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先日ネクタイの締め方でディンプル（えくぼ）のお話をさせて頂きました。WEB上ではなくリアルでも色々ご意見を頂いたりするのですが、とある方から中心にディンプルを入れるのではなくサイドに入れてみたいのにうまくいかない。と言うお話を頂きました。

その方のタイを拝見すると、しっかりと真ん中にしかも綺麗にディンプルが入っておりました。ネクタイはシルクですから、1日休めますと基本的にはシワも元に戻ります。ネクタイには表地のシルクとその中に芯が入っております。この芯は一度締め方のくせを覚えるとなかなか元には戻りません。だからこそ一旦ディンプルを入れて綺麗に結ぶと次回からはあまり気にすることなくディンプルが綺麗に入って結ぶことができる訳です。

一旦中央に綺麗にディンプルを入れたタイは他の締め方をしようと思ってもなかなかうまくはいかないことが多いようです。要はネクタイをご購入された最初が肝心で、その時に綺麗に結べることができれば、次回からは簡単に結べます。

それでは、今日は以前にお作り頂いたシャツなのですが。

ちょ～かっこいい。と言いますかどんな風に着こなすか見てみたい。

黒のオックスフォードの生地で、ドゥエボットーニ、そしてダブルカフス。基本的にはノーネクタイでご着用と言うことでご注文を頂いたのですが、黒を着こなすには相当の実力が・・・

黒か白かはっきりしろ！と言われたら。う～ん白なのでしょうか？黒なのでしょうか？グレーじゃ駄目ですね(笑)私も黒に挑戦してみたいと思います。

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大変恐縮ですが、私は割りとネクタイの結び方を見てお洒落かどうか？という事、いやお洒落かどうかというよりも、着こなしが上手かどうかというのを見ることがあります。

ネクタイを上手に締めているかどうか？で男性の場合は丁度中心にくる位置ですから締まって見えるか、だらしなくなって見えるか？随分違いが出てくると思うのです。

タイを結ぶ際にはディンプル（えくぼ）を付けるかどうするか？シャツやタイの芯の厚さによっても違ってくるのかと思いますし、ふっくらと大きく結び目を見せたい場合もあります。

私はきちっとディンプル（えくぼ）を付けるのが好きなのですが、時々どうやってそのディンプル（えくぼ）を付けるの？と聞かれる場合があります。とっても簡単で、ネクタイを首元まで持ってきて最後にキューっと締める時に指で真ん中を押さえてしまえばよい訳です。

一度付けたディンプル（えくぼ）は次に結ぶ時も同じようにへこんでくれると思いますから、一度くせを付けてしまうと次からも締めやすいかと思います。

上の写真は中央にディンプル（えくぼ）を付けたものです。通常はこのように真ん中にくぼみを入れることで美しくそして、締まった感じに見える訳です。

そしてもう一つ。これは我が郷土石川が生んだ、メジャーリーガー松井秀喜選手がよくしているタイの結び方。同じディンプル（えくぼ）でもちょっと違います。ダブルディンプル？（こんな呼び方をするかは分かりません）

写真のように逆に真ん中を膨らませてサイドにくぼみを入れるディンプル（えくぼ）の作り方です。最近はノータイでテレビに現れることが多いので確認をしておりませんが、多くの場合松井選手はこのようにエクボを二つ入れるようにして結んでいました。着こなしにも気を使っているのが分かります。

その他芯の太いネクタイでも細く綺麗にVゾーンにおさまるような結び方などもあるのですが、ちょっと写真では紹介しずらいので、もしお近くの方でしたら遠慮なしにご来店を頂ければと思っております。

ちなみに、上の写真のタイ　SCABAL（スキャバル）　￥１７，８５０－　下のストライプのタイはシャツで有名なLUIGI BORRELLI（ルイジ・ボレリ）のタイ　￥１４，７００－です。

どちらも　Made In Italy

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