食と服

何度か書いていることですが、こうやって説明すればいいか?と思ったことがありまして、今日はそれに関して。

食と服というと文化だとか、ライフスタイルということになりますが、ちょっと違った観点で。

最近テレビを見ていると「食レポ」という言葉がよく聞いたり見たりすることがあります。いかにも美味しそうに食べて、その感想を述べる。それを見て美味しそうに思い、そのお店に見た人は行く。

考えてみると、今まずいものを食べさせるお店はない。と言ってもいいくらい。チェーン店であっても、地元のレストランでも、美味しくないと思うことはほとんどないので、概ねテレビを見て行ったとしても美味しいことの方が多い。値段の割には・・・とか、この値段だったら仕方がないかな?と思うことはありますが。

ただあまり見たくないテレビ。食の専門家と料理人が対決するようにして展開されるテレビ番組。お互いにうんちくを言い合って食べている様子を放映する。笑顔があまりない。美味しいものを食べているのに、食べたものを分析するようなしかめっ面。

食事は美味しく笑顔で食べてこそ楽しい。逆に食べ方のうんちくを並べるラーメン屋の店主などもいますが、どう食べようがこっちの勝手だとも思います。そんなところで食べたくもない。しかめっ面で料理されたら、美味しいものだって美味しく感じられない、すごく努力して、お客様には笑顔で出す。お客様も笑顔でワイワイ言いながら食べる。それが美味しいし楽しいのだと思うのです。

何を言いたいかというと、ファッションもそうであってほしい。ラーメンで言うチャーシューばっかりこだわっていても、決して美味しくない、チャーシューと麺とスープがバランスがあっていて初めて美味しい。

服で言うと、シャツがチャーシューだとすると、チャーシューばかり良くてもいけない。麺であるネクタイと、スープである服のバランスが一番大事。ディテールばかりにこだわらず、全体のバランスを楽しんでほしい。そう思うわけです。

チャーシューだってこだわりがあるでしょう、火の入れ方など。シャツがチャーシューだったらシャツだって、細かなこだわりがあったりします。


ステッチ


上のシャツと。


stech2.jpg


こちらのシャツ。衿型はほぼ同じ。で、どこが違うかわかりますか?



ステッチの入り方なのです。



こだわりと言えば、こだわりですが、それよりも大事なことはこのシャツにどんなネクタイをして、どんなスーツを着て、靴は何を合わせよう。そうやって、お洒落を楽しむことだと思うのです。


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