完走記念セール継続中 能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その3)

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完走記念セール

引き続き完走記念のセールを行なっています。この機会に是非。もう何枚ものオーダーを頂いております。期間が短いので是非。多数重なりますと納期に少し余裕を頂く場合もございますがお許しを頂ければと想います。


【能登半島珠洲ウルトラマラソン完走記(その3)】

さて、そろそろスタートしたいと思います(笑)


バスに乗り込みはしましたが、不安なことが一つ。減量化作戦に失敗していること。いわゆる(大)途中でもようしたとしても、長い距離でもあるしトイレも沢山あるだろうと自分に言い聞かせます。


バスには昨晩遅くにホテルに入ったM女史が先に座ってました。横の席に座らせて頂いて作戦タイム。キロ6分や6分10秒などラップによっての100キロのタイム表を頂き、目安を決めます。ただこれが実際走ってみるとそんなうまくいくはずがないことが後で分かります。


1時間ちょっとバスで移動して会場に着きます。会場内では既に着替えたり73キロ地点のエイドで渡される荷物を準備したりしています。ここで0師匠と一緒になり私たちも準備。ここで減量作戦にと思いましたがトイレは長蛇の列、既に4時になっていて準備をしていたらあっという間にスタート時間になることを考え諦めます。


ジムのメンバーとも会いました。ほとんどが60キロエントリーのランナーなのですが、Y氏と入り口辺りで遭遇。何となく顔が腫れぼったいような。聞くと一睡もできなかったとのこと。私の方が神経が図太いみたい。レース前の1時間などあっという間に過ぎていきます。荷物を預ける直前に眠気覚ましの「メガシャキ」を口に含みました。今から100キロ走るのだという興奮と恐怖とそしてこの日を迎えられたという喜びを持ってスタート地点に向かいます。スタート地点の体育館横にある簡易トイレもいっぱいでしたのでコース途中でトイレに行くことにしゲート前に並びます。


アミノバリューのメンバーや知り合いのランナーとエールを交換し10分前のアナウンスを聞き、スタートの時を待ちます。グローブはしていませんでしたが寒くはありません。事前の予報だと8度くらいだったのが直前に10度を上回る予報に変わっていました。逆に暑くなり過ぎないことを祈っていました。


「エイエイオー」を3回全てのランナーで繰り返し、号砲が鳴ったかどうかも分からないうちに皆走り出します。目標はタイムではなく、完走が目標です。必ずラップは落ちてきますので、最初はキロ6分から6分10秒を目処に走り出します。単純に6分で走ってエイドでの休憩や食事等を考えなければ10時間。後半のラップの落ちも考えて12時間前後のゴールが目標です。12時間走となるといつも使っているガーミン(GPS時計)の電池は持ちませんので普通のランニングウォッチ。距離表示が5キロ毎なので5キロ過ぎないとスピードが分かりません。


スタートして暫く周りのスピードについていきますが、ちょっと早くない?という体感スピード。皆こんなスピードで走って本当に100キロ大丈夫なのか?それとも私が遅いのか?少し不安を抱きながら進みます。全員が配布された蛍光のタスキを付けて走っています。警察の赤色灯やボランティアの誘導の車のライトに照らされて何本ものタスキが暗闇の猫の目のように光ります。


5時過ぎという早朝にも関わらずしかも真っ暗な中自宅から家族全員が出て拍手を送ってくれる方々もいます。「行ってきます」と声をかけ100キロの長い道のりの1キロを通過。空を見上げると満天の星。オリオン座がとても奇麗に見えます。暗闇ですので本当は足下を気にしなくてはいけないのですが、私だけ空を眺めて走っています。暗闇に響くのは多くのランナーのシューズの擦れる音だけ。


5キロも走らないうちに薄らと夜があけ始めます。最初の5キロのラップが33分26秒。かなりかかっています。私自身はそこそこのスピードで走っているつもりなのに、なんとか6分に戻したいと思いペースを考えます。5キロ地点での最初のエイド。ここでアミノバリューを頂き、順調に足を進めます。このエイドでトイレがあったのですが、そこには入らずそのまま進みました。


前方に信号が見え赤信号でランナーが止められているのを見て、どうせ止められるのであればとその手前のコンビニに入ります。「トイレ貸して下さい」と一言言って入ったのですが、2つあるトイレは既に入ってました。しかも二人とも減量化作戦実施中。私は小の方だったのですが、これがなかなか出てこない。私の後ろには女性のランナー。トイレの片一方は男性用、もう片一方は男女兼用となっていたので、先に男女兼用の方から出てきたのを見て女性に譲ります。もう限界(笑)ようやく出てきてくれました。


僅かな減量を済ませ外に出ると、知り合いのランナーが3人。お互いにエールを交換し握手をして信号を渡り私はちょっと先に行かせて頂きます。ちゃんと手は洗って出ましたのでご安心を。


ここからは見附島までペースをキープします。石川県に住みながら見附島を見るのは初めて。その手前で60キロを走る主治医のM先生とすれ違い声を掛け合います。見附島にもエイドがありましたがここはアミノバリューのみ。やはりカメラかiPhoneを持って出ればと後悔しましたが、見附島にある「縁結びの鐘」を鳴らして。折り返します。Youtubeに動画がありましたので拝借。

トイレの遅れを取り戻そうとちょっとペースを上げながら進みます。多くのランナーとすれ違いながらまた歩道を走ります。まだまだ沢山のランナーを見ながら走りますが。トイレに行っていたので、私が先に出たものの追いつくような形になりチームのSさんと一緒になります。暫く並走しながら先に行かせて頂きます。


ここでまたアクシデント。先ほど行ったばかりなのにまた行きたくなりました。12キロのエイドは先ほど通過したエイド。いわゆる見附島を拠点として折り返していますので、再度このエイドを通過することになります。トイレがあることは知っていますが、反対車線。誘導を受けて2つある簡易トイレに入りました。ほぼ待つこともなく入れたのですが。なぜにこんなにトイレに?と不思議に思ったのですが、ここで閃きました約五日間のカフェイン抜き。そして出走前に飲んだ「メガシャキ」利尿作用が大きく働いたようです。


コースに戻ってまたSさんに追いつき。2回目のトイレに行ったことを告げまた先に行かせて頂きます。私はトイレに行きました。が、ちょっとコースから外れて用を足しているランナーを発見。このレースゼッケンは年齢順。私は50歳にして131番。その方は10番台でした。年齢のこともあり仕方がないか。と思いましたが、コースに戻ったそのランナーと並走します。奇麗なピンクのTシャツにピンクのシューズを履いてましたので、奇麗ですねと声をかけると「歳だからね。」と返事が来ました。ウルトラマラソンは何度か走られているのですか?と問いかけると7〜8回かな?年齢は60歳を超えておられました。私が初めてだと告げると最後にラケット道路があるからね。昨日下見で車で通ったけど後半はいかに歩きをうまく入れるかだね。とアドバイスを頂き、先に進ませて頂きます。

10キロのラップが1時間8分。8分近くトイレに使った計算です。コンビニの分を入れるとそんなものでしょう。


折り返してますのでスタート地点の街中に入ってきます。送り出してくれたボランティアの方から再度エールを貰い。ここからが本当にマラソンです。八太郎峠に向かう山道に入って行きました。


私の前をリュックを背負ったランナーがゼッケンを折畳んだようにリュックに貼付けているのですが、それが「1」に見えます。本当だとしたら最高齢の70歳を超えているランナー。右横から坂の途中で先に失礼しましたが何となくオーラがあり声をかけられませんでした。


その50メートルほど先に赤のランシャツとランパンだけで走っているランナーが。このランナーも60番台で私よりも年齢が上。「ランシャツ、ランパンで元気ですね」と声を掛けると「この方が走りやすいから」との返事を頂き、先ほどの「1」のランナーの話に。この方はすれ違い時に声をかけられたそうです。何と70歳を過ぎて今までに走ったウルトラマラソンが112回とのこと。もし年に4回走ったとしても28年かかります。私の年齢だと・・・ただただ驚いて暫く並走した後先に行かせて頂きます。


15キロ地点のラップが1時間37分49秒。キロ6分で走れています。20キロのラップが2時間7分5秒。順調にキロ6分を刻み。トイレの7分だけが出ている感じ。僅かですが戻しましたペースはまぁまぁです。

さて20キロを過ぎてから60キロのランナーと100キロのランナーと二又で分かれます。60キロはここから大谷峠という難関に挑みます。その手前のエイドでジムのウルトラマラソンに何度も出走しているOさんと出会います。ひと月前にウルトラマラソンを走ったという強者ですがその時のダメージがあるとのことで痛み止めを飲んでいる所でした。ここのエイドでは既にエアサロンパスをかけているランナーもいたりと残り80キロもありながら大丈夫かな?という不安な気持ちになりました。ここで100キロのルートを。20キロ過ぎてから右に曲がるのが60キロのルート真っ直ぐに行くのが100キロのルートです。

suzu_root.jpg

60キロの大谷峠とは違いますが、こちらも峠。

suzu_kotei.jpg

ここからいきなりアップダウンが続き八太郎峠まで200メートルのアップダウンが続きます。ここからは人も少なくなり前後に10人程度。ほぼ同じペースですが、上りは得意な方。まだ元気ですができるだけ脚を使わずに走ります。いわゆる蹴らない。足を置いていくだけ、手も若干下げて前後に振るのも大きくしない。ペースはキロ6分ペースでとにかく力を使わないように維持します。

25キロ地点アップダウンが続く丁度半ばくらい。タイムは2時間38分50秒。オリンピックランナーであれば既にフルマラソンをゴールしている時間。しかしフルマラソンだったらこんなコースはあり得んなと思いながら走ります。


この辺りだったと思います。赤に白のドットのスカートを履いたディズニーのキャラクターのコスプレランナー。男子としてやはり追いつきたい。頑張って追いつきました。抜き際にちらっとお顔を拝見。私よりも明らかに年上の女性ランナーでした。声もかけずに抜き去りました。


しばらく走ると知人のランナーの応援に来たのでしょう。寿司居酒屋◯◯◯。◯◯君ガンバレ!と書いた大きなフラッグを山の中に立てています。私達にも拍手でエールをくれます。ここを超えたら頂上だから。苦しい坂もそろそろ終わりか?と思い少し安堵しましたが、その情報は間違っていました。その後2回アップダウンが続き、最終的にアップダウンが終わるのが40キロ過ぎ。20キロは山の中を走っていた計算。


山の中で雨がメガネを濡らしました。まずい濡れたくないと思うと今まで前方左側を走っていたランナーが右側に一斉に移動します。右側は木々が生い茂り雨を防いでくれました。有難い。丁度雨が降っている時は私のスピードでは山の中だったので雨は降ったものの被害は少なかったようです。

36キロのエイドではオレンジを切ってくれていました。幾つか口に含みましたがこれが美味しい。沢山食べていって、と有難い言葉。エイドのおばちゃん(失礼)本当に温かい言葉をかけてくれます。


また山の中で私設エイドがありました。3人ほどで運営されてましたが、珠洲の柚餅子や今冷蔵庫から出してきたようなスポーツドリンクを出してくれます。そして嬉しかったのがカステラ。これはうまい。甘くて口の中で溶けていきます。エイドのカステラはいいですよ。来年は是非全てのエイドに置いて下さい。


ここでトラブルが。実はフルマラソンを走った方は当たり前のようにご存知だと思いますが、乳首が長距離を走るとウエアで擦れて痛くなったり、ひどい場合は血さへ滲みます。出走前に絆創膏を貼っていたのですが、たまたまゼッケンを付けてあるゼッケンフォルダが右乳首の上に。これが擦れて絆創膏が外れてきたのです。外れた上にゼッケンフォルダが乳首に擦れて痛い。


途中のエイドで絆創膏ありませんか?と聞くと、おそらく自宅前がエイドになっていたのでしょう。自宅に絆創膏を取りに行こうとします。「ここにないならいいです」と遠慮をし結局右乳首上に位置するゼッケンフォルダを走りながらずらしました(笑)剥がれかけた絆創膏を再度乳首の上に貼り。事なきを得ました。しかし走りながらTシャツから左手を忍ばせ乳首の辺りを触っていたので他のランナーは変に思ったことでしょう。


そろそろ千枚田に続く海の方に出るであろう?という位置でトップのランナーが走ってきます。速い、しかしこの辺りを折り返してくるランナーの顔は辛そう。大丈夫なのでしょうか?残り50キロもあるのに。


ようやく40キロまで来ましたあと60キロ。ブログあと何度更新すると100キロに到達するのでしょうか。今日はここで力尽きました。ではまた明日続きを。


とにかく思いつくままに書き続けました。誤字脱字もあろうかと思いますが、お許しを頂ければと思います。

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