東京マラソン抽選発表/白山白川郷ウルトラマラソン完走記(3)

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本日は忙しくて、本来であれば、メインとなるはずのファッションネタは一日お休みさせて頂ければと思います。申し訳ありません。


忙しいのもこんな事情がありまして。



皆さん期待して頂いていたみたいです。当選でも落選でも。当選したらしたなりに、喜んで頂いたと思うのですが、落選は落選でも喜んで頂いているようなのでランナー冥利に尽きると申しますかなんと言いますから。


これで都市型マラソン19回連続落選となりました。東京マラソンは2007年が第一回ですから、これで9回落選。そして神戸4回、大阪4回、京都1回、横浜1回。トータル19回連続落選でございます。


このアップをお待ちの方もいらっしゃると思いましたので、一応お知らせを。

引き続き完走記に入ります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・白山白川郷ウルトラマラソン完走記(3)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

カウントダウンが始まり、真っ暗な中をゆっくりと走り始める。走り始めて最初に考えたことはランパンをどうするか?である。ゆっくりとスタートし始めるが、フルマラソンやハーフマラソンと違い、慌てて前のランナーを抜いたり、自分のポジションを確保したりすることはなく、流れに任せて走りだす。

ultrastart3.jpg


チームや知り合いの応援を受けながら、鰯の群れのような群衆の進行に身を任せるが、ふと右側を見ると簡易トイレが10ばかり並んでいるのが見える。

その群れから抜け出すように右にずれるが数名のランナーとぶつかり、本当に申し訳ないことをしたと今でも思っている。二列に並ぶトイレの右の一番手前のトイレに入り、直ぐにランパンを脱ぎ反対にして履き直す。これで前にあるはずの「脚の御守」が左臀部の上に来ることになった。


慌ててトイレから出てコースに戻るが最後尾は既に3~40メートル先にいたであろうか、その後ろを大会運営の車が着いている。この最後尾の列に入らなければ真っ暗なコース走る場所さえ分からない。スピードを上げて何とか最後尾に追い付いた。ただここから暫くが狭い道で、鰯の群れも混雑をし泳ぐのもやっとのようだ。いくらマイペースと言っても600人走るレースの600番目を走るわけにもいかない。空いているスペースを見つけて前に脚を進める。


暫くすると、大きな声で話しながら走るチームのM本氏の横に出る。ようやく1人とあった。彼とは20キロ地点くらいまで先に行ったり追いつかれたりするのだが、練習不足と言っていた彼も見事に今回ゴールすることになる。


さて、早朝というかまだ夜中である。真っ暗な道を地元のボランティアの方がある程度の間隔で懐中電灯や車のライトで道路を照らしてくれる。私も事前に真っ暗だということを聞いていたので、キャップにヘッドライトを付けて走っていたのだが、稜線にギリギリに光る月を眺めながらこれからの100キロの展開に思いを馳せるのであった。


最初の数キロをあまり寒さを感じなかった。下はランパンだけだが、上はTシャツにランシャツの重ね着、そして腕にはアームウォーマーをしていた。今回のコースはこのようになっている。

ultra_courase.jpg


100キロの部は一旦スタート地点を出て距離調整の為か5キロ程本来のコースを逆走し、折り返してから再度スタート地点を通過し白山スーパー林道に向かうというコース。


有難いことにコース上には小さなキャンドルが光っている。並べるのも大変だと思うが、スタート直前にそれに火を付けてくれたのであろう。時刻は4時過ぎである。ボランティアの皆さんに本当に頭の下がる思いである。ライトで道を照らしてくれる方々に、「おはようございます。」「有難うございます。」とお礼を言いながら脚を進めるのであった。


ultra_lump.jpg



折り返してからが逆風になり急に体感気温が下ってきた。寒さも感ずるようになり、(小)の方をもよおしてきた。どこかで入ろうと思い、行きに見つけた公衆トイレを目指すが、誰もが同じ考え、案の定いっぱいであった。ここで時間ロスをしたくはないと思い、最初にランパンを履き替えた所を目指す。途中一つだけ簡易トイレがあり、そのトイレの前に待っている人は1人。と言うことは中の人を入れても2人。ここだと思って待つが、中の人は(大)なのかなかなか出てこない。そのうち、私の前で待っていた人も我慢できなくなったのか、簡易トイレの前をウロウロしはじめる。お互いに顔を見て、「走ってた方が我慢できる、スタート地点に沢山あったからそこに行きますか?」と何故かここでトイレを我慢できない2人が親近感を覚え、彼と暫く並走することになる。走っていると我慢できるのですが、ただ早くしたいからペースが上がるのですよね。と冗談を言いながら次のトイレまでそこそこペースを上げて走っていく。


トイレを見つけたが案の定ここも列。ただトイレの数が違う。早く進むであろうと列に並ぶが、なかなか進まない。ようやく一つの扉が開いてそこに滑りこむ。ふか~く息をしながら用をたすが、その時白く丸いものがトイレの丸い穴の中に吸い込まれていくのを目にする。何?ん?ゼッケンホルダーか?と思い胸のゼッケンを確認するが四隅ともしっかりと止まっており問題は無かった。気にすること無くトイレを勢い良くでて流石にバラけてきた鰯の群れに戻った。


スタートゲートを再度通過。応援のメンバーに再度エールをもらうが、通過が遅かったので、何か言われた気がする。そこで私は「ランパン逆さまに履いてた」と言い訳をしてここから本当の100キロへの道へ進むのであった。


コースの下見はしておらず、距離も適当にしか見ていなかったものの、まずは一里野の大きなエイドを目指す。そこにはチームメイトのウルトラランナーT本さんがいるはず。ただそれまでも上りが続く、どんどん上る。崖ぶちの道路には落石防止の屋根が着いており、勿論そんな所は車でしか通ったことはない。スキーには何度か来たことがあるか、そこを走ることになろうとは夢にも思わなかった。脚を進めると知人のランナーT中氏と遭遇。昨年も走った経験もあることから少し話をさせて頂いた。数週間前に腰を痛めてしまったとのこと。腰と相談しながら完走を目指すということで、少し先を行かせて頂いた。




前方にプーさんの着ぐるみに確かくまモンのリュックを背負ったランナーがいる。100キロを着ぐるみでちょっと想像できない。


中宮のスキー場を左に見ながら一里野を目指す。何度かスキーでは言った、どちらかというと見慣れたような景色の一里野スキー場に着く。この辺りで既に夜も明け明るくなっていた。地元の人がそこを曲がるとエイドですよ。と教えてくれる。誘導員の指示に従い右に曲がり少し坂を上った所で最初の大きなエイドに到着。そこではウルトラランナーがウルトラマンの着ぐるみを着てランナーに声援を送っていた。


ultraman.jpg


エイドで食事をしている時にたまたま同じ100キロを走T中さんに撮ってもらった写真。後ろにプーさんがいるが、このランナーとは最後まで競いあった。というか着ぐるみ着て凄い。

ichirino_aid1.jpg



慌てることはない、100キロのうちの序盤も序盤。まだ白山スーパー林道にも到達していない。このエイドで、ほぼチームのメンバーと一緒になり、多少ばらつきがあったがそれぞれがほぼ同じようにこのエイドを出て行った。


ichirino_aid2.jpg




私はM本氏と一緒にスタート。直ぐに急な上り。ここにこんな上りがあったか?と思ったがM本氏は知っていたようだ。


体調は良いので、先に行くがここで更に(小)をもようおしてきた。またか?

続く。


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