ジャケットやスーツのイタリアのサイズと日本のサイズの違い。

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大昔にブログで、サイズのことを書きましたが、ネタがないというのが本当ですが、その時のブログを見て再度書かせて頂きました。本日はスーツやジャケットの企画の話。

イタリアンサイズと日本のサイズの違いは。サイズの違いと言ってもシルエット等ではなくて、所謂企画の違いをお話させていただこうと思います。

スーツやジャケットのサイズに関してですが、日本製の場合はA5・A6もしくはAB6とかAB7。痩せてらっしゃる方ですと、YA6とかYA7とかと言うサイズ表示からスーツをお選びになられていると思います。


基本的には体型を表すアルファベットAとABとYA。それ以外にもBとかBE(肥満体)の表示があるのですが、これらは横の厚みのことを言います。そしてAB4・A4・YA4と言う表示の数字4は身長のことを意味します。

4は目安として165センチくらい。5は170センチくらい6は175センチくらい7は180センチくらいと数字が大きくなっていけば約5センチを目安として縦に大きくなっていくと思って頂いたらいいと思います。

それでは175センチの身長の方でもお腹の大きな人もいればそうでない人もいらっしゃいます。これをアルファベットで表記するのですが、ちなみにA6となると製造メーカーによって若干違いはあるかもしれませんが、多くは身長175センチでウエストサイズ82センチを意味します。

これがAB6となると同じ175センチの身長でもウエストサイズは88センチとなります。このようにアルファベットと4.5.6.7などの数字の組み合わせによってスーツのサイズを表現しております。

それではイタリアではどうか?と言いますと。46・48・50・52と言う表記が日本で言う4・5・6・7となります。ウエストサイズはどうなるかと言いますとDROPと言う表記で表すのですが、今、日本に輸入されている多くのインポートスーツの場合はDROP6もしくはDROP7だと思います。ちなみに46サイズのDROP6のウエストサイズは・・・私はこのように計算するのですが、46-6×2=80センチとなります。48サイズですと48-6×2=84センチと4センチウエストサイズが大きくなります。

日本で作られるスラックスは多くが3センチピッチであると思うのですが、ヨーロッパのサイズでは4センチピッチとなります。

それでは大きなウエストの方はどうするのか?これは二つの方法がありまして、DROPを6ではなくてDROP4にすることによって同じ身長(着丈)でもウエストサイズを大きくとることができる。もしくは通常は着丈はレギュラーサイズなのですが、コルト(ショート)やロングを選択することによって、同じウエストサイズでも着丈の短いものや長いものができるので、YA体になったりAB体になったりとサイズの調整をすることができます。

ただ、通常は在庫の関係もあるのでしょう、イタリアンスーツの場合はA体が中心で、DROP6やDROP7が多いかと思います。

あるイタリアにある紳士の専門店では紺のスーツだけは46・47・48・49・50とピッチを短くしてウエストサイズも2センチピッチで展開し、お客様にジャストサイズで着ていただこうというお店もあると聞いたことがあります。

48tag.jpg

写真はイタリアのジャケット内ポケットの中のサイズ表示ですが、TAGLIA48 というのが身長にあたるサイズで、ウエストサイズ48に対してDROP6ですから、ウエストサイズは84センチの方が対応と言うことです。ただ最近のイタリアのサイズはかなりウエストをシェープしてありまして、恐らくウエスト84センチの方が着用すると、お腹まわりで少しシワが出るくらいタイトなシルエットになっています。むしろそうやって着ろ。というのが作り手側の意図だと思います。

今日はサイズに関してでした。たまには真面目なブログを書きました。


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