った大会であったが結果は惨敗。

年代別9位。5キロなのに途中で歩きまで入るという結果に終わってしまっ。


2014taira10.jpg




【すみません。まだウルトラマラソンのスタートに立てませんが、一気にスタート近くまで書いてしまいます。】




脚が治れば練習あるのみ。ただ練習計画を立てるが、ロングを走るには休みを使わないといけない。その定休日に出張が重なりなかなか休めない。ようやく一日何とかなったが8月27日の水曜日。既にウルトラマラソンまで一月を切った所での50キロ走となった。


練習でも残り1キロが走れず、自動販売機でコーラを買ってそれを飲み干してから何とか辿り着くという状態。あと一月で何とかなるものだろうか。



201450.jpg



勿論50キロを1度走ったくらいで、標高差約1,230m、累積標高差は約2,530mのウルトラマラソンを攻略できるとは思っていない。しかし疲れを残さずに本番に挑むには時間は限られている。そしてこの50キロ走を入れても8月の月間走行距離は187.350キロにしか到達していない。一月かけてこれだけの距離しか走っていない人間が一日で100キロを走破できるほどマラソンはあまくはない。




翌週の9月3日も出張であった、何とか大阪からとんぼ返りで夕方の市営陸上競技場に入り10キロを走り。翌週の9月10日本番の11日前に夕霧峠までの坂道44キロを走り切った。ウルトラを考えると11日前のロング走は本当にギリギリの所だったと思う。以上を本番前の練習とした。


2014flag.jpg



ここからは調整。日曜日のチームの朝練で12キロ走ったものの、徐々に距離を落としながら疲れをとっていく。ただ52歳の私がどれだけ回復できているか。それだけが心配であった。ただこの44キロを走らずに本番を向けるような冒険もできなかったので、これは結果として良かったものと思っている。

さて、本番前日、いよいよ次回でスタート地点に立てるか。

続く。


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2012年10月29日

完走記念セール継続中 カンティーニストールアップしました。 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その8完結編)

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「お前いい加減にせいよ!」と思われている方も多いと思います。マラソンには興味はないわ。商品を書けと仰る方も少なくないでしょう。今日は商品ネタもしっかり、その後に【能登半島すずウルトラマラソン完走記(その8完結編)】をお送りさせて頂きたいと思います。是非長くなりますがお付き合いを頂ければと思います。


今店頭で一番動いている商品。薄手のストールなんです。今日はCantiniのストールを。

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ペイズリー柄のブルーのストールです。下のタートルはジョンスメドレー。

ジョンスメドレーに関してはこちらを御覧下さい。

http://www.kinkodo.jp/blog/2012/10/06.html

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アップして撮るとこんな感じ。


ストールの結び方には色々ありますが、上の二枚はぐるぐる2回巻き。私は上のような感じで巻きます。さらっと回してジャケットやコートの下に這わせても良いとも思います。こんな感じで。

2012cantini_stole_p3.jpg

ストールをもっと拡大して撮ってみました。

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所謂ペーズリー柄なのですが、色の使い方が本当に繊細でプリントも細かい。

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淡いブルーベースにパープルがアクセントになっていますね。

2012cantini_stole_p6.jpg

素材は今流行のModal(モダール)を50%含んでいます。モダールとはパルブを原料として生産さる100%天然のセルローズ繊維のことで、扱い方や洗濯が簡単なで、まさにシルクのような肌触りなのです。触った感じはシルクよりも柔らかいかも知れません。首への当たりも優しいですしお勧めです。

フェラガモやラルフローレンのOEMも手がけるフィレンツェのCantini(カンティーニ)の商品を是非この秋ゲットして下さい。

 ■ ブランド   Cantini カンティーニ 
 ■ 生産国   イタリア
 ■ 素材   ウール50%モダール50%
 ■ プライス    13,650円 30%OFF→9,555円    
 ■ カラー   ブルー
 ■ サイズ   横57センチ長さ180センチ

おかげさまで完売しました。


さて、商品のこともしっかり書きました。もしマラソンに全く興味がない方はこちらで「さようなら」ということになりますが、その前に再度ブログランキングのバナーだけクリックを頂ければ幸いです。
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さてお待たせしました最終となります。第8話完結編。お送りします。

【能登半島すずウルトラマラソン完走記(その8完結編)】

100キロの旅も残り2キロとなりました。98キロよく身体がもってくれた。色んな気持ちが身体全体から出てきていたかも知れません。走りも変だったでしょうし顔の表情もおかしかったと思います。先ずはやはり感謝と達成感かな。100キロと言ってもこれは競技です。何度も完走した人もいるでしょうし、タイムを目指している人もいるでしょう、坦々と100キロを走りきった人もいるでしょう。しかし普通の人ではできないことだとも思います。


2キロ過ぎてからは完全に市街地へと入っていきます。走っているのは巾2.5メートル程の歩道。パラパラと拍手をもらいながら前に進みます。左側にはパトカーが2台赤色灯を回転させながらその前に誘導してくれる警察官が2名。この方々にも「有難うございます。」と挨拶をします。


最後会場らしき明かりが見えました。反対車線の歩道に渡る為の信号が赤に変わります。前のランナーがその信号につかまりました。ほどなく私も信号の前に立ち止まります。勿論ここに来て一つでも順位を上げるとか1秒でも早くゴールなどとは全く思っていません。既に12時間は超えていました。時間にして1分、いや30秒くらい立ち止まっていたでしょうか。先のランナーは割りと急いで信号を渡ります。渡りきった所で左に曲がると。女子高校生が拍手で迎えてくれます。この瞬間の為に100キロ走ってきたのだと思い。本当に胸が熱くなりました。


誘導員の方に右に曲がればゴールですよ。と言われ大きな拍手の中、右に曲がります。朝の5時真っ暗な時間にスタートしたゲートが明るくライトで照らされています。順位やタイムは私の場合はどうでもいい。本当に心配でした果たして完走できるのであろうか?それが今現実となる瞬間を迎えようとしています。


右に向かった瞬間。思わず両手を上げました。1位で入ったわけでもなんでもありません。決して速いわけでもなんでもありません。ただ自分に勝った瞬間でした。拳を強く上げたにもかかわらず足元はふらついています。正面には今回ボランティアで来てくれていたチームメイトでしかも私と同じようにチームTシャツを着た女性二人が巾の広いゴールテープを左右に持って上下に揺らしています。


左にはこのレースのコースも含め運営の中心になって頑張っていたM氏。走っている途中は何でこんなしんどいコースを走らせたのだ。ゴールしたら首締めてやるとさへ思ったM氏が片手を上げて待っています。彼の手にハイタッチをし、数メートル先のゴールテープをハイタッチとともに切りました。


その時の映像を60キロ走ったN氏が撮っててくれました。こちらです。

Facebookからのリンクなので見えない人もいるかも知れませんがお許し下さい。

長かった100キロもここで終わりました。自然とコースに挨拶ができました。あんなに厳しいコースだったのに。ゴール後時計を止めました。ゴールしてから暫くして止めたので12時間7分03秒でした。とにかく嬉しいだけでした。

マラソンを走った人は全ての人が分かって頂けるかと思いますが、なぜかゴールした瞬間から全く動けなくなります。頂いた珠洲焼のメダルを持ちながら表彰台に上り記念撮影を致しました。

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満面の笑みです。ここからあまり覚えてないのですが、とにかく着替えに行きました。7時にバスが出るからだったと思います。体育館の中に移動し預けておいた荷物を取り汗で身体に貼り付いたチームTシャツを脱ぎます。ここでO師匠とも再会しました。何だか身体から力が抜けていきます。いや力が入らないというのが本当だと思います。会場では残念ながら100キロまで力を出しきれなかった知人のランナーとも再会。何となく言葉もかけにくい。何キロまでだった?と聞くとみんなフルマラソンを遥かに超えた距離でのリタイア。残念です。


応援してくれた仲間の元に行ってまだゴールしていないチームメイトを待ちます。まだ2時間ある。しかも関門通過ができなかったという情報は入ってきていない。


ここ暫くの時間はどのように過ごしたか記憶があまりないのですが、チームの誰かが一人ゴールしてきたことを伝えてくれます。


ゴールの近くに行くと既にゴールし汗と涙でグチャグチャになった顔を見せながら歩み寄ってくるY君でした。右手を差し伸べるとまだこんなに力があるのか?と思うくらい強い力で握り返してきます。よくやった本当に。よくゴールしてくれた。そのままステージに上がって握手したまま記念撮影。


さてあと一人正直ゴールできるか本当に心配でした。珠洲のコースの後半のアップダウン。私も相当苦しみました。後半脚がもってくれているか、時間に間に合うか?情報を確認していくと85キロは通過しているみたい。最後頑張れれば間に合う。


その時です。「ゴールしたよ」というチームメイトの声が。慌ててゴール付近に近づくと。優しく笑っているSさんが立っていました。手を差し伸べて握手をしましたが、私の方が泣いてます。今こうやってタイピングしてても泣けてくる。本当にお疲れ様でした。制限時間約30分前のゴールでした。

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最後にチームのメンバーで記念撮影。すべてのメンバーではありませんが。今日は早朝から皆さん本当にお疲れ様でした。

suzu_medal.jpg

正式なタイムは12時間6分55秒でした。マラソンを走って初めてメダルを貰いました。首にかけて帰りのバスに乗りました。茶色のメダルですが金色に光るものよりも温かみを感じました。


最後にこの能登半島すずウルトラマラソンを走って二つだけ述べたいことがあります。


まず一つは珠洲の皆さんへの感謝。本当に有難うございました。これが初めての大会ではないような温かなおもてなしを頂きました。エイドに到着すると前に出て拍手で迎えてくれる。エイド内での優しい言葉と心遣い。そしてエイドだけではなく係員の方々の誘導だけではなく応援の言葉、早朝5時スタートにも関わらず自宅前に家族揃って出てきて頂き拍手をくれた方々。そして道を行く人までからも応援を頂きました。車の中からも声をかけて頂き本当に励みになりました。主催者側に確認しますと決してそれをお願いしたわけではないとのこと。やはり土地柄なのでしょうか。今2015年金沢でもフルマラソンを計画していますが正直珠洲の人にお願いしてエイドをやってもらったら良いのではないか?と思うくらい優しく心温まる皆さんでした。恐らくここを走った人はもう一度走りたいという気持ちになると思います。100キロ走るのはどこも一緒だとは思いませんし、楽なコースしんどいコースと沢山あると思います。100キロマラソンが初めての私もは他と比べることはできませんが、険しい方のコースではないかと思います。しかしランナーは必ず戻ってくると思います。本当に有難うございました。


そしてもう一つ自分自身のマラソン感について。マラソンはタイムを縮める競技だと思っていましたし、今も思っています。でもウルトラマラソンは違いました。勿論次走る時は今よりも速く走りたいとは思います。でも楽しんで走ったマラソンは初めてだったかも知れません。走ってて顔がにやけてくるマラソンは初めてでした。こんな楽しみ方もあるのだと思いました。ただしこれを楽しむ為ウルトラマラソンを走る為には努力も必要です誰もが走れるわけでもなくスタート地点に立てる訳ではありません。スタートに立てた時点でそれは例えゴールできなくても立派なランナーだと思います。最近都市型のマラソンが増え沢山の人を集客する為に制限時間が7時間以上のマラソンも少なくありません。それを否定するものではありませんし、多くの人にマラソンを経験して貰いたいとも思います。ただ100キロを走れる、走ろうと思う人は誰でもという訳ではありません。ですからスタート地点に並んだ全ての人と気持ちを共有でき、まさに同士のような気持ちでした。


100キロというと、どこかのテレビ局のチャリティーで行われる100キロマラソンがあります。毎年毎年この人は走れないだろう?と言うような人を敢えて選出して走らせ、そして感動を呼ぶというスタイルになっていると思います。確かに練習はしています。でも本当は半年やそこらで走れるものではないとも思います。私は100キロを走るというのは達成感を味わう為ではなく、走れるようになった人だけが臨むべきマラソンだと思います。だからそれを自分で証明したくて走ったということもあります。走らないとそれを言えないからです。無理やり無茶をやらせて身体を壊すようなことまでして感動を呼ぶようなことは止めて欲しいと思いました。


また私が100キロのマラソンを走ったあとに100キロウォークに誘われました。ただ距離だけで一緒にされているな?と感じました。苦痛を自ら選んで達成できたことに喜びを感ずる為に走ったわけではありません。練習に練習を積んで結果として走り切れたことに感動する訳です。ですからスタートに立つことがそれで一つの達成なのであります。できれば痛みも苦痛も翌日の筋肉痛もないように準備をして走る。苦痛を求めて走りに行くわけではありません。


こうやって私の100キロマラソンは終わりました。応援して頂きました皆さん本当に有難うございました。一緒に走って頂いたランナーの皆さん。そして改めて珠洲の皆さん。初めての大会で運営にも多大な努力をされていたであろう主催者の皆さん。応援にわざわざ珠洲まで来て頂いたチームの皆。途中でわざわざ駆けつけてくれた友人。Facebook上で応援してくれた皆さん。コース途中でお話をさせて頂いたランナーの皆さん。心より御礼を申し上げます。

完走率
100キロ男子(申込者339名、出走者308名、完走者220名、完走率71.4%)
100キロ女子(申込者71名、出走者70名、完走者39名、完走率55.7%)

皆さんお疲れ様でした。


来年は・・・来年になったら考えます。直ぐに3日に松任ロードレース10キロのレースがあります。身体がどこまで戻っているか分かりませんがベストを目指して頑張ります。


8話に渡ってお付き合い頂きました皆さん本当に有難うございました。

言い忘れたことがありました。第一話からお読みの方はご心配だったかも知れませんが。この日は減量化作戦は取らずじまいでした。どうしたんだろ???

明日からはファッションネタに戻ります。

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2012年10月28日

完走記念セール継続中 秋物の起毛素材もアップしました。 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その7)

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【能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その7)】

もう書き始めて1週間です。本当に終わるのか?

70キロの通過タイムが7時間42分31秒。73キロ地点のエイドでかなりゆっくりしたので、かなり遅れます。75キロを過ぎると残り距離が表示されていました。

noto25.jpg

残念ながらここでランニングウォッチを押すのを忘れ通過タイムが分かりません。さてここからが最後の山場。25キロと言えばハーフ以上の距離なのですが、100キロにとってはあと僅かにすら感じます。


ただ、この時点で走っている時間が8時間を超えていますので、仕事だったら既に残業時間。確かに食事の時間は仕事であれば抜かなくてはいけないかも知れませんが、立って御飯食べてるわけですからず~っと仕事をしているような感じ。


気持ちを新たに足を進めます。もうこの辺からは顔はニヤケっぱなし。苦しいのは苦しいのですが、先が見えてきたことと75キロを走ってきたことの自信でしょうか。またこの辺りだったと思いますがサイドカーを付けたハーレーでツーリングする一団があの独特な音を立てて右前方から進んできます。私が手を振ると何人かが私の方を向いて手を振り返してくれます。そんな些細なことも嬉しく感じてきます。


この辺りから身体の異常を足じゃないところに感じてきます。肘から手先まで痺れてくるのです。考えてみればこれだけ長い間腕を振り続けたことがありません。手を振らないように下に下げてできるだけ負担のかからない状態で走ります。


raketto.jpg


このウルトラマラソン最大の難関ラケット道路です。約78キロ地点。写真でご覧になられるでしょうか。前に二人ほど走ってます。いや多分歩いているのだと思います。この辺りから私の周りのランナーは歩きが入ってきました。特に急坂ではみなさん歩いてます。


前にも書きましたが私の今回の目的は完走。歩いたらいけないのです。逆にこの時点で歩くのが怖かった一旦歩くとまた歩いてしまうのではないか、それが癖になり最後まで辿り着かないのではないか走り続ければいつかはゴールに着きます。


ラケット道路の頂上は遥か向こうに見えます。


この辺りで30番台のランナーそして10番台のランナーと一緒になります大先輩としばらく抜きつ抜かれつ。ここでそのランナーに聞きました。上り坂は歩いた方がいいのですかね?その方が負担が少ないとかあるのですか?するとこっちを向いて笑顔で答えてくれます。走れるのであれば走った方がいいよ。私は練習不足で走れないから歩いているだけ。練習不足って・・・練習不足でここまで走ってこれますかね?流石先輩。


ラケット道路の中でもアップダウンがありました。10番台のランナーがたまたま工事をやっていたので警備の人に聞いてました。頂上まだ?って。聞きたくもなります。歩いているそのランナーの横を走って抜くと。元気だね~と声をかけてくれました。いえ歩いているか走っているか分からないようなスピードですが。と笑いながら答えます。いや歩いている私を抜いていくくらいだから走っているのだよ。と言われます。逆にこれくらいの会話ができるくらいのゆったりペース。


何とか上り切って見えた景色は素晴らしいものでした。

海

上がってきて良かった。能登半島の先端です。まさに絶景。はるばるここまで来たものです。79キロ地点のエイドを過ぎてゴールまでのエイドもあとあと5箇所。もう直ぐだ。でもまだ21キロハーフの距離を残してます。ここまでくるとさすがにラップは落ちます。エイドで温かく迎えて本当にエイドでしばらくいたい。エイドの皆さんとの会話が楽しい。辛いからエイドにいるのではなく楽しいからどうしても長居したくなります。


80キロのラップを見るとかなり落ちていました。9時間27分50秒。70キロから80キロの間は45分かかってます。エイドで10分くらいいたのじゃないでしょうか?


最大の難関も過ぎて85キロ。このラップは10時間18分18秒。残り15キロ。12時間を切ろうと思えば切れるかも?と思いました。急ごうと思ったところ。こっち上がって下さい。チェックポイントは上の灯台です。と言われ聞いてはいたけどここを上がるのか?という急坂。

坂

普通に観光客も通っているし、しかも急坂過ぎて手すりまで付いているし。ここは申し訳ありません。初めて歩きました。というか走れる場所ではありませんでした。


頂上に到着すると。

nosiro_toudai.jpg

この灯台を一周するとチェックしてくれます。「131番通過しました」と伝えて坂を降ります。途中で普通に観光客の方と会話。うちの親戚がサロマ湖のウルトラマラソンを2回走ったけど両方とも棄権したと聞いたわ。あなたは頑張ってね。と。


坂を降りエイドに戻りアミノバリューを頂き、ここのエイドの名物?の能登丼を頂きます。温かい山菜ご飯でした有難い。発泡スチロールで蓋をしてしっかりと保温してくれてました。心遣いに本当に感謝。このチェックポイントは罰ゲームにしか思えないわ。と会話しながら、行き帰り2度のエイドを楽しみ。さて残り15キロ。もう少し。


この辺りだったと思うのですが、そろそろ記憶もあやふやになっている場所で、右に女性が二人たっています。ちょっとした箱に缶コーヒーを何本か置いて応援してくれています。私も手を上げて有り難うと答えると。コーヒーどうですか?と。有難かった。カフェイン抜きで走っていて一番飲みたいのがコーヒーだった。お礼を言って一缶頂きます。ご丁寧に紙コップまで用意されてました。実はコーヒの売れ行きが悪かったそうです。皆さんコーラないの?と言うのです。私設エイドに文句付けるランナーもいるのですね。可哀想に。美味しくコーヒーを飲む私に喜んで頂けました。丁寧に再度お礼を言いその場を去りました。


ここから先更に峠が続きます。疲れきった身体には100メートル上るにもまるで登山のようでした。頂上まで何とかたどり着くと90キロ地点のエイド。ここまで来るとエイド毎に座っているランナーもいます。ランナーの一人がこれは坂じゃなくて登山だよね。と。まさに疲労しきった身体そして脚にとっては舗装路であっても登山に思えます。頂上にエイドがあった気がするのですが、公式のエイド表にはありませんね。私設だったのか?それとも私の頭がこの辺りでおかしくなったのか?


さて、残り10キロ。90キロ通過のタイムが10時間55分25秒。絶対に無理なのに12時間切れるのではないか?と勘違いというかもう計算すらできなくなってきてます。ここから更に5キロアップダウンが続きます。もうこの辺りでは上りを走っているランナーはいません。上りは歩いて下りは走る。10キロ過ぎて直ぐにエイドがありました。おそらく私設エイドです。コーラがテーブルの上にありましたので、コーラーいいですか?と尋ね一杯頂きました。ここまで来ると炭酸が多少きつくてもうまい。元気が出てきたことを伝えると。そんなに喜んで貰えるならもっと買っておけば良かったね。っておばあちゃん(失礼)が顔をくしゃくしゃにして笑ってくれます。


私は歩かないと決めていましたので、上りもとにかく痺れる腕を振って前に進みます。歩いているランナーを交わしていく訳なのですが、上り終えると今まで歩いていたランナーが急に走り出します。しかもかなり早いスピード。私は逆に下りになると足に痛みを感じて飛ばせません。ここからは私よりもゼッケンの若い(私よりも年齢の高い)ランナーの経験が有利なのかせっかく上りで抜いても下りでどんどん抜かれていきます。


ここで見つけました。ディズニーキャラクターの女性ランナー。どこかのエイドで休んでいるうちに抜かれたのでしょう。なんだかこのランナーには負けたくない。と今回初めての闘争心。上りを歩いているのは何度かのアップダウンで気がついていました。上りで交わして下りで追いつけないように頑張るしかない。ちょっと長めの上り坂で頑張って走ってある程度距離を離してから下りも頑張ります。足音が近づいてこないか?が心配。アップダウンを2回ほど繰り返してどうやら振り切ったようです。


ラップが怪しいのですが、頭の中の計算では95キロ地点を計算通りのラップで到着すれば12時間切れる。なんでここに来てタイムを気に出したのか?残り5キロのエイドに到着してあと5キロというと。おそらくボランティアの学生だと思います。いいえ95キロ地点はここから更に80メートル行ったところです。と言われました。ここで諦めました。アミノバリューをテーブルにポンと置いて「もういいわ」と言ってしまいました。決して彼に言ったのではなく自分に言ったつもりだったのですが、聞きようによっては彼に言ったようにも思えたかも。しっかりとボランティアをやってくれていた皆さんに申し訳ない。この一言がこのレースで心にひっかかている一言なのです。あなたに言ったのではないし本当に申し訳ありませんでした。お詫び致します。


95キロのラップが11時間31分02秒。


さて、残り5キロ。ここからは経験がものを言うのでしょう。私よりも若い番号を付けたランナーに下り坂でことごとく抜かれます。経験じゃないかな?もう私の脚が終わっているのかも知れません。

この辺りで山に沈む夕陽が美しく思わず止まってiPhoneのカメラを向けました。

suzu_yuuyake.jpg

朝まだ日が上がる前から走り始め朝日を眺め、そして夕陽が落ちるまでのなんと贅沢な旅もそろそろ終わりを告げようとしております。

残りの5キロからは1キロ1キロ表記されます。ラスト5キロ通過タイムが11時間24分27秒。5キロを35分で走れれば12時間切り。無理です。


残り4キロのラップが11時31分02秒。


残り3キロのラップが11時39分23秒。


残り2キロのラップが11時47分23秒もう満面の笑顔で走っていたと思います。完走できそうな喜びで顔が勝手に笑顔になっていくのです。普通の笑顔ではないと思います涙も一緒でぐちゃぐちゃな笑顔です。沿道の人からも拍手や頑張っての声を頂きます。自転車に乗っている中学生からも。本当に幸せを感ずる時でした。ラストのエイド手前で40番台のランナーと出会います。「私のガーミンはもう100キロ行ってるのだけどな」と言われて信号を渡り最後のエイドに入ります。まさに最後のアミノバリューをいただき、それでも急いでいたので、コップを投げるように出たのでテーブルから落ちたのを詫びて走り始めます。私を抜いたランナーを追いかけますがついていけません。


ここで現在午後23時24分。レースの時間じゃないですよ。ブログを書いている時間ですが、このままラストシーンに行くには時間が足りない。今日には終わりそうもないので、クライマックスは明日にとっておいて今日はこれくらいにしておきます。

あ~1週間かかった。お付き合い有難うございます。

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2012年10月27日

完走記念セール継続中 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その6)

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完走記念セール

引き続き完走記念のセールを行なっています。ようやくご注文への対応が追いつきそうです。1日まで行なっていますので、宜しくお願い致します。


というか私もこの完走記早く終わらせたいです。仕事になりません。。。でもこれからが山場の42キロ。

【能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その6)】


チームのメンバーがいるエイドから分かれてここからは海岸線をひた走ります。残り42キロと言っても感覚が麻痺していて分かりません。どれだけこの海岸線を走ればいいのか。時々強く風が吹くのか波が岩場に当たり白く砕けて落ちるのをみます。体感的には暑くもなく寒くもなく、風自体も感じてませんでした。


淡々と続く海岸線。60キロを過ぎるとトンネルを通過します。片側をランナーの為に空けてくれています。トンネルの中央に三角コーンを置いて警備員が車の誘導をしてくれています。この辺りになるともう全ての人に感謝です。警備員にも有難うございます。と御礼を言い止まること無く休むこと無く、また歩くこと無く足を進めます。多少のアップダウン。海辺の写真を撮りながら走るランナーもいます。この辺りで足に痛みを感ずるランナーも増えてくるのでしょう。途中で止まってストレッチを繰り返すランナーもいます。大自然の中を贅沢な時間を過ごしている実感で感謝の気持ちでいっぱいになってきます。


左から聞こえる波の音、そして右からタイヤの音くらいしか聞こえません。時々私の横をすり抜けていくランナーもいますが、フルやハーフなどのレースと違い、誰に抜かれようが、また私が抜こうが全く気になりません。この道を走っている私の視界に入るランナー全てが同士のように思えてきます。


自分が走ってて言うのはおかしな話です。ここをこの時間に既に60キロを超えて走っているランナーはて凄いなと、他人事のように関心するようになっています。私の場合は月間走行距離は9月に200キロを超えたもののその7月8月は200キロも達成していません。ただ完走はできませんでしたが60キロ走もこなし、それなりに練習を積んできたという自負もあったからだと思います。


丁度60キロ辺り。トンネルを超えた辺りでNTT西日本北陸走ろう会の方々が応援されてました。私が声をかけたのだと思いますが、知人のランナーもこちらの走ろう会でこのウルトラに出ているのを知っていましたので、立ち止まって話をしました。エールを頂いて、これ食べる?と出されたものがチュッパチャップス。御礼を言ってウエストポーチに入れれば良かったのですが、封を解いて口に入れました。御存知の通り棒が付いております。口から棒を出して走るのですが、このチュッパチャップスなかなか溶けてくれません。かなりの距離口の中で右にいったり、左にいったり、そのうち噛み砕きました。噛み砕いたのはいいけど、残った棒はどうする?捨てるわけにもいかずウエストポーチの中に。塩飴の抜け殻やら棒だとかでウエストポーチの中はグチャグチャ。もう完全なゴミ箱と化しております。


60キロのタイムを見ると6時間29分15秒。まだ11時間を狙えるラップです。ここからどうなるか?


63キロのエイドを過ぎ鞍崎の灯台が先に見えるような65キロ地点。前方に男性が一人立っているというか、待っているというか。近くまで行くと知人のSさん。何だかFBやブログを通じて走っている私を見て応援したくなって来たとか。ありがたい話です。


能登の方なので、だいたいの行程も分かるだろうと思い。ラケット道路ってここからどれくらい?と聞くとまだまだ先とのこと。ラッケット道路は78キロ地点くらい。ここがまだ65キロだからまだまだ先。海辺を走っていると距離感ありません。

65.jpg

差し入れの羊羹を頂き、また元気になって次のエイドに向かいます。本当に有難うございます。


ここで後ろから来たランナーと並走。「どこから来たのですか?」と挨拶を交わすと揖斐町からとのこと。今年本当はウルトラ走って揖斐川マラソンを走る予定だったのですが、うっかり申し込みを忘れ気付いた時には締め切りになってたので、揖斐町と聞くとその話題に。エントリーの裏ワザ?(笑)などを聞いて次のエイドまで一緒に行きます。彼からは帰宅後Facebookの友達申請も頂き、ランナーの仲間が増えました。


67キロのエイドに辿り着きます。坦々と続く海岸線の道を進むと白いテントが見えてくるわけです。まさにオアシス。塩谷村エイドや大谷エイドと進み。塩田の塩で湯がいた小さめのジャガイモが提供されてました。このジャガイモがうまい!塩出切った身体に天然のミネラルを含んだちょっと強めの塩が身体に吸い込まれていきます。小袋に入れられた塩田の塩を2袋頂き先に進みます。


快調に飛ばす揖斐町のランナーの背中はどんどん小さくなっていきました。


今回とにかく73キロ地点の自然保護センターのエイドに辿り着く。それを目標に走ってきました。預けてある荷物を受け取れる。荷物にはもしもの為に少し底の厚めのシューズ。着替えのTシャツ。これはチーム金港堂のTシャツにしゼッケンも既に付けてあります。そして羊羹などの補給食。とにかくここにたどり着けば残り27キロ。27キロもあるわけですが73キロ走ってくれば残り23キロと思えるはず。そしてiPhoneもここに預けていたので、自分自身の情報もアップできる。後6キロ走ればたどり着ける。


もう少しのところで足に違和感を覚えるようになってきました。もう腰から下は痛みが強くてどこが痛いか分からないようになっているのですが、左足首に力が入らない。足の裏に痛みを感じてくる。足を前に出す、左足が地面ととらえる度に痛みが走ります。


ここまで持ったのだからあともう少し。73キロ地点にはマッサージのサービスも受けられるはず。とにかく我慢です。ラップもどんどん遅くなり70キロ地点で7時間42分31秒。11時間を超えるのは当たり前になってきています。12時間以内のゴールを目指しますがなかなかエイドに到達しません。しかも平坦だった海辺の道路にアップダウンまで出てきました。


何とか痛みにこらえながら73キロ地点のエイドらしきものが見えてきました。太鼓の音も聞こえてきます。


20メートル先に人の姿が見えます。星稜大学の学生だと思いますが、拍手して私を迎えてくれます。何とかたどり着いた。131番のゼッケンを先に確認してくれてエイドに入ると同時に私の荷物を渡してくれます。


気温は20度くらいだったと思うので、汗でびっしょりということもなく、海風で汗も乾いていたのでしょう。Tシャツを変えずに先にマッサージ。フットケアをお願いします。うまく椅子が一つ空いていたのでそこに座り症状を伝えます。ふと見ると千枚田の折り返して私よりも3キロほど先に行ってたM君が横に座ってマッサージを受けてます。「何でこんなところに?」聞くとやはり歩きが入ったようです。それは完走じゃないな?歩いたから完歩だなと冗談を交わし、早く終わった彼と別れます。私はとにかくアーチが落ちて痛いので思いっきりマッサージをして上げてほしい。最初にやってくれた学生さんは症状を理解してくれないのか、あまり力が入りません。そこじゃない、もう少し下。などとお願いしていると、隣の学生が変わってくれました。彼のお陰で完走できたと言っても過言じゃないと思います。「私も偏平足なのでよく分かるのです」と言って落ちたアーチの部分を強い力で思いっきり上げてマッサージをしてくれます。「痛い!痛い!痛い!でも止めないで!」苦痛と喜びの混ざった悲鳴を上げながらマッサージを受けます。随分マシになりましたシューズを履いても痛くない。「これで随分上がったので大丈夫だと思いますよ」と言ってくれて御礼を述べて椅子を立ちます。


このエイドでは東京からわざわざボランティアに来てくれてエイドの取りまとめをやってくれている、Oさんと再開。国際ランナーでさくら道(250キロ)も完走されているランナーですが、故障でレースに出れていないようです。是非復活して欲しいランナーです。彼女とのツーショット。

バニーさん

人に会ったり写真を撮られる時は元気そうに見えます。前日彼女から貰ったコーラをこのエイドで受け取ることができました。前日に頂いたので蓋を開けて炭酸を抜いてあります。


それを一気に飲み干し。エイドにあったお味噌汁を一杯頂きました。塩田の塩を使ったおにぎりもありましたがちょっと身体も限界に近くなっていて食べる気がしません。一旦手に取ったものの再度戻させて頂きました。


フットケアも終わり、元気も出てきたのでこのエイドを後にします。子どもたちの応援の太鼓を聞いていざ出発しようとすると子どもたちに呼び止められます。ハイタッチを要求されました。彼ら彼女らとハイタッチをし元気にのこり27キロの旅に再出発です。さてこの後どんなドラマが展開されるでしょうか。

やっとここまで来た(笑)あと2回くらいか???お付き合い頂き本当に有難うございます。

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2012年10月26日

完走記念セール継続中 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その5)

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完走記念セール

引き続き完走記念のセールを行なっています。沢山のご注文で対応が遅れる場合がございます。申し訳ありません。期間も限られておりますが、よろしくお願いいたします。


またお客様から秋も深まりこれからの時に商品をアップしないのか?とお叱りも受けました。マラソンネタは早朝に書いて夜アップするという形をとっております。昼間もバタバタしておりまして写真を撮れておりませんでした。明日から頑張りますお許し下さい。


引き続きこれを楽しみの方もいらっしゃるようでお付き合いを頂ければ幸いです。


【能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その5)】

ここからはフラットな道になり走りやすいはずなのですが、なんだか単調です。坂があると上りと下りでスピードが違ったり走り方を変えたりしてそれなりに面白いのですが、フラットなところはとにかくペースを守ってひたすら走り続けるということになります。ましてや景色がゆっくりとしか変わっていかないので精神的には辛い。


今回ウルトラマラソンを走るに辺り情報収集もそこそこやってきました。そこで作戦を立てました。単純なんですが、「ウサギとカメ作戦」もちろん私はカメの方なのですが、マラソンを走る人は分かって頂けると思います。1キロを10秒縮めて走るというのはけっこうきついことです。1キロ6分で楽に走れるのを5分50秒で走れはしますが、10秒速く走ることが100キロ走ることで最後脚にどう影響が出てくるか。それを考えると無理はできません。またできれば暗闇を走りたくないので日没までにゴールすることを考えると制限時間12時間。10キロを6分で走っていけば10時間。エイドでの休憩や後半ラップも遅くなるのを考えるとこれくらいのペースがぴったりでしょう。あえてカメと言ったのは10秒速く走ったとしても10キロで100秒。時間にして1分40秒。フルマラソンを走る上においては1分40秒は大きいです。ただウルトラマラソンの場合はエイドでゆっくりするとそれくらいの時間はあっという間に経ってしまいます。ですからエイドはなるべく早く。それこそ食べ物を取って走りながら口に入れるくらいにすれば早くゴールに辿り着けるでしょう。これがカメ作戦。


ところが50キロも走ってくると、それが決してウルトラマラソンの楽しみ方ではないことが分かってきます。主催者側として運営に携わってきたチームのM氏はウルトラはエイドや選手同士の触れ合いも楽しんでほしいと言っていました。


まさにその通りです。この距離を走ってくるとエイドに辿り着くランナーも疎らです。エイド20メートル手前くらいから毎回誰かが前に出て拍手で迎えてくれます。エイド毎にゴールをしていくような感じ。そこで情報をもらったり、エイドに置いてある食べ物を口にいれながら会話をしたり、本当に温かな運営を楽しまずに走り去っていくのがもったいない。作戦はず~っとカメ作戦に切り替えました。走りも遅くエイドもたっぷり楽しむ。


ただここで決意したこと「私は絶対に完走するのだ」という決意「完走」です。歩いたらいけない。例え後半急坂が現れたとしても歩かない。「完歩」じゃなく「完走」を目指すことにしました。


作戦と言えば「減量化作戦」これがまだ実施されておりません。エイドでしっかりと補給してますので増量しているかも???


さて、50キロを過ぎ最初のエイドは52キロのエイド。その次は58キロのエイド。ここは6キロと少し間隔があります。ようやく右に海を見ながら走れます。石川に住んでいながらこの海岸線を走った記憶がありません。ゴツゴツと岩場の続く海岸線。200メートルほど先に走るランナーの背中を見ながら淡々と足を進めます。少しずつ下半身の痛みも増幅しているような感じ。足の痛いのには慣れていますのでまだまだ大丈夫。とにかく塩分だけはしっかりと取って痙攣防止に努めます。ウエストポーチには大量の塩飴。それがどんどんと舐めてはそのパッケージをポーチに詰め込むものですからポーチの中はぐちゃぐちゃ。


ようやく58キロ地点に到着。見たことがあるTシャツが見えました。チームの二人がボランティアに来てくれてました。彼女達も朝の5時にスタートして珠洲まで来てくれてたようです。スタート時間は一緒。そしてここでようやく出会えました。意外と元気な様子に二人とも驚いたようですが、もうエイドが楽しくてエイドに辿り着くと元気になります。ここでパスタを頂きます。多少パサパサしていましたが食べれる時に食べないと身体がもちません。70キロ過ぎのエイドに自分のiPhoneを預けていたので、5時から11時近くまでチームの皆には音信不通状態でありましたから、彼女のiPhoneから私の情報をアップしてもらいました。

正直この辺りから完走は勿論目標なのですが、タイムはどうでもいい。このマラソンを楽しみたい。エイドの皆さんとコミニケーションをとりたい。人の優しさに触れて本当に嬉しい。とにかく楽しみたいと思うようになってきました。

このまま暫くここに居たかったのですが、これからちょうどフルマラソン1本。距離を考えると気が遠くなります。


と言うかブログの長さに自分が気が遠くなりそうです。まだフルマラソンの距離。オーダーも頂いてて、昼間ブログかけないのです。まだ暫くお付き合い下さい。


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2012年10月25日

完走記念セール継続中 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その4)

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完走記念セール

引き続き完走記念のセールを行なっています。沢山のご注文で対応が遅れる場合がございます。申し訳ありません。期間も限られておりますが、よろしくお願いいたします。


またお客様から秋も深まりこれからの時に商品をアップしないのか?とお叱りも受けました。マラソンネタは早朝に書いて夜アップするという形をとっております。昼間もバタバタしておりまして写真を撮れておりませんでした。明日から頑張りますお許し下さい。


引き続きこれを楽しみの方もいらっしゃるようでお付き合いを頂ければ幸いです。


【能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その4)】

ようやく40キロを過ぎました。後半20キロはアップダウンが続く峠走。八太郎峠と船木谷峠2つの峠を何とかクリア。もしフルマラソンのコースであれば間違い無くクレームが付きます(笑)


40キロのラップが4時間8分2秒ですから、この時点でもトイレ休憩を除くとキロ6分で着実に走ってきてます。とにかく省エネで走ってますし、一番恐い痙攣防止の為に耐えず塩飴を舐め、エイドでは、塩サプリを口に含みアミノバリューで流しこむ作戦。


省エネ走法とはいいつつも40キロを過ぎると痛みが出てきます。この時点では右の股関節に痛みを感じますが、他はまだ大丈夫。さて60キロ。


峠の急坂を下ると何となく海の雰囲気を感じます。家も建っていて恐らくこの町中を抜けると海であることが想像できます。海に出る前にO師匠と遭遇。良いペースだよ。と行って頂きましたが、その前後には女性のランナーも見えます。この時点で後でルートを確認すると師匠とは5キロ以上の差がついていることになります。速い!


程なくしてようやく海が見えました。ここからは海岸線を西に行き、千枚田までのルートです。前日輪島のホテルに入る際に千枚田の横を通りました。バスから見る印象は割りと小さい。というのが本当だったのですが、千枚田に上がるまでにはかなりの坂があったのも記憶しています。


既に千枚田を通過して折り返しのランナーもいることから、狭い道ながらかなりのランナーが行き来しています。42キロのエイド。ほぼフルマラソンを走った距離になりますが、そこではカレーが準備されていました。小さな容器に入ったカレーですが、早速一杯頂きました、何杯でもどうぞ。ということでしたが一杯だけ。確かリンゴもあったはず。カレーは明らかにレトルトの味なのですが40キロ走った胃にはこれで十分。エイドで、千枚田までは何キロですか?と聞くと聞かない方がいいと思うけど。と言いながらあと5キロと。その内訂正が入り。ごめんなさいあと2.5キロ折り返してまたここまでで5キロと聞いて安堵します。


リンゴをかじってゼッケン番号二桁の先輩ランナーと言葉を交わしながら、そしてリンゴをかじりながら歩き出します。近所の子供から「なんで歩いているの?」と言われ悔しくて「モノを食べながら走ったらいけないと言われたから」と答えて走り出します。大人げない(笑)


折り返しのランナーも含めて狭い道を交差しながら走ります。エイドを出てすぐにレース会場で頻繁に会うM君を発見。「ちょっとスピード違反」と冗談を言いながら笑顔で交差します。


千枚田までの長くゆっくりとした上り坂が続きます。坂を下ってくるランナーからもエールを貰いながら頂上を目指します。見ず知らずのランナーが声を掛け合うのもウルトラマラソンの良さじゃないかと思います。この辺りからウルトラマラソンの楽しみ方や魅力にとりつかれていっているような自分に気付きます。


千枚田の頂上まで来ました。131番通過します。と宣言をし頂上で一旦止まり千枚田を眺めます。やはりバスから見る風景とは違う。壮大さを感じます。ふと横を見るとエイドでもないのですが、男性から飲む?と言われてスポーツドリンクの提供を受けます。有り難く頂戴し下りへ。


下るのは楽です。登ってくるランナーにエールを送りながら下っていきます。ジムのO先輩とここでスレ違いますがちょっと具合が悪そう。心配になりましたが右手をちょっと上げて坂道を上がっていかれました。


先ほどのエイドまでの往復5キロを楽しみながらもう一度エイドに到着。もう一度エイドでドリンクを頂き、白い小さなブロックを見つけて、これは?と聞くとチーズとのこと。一口頂きました。塩味が効いてて美味しいこと。もう少しいいですか?と聞いていくつか頂きました。羊羹もあったのだけどね。でも早いうちに無くなったわ。と言うことでしたが、前に羊羹がなくなるほど沢山のランナーが行っているのか?とも思い驚きました。急ぐつもりはないのですが、皆頑張っているのだなぁとも。


エイドの女性にまだ沢山くるかな?と聞かれ、いや後ろにまだかなりいますよ。と答えると。足りるかな・・・買い出し行った方がいいのじゃないですか?と余計なお世話で話しかけると、にっこり笑って「街まで遠いのよ」とのこと。その笑顔に心が癒された気がしました。


トイレも済まし、私が出発しようとすると、前方からチームのM君が走ってきました。ここでの再開に強く握手。千枚田までもう少しとエールを交換し別れます。彼もいい調子きっとゴールするでしょう。千枚田の所で45キロを過ぎてましたから既にフルの距離を超えています。ただペースをキープしてたのと当たり前ですがフルマラソンを走るスピードではないので、割りと元気。しっかりとエイドも楽しんでるし、この辺りからタイムは別にしてウルトラマラソンを楽しもうと思ってきてます。


千枚田から折り返して来た私と、今から千枚田に向かうランナー。「もう少しでカレーですよ」と声を掛けながら走ります。しばらく走るとチームのSさん。年齢を言うと失礼ですが60歳を超えておられます。ゴールして欲しいと願いながらエールを交わしてすれ違います。


さて、平地も過ぎまた峠に向けて走り始めますが、降りてきた坂を見て愕然。ルートを案内してくれる人が左を指してくれます。こんな坂を降りてきたのか?と思うくらい壁のように坂が迫ってきます。上っていきます。この辺りから結構へばってきているランナーも見ることができます。ちょっと辛そう。当たり前ですが40キロを過ぎたところです。これからがウルトラ。


アップダウンの繰り返しをペースを守って走ります。ちょっと前に知り合いのランナーIさんとすれ違います。実力からいくとここをこの時間に走っているランナーではないはずなのに。


さて、アップダウンも終盤舟木谷のエイドに戻ってきました。この前から若いランナーと暫く走ります。アプダウンきついよねとか、ウルトラマラソンの楽しいのは走っているランナーと会話ができること。先行くね。と言いながら先に行きながらエイドで話しているとまた一緒になるという感じ。このエイドのオレンジが美味しい。カットされたオレンジを幾つか頂くとエイドのおばちゃん(失礼)がまだ沢山来るかな・・・と相談してます。もう少し切っておくか。何てのんびりした会話をしています。


エイドの男性がここからフラットだよ。と言われて。峠を外れて海に向かいます。ここからが割りと辛かった覚えがあります。田んぼの中の一本道。300メートルくらいが見渡せるのですが、その中で走っているのが3人くらい。それでも追いつ抜かれつを繰り返して。ちょうど中間の50キロを迎えます。この時点で5時間13分13秒。まぁこんなものでしょう。しかしこのままいけば11時間ではゴールできるのではないか?などと思ってしまいます。キロ6分で走り続けられるなんて馬鹿な空想とも知らず。


とようやく50キロ地点。今日もここでタイムオーバー。ここからは記憶が薄れてきてますので、早く終わるでしょう。今日はここまで。


引き続き記念セールやってます。よろしくお願いいたします。

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2012年10月24日

完走記念セール継続中 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その3)

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完走記念セール

引き続き完走記念のセールを行なっています。この機会に是非。もう何枚ものオーダーを頂いております。期間が短いので是非。多数重なりますと納期に少し余裕を頂く場合もございますがお許しを頂ければと想います。


【能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その3)】

さて、そろそろスタートしたいと思います(笑)


バスに乗り込みはしましたが、不安なことが一つ。減量化作戦に失敗していること。いわゆる(大)途中でもようしたとしても、長い距離でもあるしトイレも沢山あるだろうと自分に言い聞かせます。


バスには昨晩遅くにホテルに入ったM女史が先に座ってました。横の席に座らせて頂いて作戦タイム。キロ6分や6分10秒などラップによっての100キロのタイム表を頂き、目安を決めます。ただこれが実際走ってみるとそんなうまくいくはずがないことが後で分かります。


1時間ちょっとバスで移動して会場に着きます。会場内では既に着替えたり73キロ地点のエイドで渡される荷物を準備したりしています。ここで0師匠と一緒になり私たちも準備。ここで減量作戦にと思いましたがトイレは長蛇の列、既に4時になっていて準備をしていたらあっという間にスタート時間になることを考え諦めます。


ジムのメンバーとも会いました。ほとんどが60キロエントリーのランナーなのですが、Y氏と入り口辺りで遭遇。何となく顔が腫れぼったいような。聞くと一睡もできなかったとのこと。私の方が神経が図太いみたい。レース前の1時間などあっという間に過ぎていきます。荷物を預ける直前に眠気覚ましの「メガシャキ」を口に含みました。今から100キロ走るのだという興奮と恐怖とそしてこの日を迎えられたという喜びを持ってスタート地点に向かいます。スタート地点の体育館横にある簡易トイレもいっぱいでしたのでコース途中でトイレに行くことにしゲート前に並びます。


アミノバリューのメンバーや知り合いのランナーとエールを交換し10分前のアナウンスを聞き、スタートの時を待ちます。グローブはしていませんでしたが寒くはありません。事前の予報だと8度くらいだったのが直前に10度を上回る予報に変わっていました。逆に暑くなり過ぎないことを祈っていました。


「エイエイオー」を3回全てのランナーで繰り返し、号砲が鳴ったかどうかも分からないうちに皆走り出します。目標はタイムではなく、完走が目標です。必ずラップは落ちてきますので、最初はキロ6分から6分10秒を目処に走り出します。単純に6分で走ってエイドでの休憩や食事等を考えなければ10時間。後半のラップの落ちも考えて12時間前後のゴールが目標です。12時間走となるといつも使っているガーミン(GPS時計)の電池は持ちませんので普通のランニングウォッチ。距離表示が5キロ毎なので5キロ過ぎないとスピードが分かりません。


スタートして暫く周りのスピードについていきますが、ちょっと早くない?という体感スピード。皆こんなスピードで走って本当に100キロ大丈夫なのか?それとも私が遅いのか?少し不安を抱きながら進みます。全員が配布された蛍光のタスキを付けて走っています。警察の赤色灯やボランティアの誘導の車のライトに照らされて何本ものタスキが暗闇の猫の目のように光ります。


5時過ぎという早朝にも関わらずしかも真っ暗な中自宅から家族全員が出て拍手を送ってくれる方々もいます。「行ってきます」と声をかけ100キロの長い道のりの1キロを通過。空を見上げると満天の星。オリオン座がとても奇麗に見えます。暗闇ですので本当は足下を気にしなくてはいけないのですが、私だけ空を眺めて走っています。暗闇に響くのは多くのランナーのシューズの擦れる音だけ。


5キロも走らないうちに薄らと夜があけ始めます。最初の5キロのラップが33分26秒。かなりかかっています。私自身はそこそこのスピードで走っているつもりなのに、なんとか6分に戻したいと思いペースを考えます。5キロ地点での最初のエイド。ここでアミノバリューを頂き、順調に足を進めます。このエイドでトイレがあったのですが、そこには入らずそのまま進みました。


前方に信号が見え赤信号でランナーが止められているのを見て、どうせ止められるのであればとその手前のコンビニに入ります。「トイレ貸して下さい」と一言言って入ったのですが、2つあるトイレは既に入ってました。しかも二人とも減量化作戦実施中。私は小の方だったのですが、これがなかなか出てこない。私の後ろには女性のランナー。トイレの片一方は男性用、もう片一方は男女兼用となっていたので、先に男女兼用の方から出てきたのを見て女性に譲ります。もう限界(笑)ようやく出てきてくれました。


僅かな減量を済ませ外に出ると、知り合いのランナーが3人。お互いにエールを交換し握手をして信号を渡り私はちょっと先に行かせて頂きます。ちゃんと手は洗って出ましたのでご安心を。


ここからは見附島までペースをキープします。石川県に住みながら見附島を見るのは初めて。その手前で60キロを走る主治医のM先生とすれ違い声を掛け合います。見附島にもエイドがありましたがここはアミノバリューのみ。やはりカメラかiPhoneを持って出ればと後悔しましたが、見附島にある「縁結びの鐘」を鳴らして。折り返します。Youtubeに動画がありましたので拝借。

トイレの遅れを取り戻そうとちょっとペースを上げながら進みます。多くのランナーとすれ違いながらまた歩道を走ります。まだまだ沢山のランナーを見ながら走りますが。トイレに行っていたので、私が先に出たものの追いつくような形になりチームのSさんと一緒になります。暫く並走しながら先に行かせて頂きます。


ここでまたアクシデント。先ほど行ったばかりなのにまた行きたくなりました。12キロのエイドは先ほど通過したエイド。いわゆる見附島を拠点として折り返していますので、再度このエイドを通過することになります。トイレがあることは知っていますが、反対車線。誘導を受けて2つある簡易トイレに入りました。ほぼ待つこともなく入れたのですが。なぜにこんなにトイレに?と不思議に思ったのですが、ここで閃きました約五日間のカフェイン抜き。そして出走前に飲んだ「メガシャキ」利尿作用が大きく働いたようです。


コースに戻ってまたSさんに追いつき。2回目のトイレに行ったことを告げまた先に行かせて頂きます。私はトイレに行きました。が、ちょっとコースから外れて用を足しているランナーを発見。このレースゼッケンは年齢順。私は50歳にして131番。その方は10番台でした。年齢のこともあり仕方がないか。と思いましたが、コースに戻ったそのランナーと並走します。奇麗なピンクのTシャツにピンクのシューズを履いてましたので、奇麗ですねと声をかけると「歳だからね。」と返事が来ました。ウルトラマラソンは何度か走られているのですか?と問いかけると7〜8回かな?年齢は60歳を超えておられました。私が初めてだと告げると最後にラケット道路があるからね。昨日下見で車で通ったけど後半はいかに歩きをうまく入れるかだね。とアドバイスを頂き、先に進ませて頂きます。

10キロのラップが1時間8分。8分近くトイレに使った計算です。コンビニの分を入れるとそんなものでしょう。


折り返してますのでスタート地点の街中に入ってきます。送り出してくれたボランティアの方から再度エールを貰い。ここからが本当にマラソンです。八太郎峠に向かう山道に入って行きました。


私の前をリュックを背負ったランナーがゼッケンを折畳んだようにリュックに貼付けているのですが、それが「1」に見えます。本当だとしたら最高齢の70歳を超えているランナー。右横から坂の途中で先に失礼しましたが何となくオーラがあり声をかけられませんでした。


その50メートルほど先に赤のランシャツとランパンだけで走っているランナーが。このランナーも60番台で私よりも年齢が上。「ランシャツ、ランパンで元気ですね」と声を掛けると「この方が走りやすいから」との返事を頂き、先ほどの「1」のランナーの話に。この方はすれ違い時に声をかけられたそうです。何と70歳を過ぎて今までに走ったウルトラマラソンが112回とのこと。もし年に4回走ったとしても28年かかります。私の年齢だと・・・ただただ驚いて暫く並走した後先に行かせて頂きます。


15キロ地点のラップが1時間37分49秒。キロ6分で走れています。20キロのラップが2時間7分5秒。順調にキロ6分を刻み。トイレの7分だけが出ている感じ。僅かですが戻しましたペースはまぁまぁです。

さて20キロを過ぎてから60キロのランナーと100キロのランナーと二又で分かれます。60キロはここから大谷峠という難関に挑みます。その手前のエイドでジムのウルトラマラソンに何度も出走しているOさんと出会います。ひと月前にウルトラマラソンを走ったという強者ですがその時のダメージがあるとのことで痛み止めを飲んでいる所でした。ここのエイドでは既にエアサロンパスをかけているランナーもいたりと残り80キロもありながら大丈夫かな?という不安な気持ちになりました。ここで100キロのルートを。20キロ過ぎてから右に曲がるのが60キロのルート真っ直ぐに行くのが100キロのルートです。

suzu_root.jpg

60キロの大谷峠とは違いますが、こちらも峠。

suzu_kotei.jpg

ここからいきなりアップダウンが続き八太郎峠まで200メートルのアップダウンが続きます。ここからは人も少なくなり前後に10人程度。ほぼ同じペースですが、上りは得意な方。まだ元気ですができるだけ脚を使わずに走ります。いわゆる蹴らない。足を置いていくだけ、手も若干下げて前後に振るのも大きくしない。ペースはキロ6分ペースでとにかく力を使わないように維持します。

25キロ地点アップダウンが続く丁度半ばくらい。タイムは2時間38分50秒。オリンピックランナーであれば既にフルマラソンをゴールしている時間。しかしフルマラソンだったらこんなコースはあり得んなと思いながら走ります。


この辺りだったと思います。赤に白のドットのスカートを履いたディズニーのキャラクターのコスプレランナー。男子としてやはり追いつきたい。頑張って追いつきました。抜き際にちらっとお顔を拝見。私よりも明らかに年上の女性ランナーでした。声もかけずに抜き去りました。


しばらく走ると知人のランナーの応援に来たのでしょう。寿司居酒屋◯◯◯。◯◯君ガンバレ!と書いた大きなフラッグを山の中に立てています。私達にも拍手でエールをくれます。ここを超えたら頂上だから。苦しい坂もそろそろ終わりか?と思い少し安堵しましたが、その情報は間違っていました。その後2回アップダウンが続き、最終的にアップダウンが終わるのが40キロ過ぎ。20キロは山の中を走っていた計算。


山の中で雨がメガネを濡らしました。まずい濡れたくないと思うと今まで前方左側を走っていたランナーが右側に一斉に移動します。右側は木々が生い茂り雨を防いでくれました。有難い。丁度雨が降っている時は私のスピードでは山の中だったので雨は降ったものの被害は少なかったようです。

36キロのエイドではオレンジを切ってくれていました。幾つか口に含みましたがこれが美味しい。沢山食べていって、と有難い言葉。エイドのおばちゃん(失礼)本当に温かい言葉をかけてくれます。


また山の中で私設エイドがありました。3人ほどで運営されてましたが、珠洲の柚餅子や今冷蔵庫から出してきたようなスポーツドリンクを出してくれます。そして嬉しかったのがカステラ。これはうまい。甘くて口の中で溶けていきます。エイドのカステラはいいですよ。来年は是非全てのエイドに置いて下さい。


ここでトラブルが。実はフルマラソンを走った方は当たり前のようにご存知だと思いますが、乳首が長距離を走るとウエアで擦れて痛くなったり、ひどい場合は血さへ滲みます。出走前に絆創膏を貼っていたのですが、たまたまゼッケンを付けてあるゼッケンフォルダが右乳首の上に。これが擦れて絆創膏が外れてきたのです。外れた上にゼッケンフォルダが乳首に擦れて痛い。


途中のエイドで絆創膏ありませんか?と聞くと、おそらく自宅前がエイドになっていたのでしょう。自宅に絆創膏を取りに行こうとします。「ここにないならいいです」と遠慮をし結局右乳首上に位置するゼッケンフォルダを走りながらずらしました(笑)剥がれかけた絆創膏を再度乳首の上に貼り。事なきを得ました。しかし走りながらTシャツから左手を忍ばせ乳首の辺りを触っていたので他のランナーは変に思ったことでしょう。


そろそろ千枚田に続く海の方に出るであろう?という位置でトップのランナーが走ってきます。速い、しかしこの辺りを折り返してくるランナーの顔は辛そう。大丈夫なのでしょうか?残り50キロもあるのに。


ようやく40キロまで来ましたあと60キロ。ブログあと何度更新すると100キロに到達するのでしょうか。今日はここで力尽きました。ではまた明日続きを。


とにかく思いつくままに書き続けました。誤字脱字もあろうかと思いますが、お許しを頂ければと思います。

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2012年10月23日

完走記念セール継続中 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その2)

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完走記念セール

引き続き完走記念のセールを行なっています。この機会に是非。


すみません時間がなくて今日は短いかも。スタート地点にいつ立てるのだろう(笑)


【能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その2)】

バスに乗って今日泊まるビジネスホテルまでの移動なのですが、途中でコンビニに寄って頂けました。起床は午前2時予定。となると朝ごはんは用意しないといけない。バス二台に乗り込んでいるランナーがいきなり輪島のコンビニに入っていきます。私が入った時は既におにぎりなど棚に残ってませんでした。取り敢えずお決まりの赤いきつねを買い込み。今後お米が手に入らないことも想定してアンパン、そして早朝目が覚めるようにと「メガシャキ」を購入。レース直前に口に入れようと思い大福を買い込みました。


ホテルに入りチームのメンバー二人と食事。夕方6時なのに輪島の街中は暗いです。途中で持ち帰りの寿司屋さんと弁当屋さんを見つけたので太巻きやらおにぎりを購入。


どこかでご飯を食べなくてはいけないので「能登丼」と書いてあったお店に入店。お刺身定食を注文。

notosashimi.jpg

ピンボケですみません。サザエのお刺身が美味しかった。カウンターに座る一人の男性。明日ウルトラマラソンを走る話をしているのですが、見ると生中2杯を平らげてました。なんとタフな。私は1週間酒絶っているのに。

宿に戻って明日の用意です。74キロ地点で着替えられるので渡されたゼッケン4枚のうち2枚をチームTシャツに付けました。ゴールはこのTシャツを着てテープを切りたいと思いました。

zyunnbi.jpg

8時に寝ても午前2時の起床を考えると6時間。結局ベッドに入ったのが8時半。アラームを夜中の2時にセットします。

ararm.jpg

アラームをセットして寝ましたが、午前2時を解除するのを忘れました。次に使う宿泊者は変更して下さいね(笑)


8時半に寝たことありません。多分入眠したのが9時頃。最初に目が覚めたのは9時半。早すぎ(笑)その後も寝られました。次に目が覚めたのは12時55分。結構熟睡できました。しかし1時間後には起きなくてはいけない。私その間の1時間寝ました。2時のアラームとともに起きました。

慌てて用意をし、出かける準備、気がつくと集合時間まで5分。慌ててホテルの自室を飛び出しました。


今日もこんな時間となりました。明日こそスタートしたいと思います。ごめんなさい長くなって。

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2012年10月22日

完走記念セール 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その1)

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昨日無事能登半島すずウルトラマラソンを12時間6分55秒で完走してきました。応援頂いた皆さん有難うございました。


私このウルトラマラソンにはマラソンを走るという意味以外に特別なことを思っておりました。


当店は1932年創業。本年で丁度80年となります。本来であれば大きなイベントも考える必要があるのかも知れませんが、100年までの通過点とも考えております。ちょうど私が今年50歳。そして100キロを走ることによって自分としての区切りと申しますか節目を持ちたかったというのもあります。


今回無事ゴールをして、ささやかでも何かしたいと思いました。100キロマラソンは走ったことがなければその感動や走ることの意義を感ずることができないと思います。シャツも良い生地で作った質の良いものをご着用になって頂ければ、体験して頂ければその良さを分かって頂けるかと思いました。あまりこういうことは本来では好きではありません。ちょとしたことで記念にセールをやるなんて。そんなお店多いです。しかし今回は前もって用意することは不可能な企画ですのでお許し頂ければと思います。と言うのは完走できるかどうか?それは私本人にも分からなかったのです。


急ですので在庫の関係もあります。色柄物ですと沢山の御注文に応えられないと思いますので、今回イタリア製の白の生地だけを20%OFFにてご提供させて頂ければと思います。


ウルトラマラソン100キロ完走記念 

10月23日(火)~11月1日(木)の間に御注文頂いたお客様に限りますが以下のようなプライスで。

kanso_kinen.jpg

1)カルロ・リーバ ポプリン 
http://www.kinkodo.jp/shirting/brand/carloriva/m0213.html

2)カルロ・リーバ スーパーリバ(170双綾織)
http://www.kinkodo.jp/shirting/brand/carloriva/m0408.html

3)カルロ・リーバ リシオ(180双)
http://www.kinkodo.jp/shirting/brand/carloriva/car180.html

  特別プライス ¥42,000-→20%OFF ¥33,600-

4)デビッド・ジョン・アンダーソン(200双)
http://www.kinkodo.jp/shirting/brand/david/d200.html

※デビッド・ジョン・アンダーソンのみ生地の入荷が少し遅れそうです。現在ある在庫がなくなれば少しオーダーに時間を頂戴する場合がございます。ご了承頂ければと思います。

  特別プライス ¥31,500-→20%OFF ¥25,200-

5)トーマスメイソンゴールドライン(140双)
http://www.kinkodo.jp/shirting/brand/tohmasmason/t140.htmll

  特別プライス ¥26,250-→20%OFF \21,000-

6)アルモブロード(170双)
http://www.kinkodo.jp/shirting/brand/alumo/170.html

  特別プライス ¥26,250-→20%OFF \21,000-

インターネットでの御注文の際には備考欄に「ウルトラマラソン完走記念セール」と記載を頂ければ上記の金額でお納めさせて頂きます。

ご来店の際にはメルマガ見たよとお伝え頂ければと思います。


少しでも多くのお客様に良い素材でシャツをお作り頂ければと思い今回1週間ではありますが、特別プライスでご提供させて頂きました。ウルトラマラソン完走の感動がシャツで表現できるか分かりませんが
是非この機会にご利用頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。


もし良ければ完走記もお読み頂ければ幸いです。

 
【能登半島すずウルトラマラソン完走記(その1)】


チーム金港堂のメンバーの一人がこのウルトラマラソンに深く関わっていてあれだけ頑張っているのであれば走ろうかな?と思ったのがきっかけと言えばきっかけ。


もう一つに今年ノーベル文学賞を逃したものの、今日本で一番支持されている作家村上春樹氏の書いた「走ることについて 語るときに 僕の語ること」という本の中にサロマ湖ウルトラマラソンのことが書いてあり。村上氏はウルトラマラソンを一度だけ走っていることを知り。私も一度だけでいいから走ってみたい。という気持ちになったのがもう一つ。


そして先にも記しましたが、本年区切りの50歳。創業80年。そして100キロ。今年走れば区切りになるかな。という気持ちもありました。


私は言い訳して走るのは嫌いです。よく完走できないかも知れない。と言って走る人とか、あそこが痛いからとか、理由を付けてまずはダメだった時の言い訳を先にいう人。と言ってもビジネスのことを言っている訳ではなくランのことですが。まぁビジネスにも共通するかも知れないけど。走るならばやれることを全てやって走る。結果が悪くても良くても誰も何も言わないですし。多分今回完走できなくても悔しいのは自分だけで誰もなんとも思わなかったかも知れません。


終わったからあえて言いますが、結構身体はボロボロでした。やはり骨折の後に再度転倒し炎症気味の肩。変な動きをすると痛いです。それと咳喘息みたいになっており。強く咳をしたものだから左胸の筋がおかしく痛みもある。でも走れば忘れるような程度のもの。1週間前のハーフの疲れ。ただ1週間前にうまく走れてたので痛みがあっても走っている時は感じないことも知っていました。


その中でも最善を尽くすべく、1週間はほぼ完全休養とし走ったのは水曜日に5キロのジムのトレッドミルでジョグをしたのみ。ジムからも私を含めて15名のウルトラマラソンの参加者がいるようですが、ほとんどが60キロ。皆で情報交換をし、来たるべく日を迎える気持ちを整えます。木曜日に身体のメンテナンスをしてもらいにマッサージを受け。とにかく疲れをとって当日を迎えるようにしました。


レースに向けて月曜日にビールは飲んだものの、アルコール抜き、そしてカフェイン断ちを致します。何でも気休めです。何かを止めないと絶対に完走できないのではないかという恐怖感です。


出走を決めて5月に50キロ走ってみました。走れるかどうかを試してみたのですが、最後ちょっと歩きは入ったものの何とか走りきりました。その後の鎖骨骨折。そして復帰してからの9月末の60キロ走。これも52キロ地点から歩いてしまいました。かなり不安でした。


それでも、黙っててもレースの当日は来るものです。前日受付とスタート地点が珠洲であるにもかかわらずとっている宿が輪島のビジネスホテルでもありましたので、1時に金沢駅を出発のバスに乗り込みます。12時半まで仕事をしていて最後の伝票を書き終えて「生地貼っておいて」と言い残し大きなバッグを持って駅までのバスに乗り込みます。


何とか間に合って珠洲までのロングドライブ。次の日は2時起床でしたので、就寝は8時頃にはしないと十分な睡眠時間は確保できない。となるとバスの中で寝たのでは夜は眠れないかも?と思い我慢はしてみたものの。うとうとと。


アナウンスで会場に着いたことを確認。

suzu_uketuke.jpg

受付をすませて明日のゼッケン等を頂きます。それから説明会。

miyamoto_ana.jpg

チーム金港堂の彼がこのレースの全てをし切っています。彼もランナーだけあってランナーとして気持ちのこもった説明でした。ウルトラをどのように楽しむか。彼なりの思いも喋ってくれてます。

説明会が終わり再度バスに乗り込む前に撮影。

suzu_geto.jpg

無事にこのゲートに戻って来れるのか?本当にゲートに戻ってこれたら幸せだろうな。と思いホテルまでのバスに乗り込みます。


バスは60キロのコースとなる大谷峠を通り輪島の方へ。噂には聞いてましたがこんな急坂をランナーが走るのか?というような坂。そこを抜けると日本海です。私が明日走るであろう海沿いのコースをバスは走ります。恐らく5時過ぎくらいだったような気がしますが、もう日は落ちかけてました。

hi.jpg

穏やかな海にゆっくりと落ちる夕陽。できれば日が暮れるまでに明日ゴールしたいな。と思いながら海辺を見つめながらホテルに向かいます。もし明るい内にゴールするとなると夕方5時までには入りたい。となると12時間でゴールしなくてはいけません。果たしてできるのか?不安でいっぱいでホテルに入りました。


すみません。そろそろ閉店時間になったので、またこの続きは明日。ゴールに着くまでは何話書かなくてはいけないのか?(笑)


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About 307)ウルトラマラソン

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