カシミヤの基準

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カシミヤ。いい響きです。誰もが憧れる素材。柔らかく、そして軽くて温かい。マフラーなどは直接肌に触るものですから繊維の細いカシミヤの肌触りを一度知ってしまうと止められなくなります。

このカシミヤ、一度は量販店でも大量に山積みにされて売られてました。触ってみると本当にカシミヤ？というようなものもあります。当店で売っているラムの方が柔らかいのじゃないの？って思うことも。その後業界の厳しい基準などが設けられて粗悪な商品は少なくなったと思います。

実はこのカシミヤも等級があるようです。

繊度　　　　繊維長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヘヤー混率
1級品 14ミクロン前後　　34mm以上(最高で38mm位) 0.1%
2級品 14～15ミクロン代　 30mm～34mm 0.2%
3級品 16ミクロン前後　　28mm～32mm 0.3％以下

大体マフラー１枚分がカシミヤ１頭からとれる量だとか。コートやジャケットになるとその量は更に大きくなってくるのですが。

ここを見ると「カシミヤ表示の適正化に係る調査事業」として独立行政法人中小企業基盤整備機構が調査をしております。

http://www.smrj.go.jp/keiei/dbps_data/_material_/common/chushou/b_keiei/keieiseni/pdf/53114-1.pdf

何しろ２８ページにも及ぶレポート。ご紹介しながら私もまだ全てに目を通していません。ただ基準はどんどん厳しくなっていくと思いますし、業界をお客様にちゃんとした商品をお届けしようと努力をしているのは間違いないようです。