シャツの縮みと芯のセレクトに関して。

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明日は百万石行列です。今日は提灯行列、雨ですわ。残念ながら。行列の間でも晴れてくれないかな?と願っております。

さて、今日は真面目な話し。シャツの芯のセレクトに関して。

当店では芯を2種類用意しております。フラシの芯、そして接着芯。衿やカフスは生地と生地の間に必ず芯を入れます。芯の片面と生地を樹脂で接着してあるのが接着芯、フラシの芯は生地と芯が接着していない芯。それぞれのメリットとデメリットを下記に記載させて頂きました。





















衿芯の種類/芯の硬さ 普通芯

(普通の硬さ)
ソフト芯 超ソフト芯

(ペラペラの芯)
接着芯 ご用意しておりません。
非接着芯(フラシの芯)



当店には2種類の芯(接着芯と非接着芯)をご用意しております。それぞれを選択できるようにはしておりますが、一般的なビジネス仕様のデフォルトの選択を接着芯の普通芯(普通の硬さ)にしてあります。

※接着芯と非接着芯(フラシの芯)の違いについて

接着芯とは衿とカフスの中に入っている芯と衿やカフスの生地を芯に貼ってある樹脂で接着したものです。

非接着芯(フラシの芯)とは接着芯とは違い芯と衿やカフスの生地とは接着していない芯です。
日本で販売される多くが接着芯を使っているものだと思います。



【接着芯のメリット】
芯と生地がくっついているのでプレスをしてもシワになることがなく、ご家庭でもアイロンがけがスムーズです。またご家庭でかけるアイロンでの温度であれば縮みも大きくはありません。


【接着芯のデメリット】
樹脂を使って生地と芯を接着しているので、クリーニング屋さんなどで高温のプレスをかけると縮みが大きくでる場合もあります。



【非接着芯(フラシの芯)のメリット】
樹脂を使っていないので縮みが接着芯に比べれば少ないです。



【非接着芯(フラシの芯)のデメリット】
接着をしていないので、衿やカフスにパッカリング(浮き)が出てくる時があります。


※お好みによっても違いますが、しっかりと仕上げたい時は接着芯。ふんわりと仕上げたい時は非接着芯。麻素材や綿の起毛素材は非接着芯使った方がふんわり仕上がって良いと思います。素材によって使い分けることもありますが、通常ビジネス用として接着芯をお使いでも素材によって非接着芯の方が良いと判断をした場合は当店からお客様のご承諾を得て非接着芯をお勧めする場合もございます。

お客様から、衿やカフス縮むねぇ。と言われたことがありますが、腕に自信のあるクリーニング屋さんでは、絶対に縮まさないので、サイズデータを持ってきたら、そのサイズ通りに仕上げます。というクリーニング屋さんもあります。

通常、麻やボイル、そしてサッカー生地などは、フラシの芯を使っても、糊が入りやすいので浮きは目立ちにくいのですが、通常のブロード生地の特に白、そして衿先の長いデザインのものなどは、衿がボディに当って曲がりますので、どうしても浮きが出やすい場合があります。高級シャツはフラシの芯でないとダメ。というようなフラシの芯至上主義みたいなのもありますが、イタリアの高級シャツでも接着芯を使っている場合がございます。

シャツ生地によって芯は使い分けしても良いかと思います。

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