福知山マラソンの結果

1億2千万人のマラソンファンの皆様

更新が遅れまして申し訳ありません。

実はトラブルがございまして、昨日から携帯の充電が出来ない状態になっておりました、メールも電話も取れない状態になっております。もしメールもしくは電話を頂いた方がいらっしゃいましたら、先ほど携帯を変更してきました。頂いたままになり申し訳ありませんでした。

さて、1億2千万人のマラソンファンの中から1万人が集結したここ福知山市。ことしはフルだけで1万人を超えるランナーが集まったとのことでした。

前日から入った旅館の4人部屋。スポーツクラブのメンバーとその旅館に入る前に大量のパスタを食しエネルギー補給。風呂に入って雑談をして睡眠。

翌日は10時半のスタートですから割とゆっくりしております。翌日は7時の朝食で、6時半に起床の予定でしたが20分頃に非常ベルの誤作動で早めに起床と相成りました。

食事をする為に別の部屋に入ると、二人を除いて全てランナー。どこから来ました?ランニングを始めて何年ですか?と会話をして会場へ。

沢山のランナーが会場を埋め尽くしておりますが、やはりトイレは大変。10個ある男性用のトイレにそれぞれの列ができて、4~50人くらいが1列に並んでおりますから、それだけで4~500名。まぁ何とか用をたす事ができました。

受け付け時に頂いたのがこちら。
激励
地元の小学校の子供たちが選手のみんなに絵とコメントを書いてくれます。1万人以上いますから相当な枚数を一人が書くことになるのではないでしょうか?私が頂いたものには「がんばって、体そうをわすれないように走って下さいね」と。小学校2年生からのメッセージでした。ジムの他のメンバーには優勝してください(笑)と書いてあったとか。

何だかんだでスタート時間が近づいてきたので、スタート地点で、目標申告タイムによってブロックに別れます。私は申告3時間29分(希望的)でFブロック。

たまたま、となりに並んだ人が、「私の時計を見て見やすくていいですね・・・」とそこから会話が始まりました。

私「今日は晴れてよかったですね・・・」

となりの人「明日は名古屋なんですけど、雨降りそうなんですよ。

私「明日は名古屋なんですか?」

となりの人「明日は名古屋でハーフマラソンなんです」

私「は?????今日フル走って明日ハーフですか?」

となりの人「いや今シーズンは6週連続で先週が第1週。これが2週目マラソン行脚ですわ・・・」

私「練習する暇もないですよね。」

となりの人「レースが練習ですわ」

私「本番はいつか分かりませんね(笑)」

となりの人「タイムが良いのが本番ですわ(笑)

私の反対側のとなりの人「旅費も馬鹿にならないですよね・・・」

となりの人「死んで残してもしゃ~ないですからガハハハハ」

何と言う豪快な人。

と会話も弾んでいざスタート。パ~ンと乾いた音がず~と向こうでしたな???と思ったら花火がどど~んと打ち上げられ、ジワジワと前に進みます。1万人ですから、スタート地点まで徒歩です。スタート地点をくぐったのが2分後。さて、そこからは自分のペースでスタート。

快調です。いや絶好調と言ってもいいのだと思います。市民マラソン10キロのためのスピード練習を行っていましたからスピードの関しては何の違和感もございません。最初の間は1キロのもたもたを除けば4分40秒台前後。30秒の時もありました。予定よりも10秒も早いです。微妙な坂はありますが息は全く上がりません。

師匠からは30キロまでは我慢と言われていたのが、自分でこれが普通か?と思ったのが大間違いの始まりだったようです。まったくもってアホです。

水分補給は必ずするようにしました。寒さもありましたので、今日のいでたちはランパンとランシャツに手袋にアームウォーマー。途中の給水所でトラブルがあり。私がコップを貰ってから、係りの人が次の人に渡す為に出したコップが私の目の前に。そのまま顔面に浴びてしまいました。メガネもビチャビチャ。その後もらえるえるものは貰っておこうと。水をしみ込ませたスポンジを取ったのですがこれが大間違い。手袋がびちゃびちゃになり。余計に寒くなりました(涙)

さて、順調に足を進めます。ここでタイムを考えて抑えれば良かったのですが、もしかするとこのまま行けるか、例え多少疲れてタイムが落ちたとしても、結構いい記録が出るのではないか?と思ったのですが・・・

あまかった。28キロくらいの地点で、左足のふくらはぎが「ピキッ」と来たのが分かりました。左足にきたのでできるだけ負担をかけずに右足を意識しながら走ります。

マラソンは30キロから。と言いますが、まさに30キロを過ぎた時点で完璧に痙攣が起きました。正直リタイアも頭に浮かびました。今までも練習で長距離を走った時に無理をして痙攣を起こすことがありましたが、最終的には少しも走れずに。いや走れるどころか歩くこともままならずに立ち止まり足を引きずりながらようやく帰ったこともありました。

途中の給水所でコールドスプレイが置いてありましたので、それを両脚に吹きかけます。その時に自分の意思とは関係なくふくらはぎが痙攣しているのを見て。先の長さとこれで終わりかと覚悟をしました。係員の人も驚いておりました。

その後左足を地面に着く度に右足裏がつってくることも分かります。その後左をかまうあまりに右足首に痛みが。そうしていると、後ろからジムのメンバーが抜いていきます。「大丈夫か?」といわれ「両脚痙攣」 「無理するな」と言われても何だか元気が出て1キロ踏ん張りました。この1キロはまたキロ5分を切ることができましたが、その後もスピードがゆるみます。ここまでくると痙攣とかではありません。両脚全てが痛いという感じ。絶対リタイアしないという強い気持ちで望みました。残り3キロ。5分で走れば、ネット(自分がスタート地点を通ってからゴールまでのタイム)ではなく本当に3時間半を切れる。と思ったのですが。そこからはとにかく足を進めるだけ。

ラスト1キロは急激な坂を上がることになります。子供たちの声援と。野球のユニフォームを着た子供達がハイタッチを求めますので辛いですが、コースを右にとってハイタッチを。

坂を上りきったところでまだ少しあります。正直歩きました。「あと300メートル、頑張れ」とおっさん(失礼)が手を叩きながら笑って言っております「わかっとるわい」と言いたくもなりましたが、ここは抑えて(笑)

何とかゴール。結果はこの通りでございます。
hukuchiyama_kekka.jpg
タイム3時間31分01秒 ネットタイム3時間28分51秒。

ちなみにゴール後あまりにも悲惨な顔をしていたのか、ラジオだと思うのですがインタビューされました(笑)しかし声も出ませんでした。


その後師匠や応援してくれて人にメールを打っていると正直自分の頑張りに涙が出てきました。確かにレースとしては失敗だったと思います。最初突っ込みすぎです。そうならないように教えを頂きながらできませんでした。自分ではいけると思ったのがあまかった。

ただ残り10キロ。ゴールした後、あそこで頑張っていれば!と後悔するようなことはなく、本当に頑張りました。気持ちを切らすことなく、そして諦めることもなくリタイアも覚悟しましたが気持ちだけで最後まで到達することができました。最後歩いてしまった部分も正直ありますが、諦めて歩いたのではなく本当に走れなくなったから。

絶対にもっと強くなりたいと思います。メンバーからはフルマラソン2回目で3時間半切りは立派だとなぐさめられましたが、レースの組み立ては本当に駄目でしたね。ただ本当に頑張れました。

最後に。朝一番にメールをくれた師匠、そして応援して頂きました皆さん、強いメッセージを頂いたバニーさん。そして一緒に走ってくれたジムのメンバー、走ることで家を空けることもあるのですが、それでも走らせてくれる家族。3連休の真ん中に店を休んででかける私を送り出してくれた我が金港堂のスタッフ。福知山に行く途中でお電話を頂き、明日お店に行くぞ。と言うことでしたが、私が福知山に向かっていることを言うと正直だから許してやると言ってくれたお客様。そして今回一番感動しましたのが、当店のお客様で今は東京に長期出張されている方からMIXIを通じて「お店の事はマイミクさん達が売り上げに協力するでしょうから安心して走って下さい・・・」と言うメッセージ。

とにかく皆さんに感謝感謝感謝の一日でした。記録は悔しいですが自分としては本当に頑張れた一日でした。あ~マラソンやってて本当に良かった。

今日からは真面目に仕事を致します。

来年更なる記録向上を目指して頑張ります。有り難うございました。

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