オーダーシャツのご注文有難うございます。タイプライターからワープロまで。

なんだか今日も色々とあったというか、バタバタしながら閉店間際まで来ました。


今日はお電話でのご注文も何件か頂きまして、本当に有難うございます。


ホームページからの注文じゃないと駄目か?と言われるのですが、電話でももちろん大丈夫です。蕎麦屋さんの出前じゃないので、「もう出ました」とは言いませんが、お電話でのご注文の場合は、お客様の過去のデータを探すのに少し時間がかかりバタバタすることはお許し頂ければと思います。


電話でのご注文の予約がいるか?と言われることもありますが、その時に接客をしていたりすると電話で対応できない場合がありますので、その際には折返しお電話させて頂きますので、よろしくお願い致します。


ただ以前にも何度か書きましたが、お電話を頂いた時にドキッとするのです。ちゃんと採寸をしご指示通りに作ってあったとしてもお客様にお気に召して頂いたかどうかは絶えず不安でございまして。


今日も「先日注文しシャツを送ってもらった○○ですが」というお電話を頂いた際には、着心地に問題があったか?とどうしてもそう考えてしまうわけですが、次の言葉は「すごく良かったのでまた注文します、電話でいいですか」と言われると嬉しいというよりもホッとするのが現状でございます。


また注文を頂いてお納めしてから連絡がないのもちょっと不安でございまして。作る方の勝手でございます。


この夏は沢山のご注文を頂いておりまして、現在はお納めにひと月ちょっとかかってしまっております。申し訳ありません。不景気で間違いありませんが、アパレル業界も「オーダー」と名のつく分野や割と好調のようで、当店はシャツですが、オーダースーツも忙しいようです。


それでひと月かかるというと、お客様は不思議な顔をされますが、不景気ではありますが、日本のファッションも本当に熟成されたといいますか、その辺りにないものを求められているものだと思います。二極化と言われますが、それは価格のこともありますが趣向性もあると思います。ブランド品を追いかけるか、自分のオリジナルのものを求めるか。どちらかというと個性の時代に入ってきているのではないかと考えます。


それとこの業界でもやはり人手不足といいますか、直ぐに技術者を育てられるわけもなく、熟練工は年齢も上がってきておりますし、こうやって注文を受けている私もあとパソコンを何年打ち続けられるかも微妙でございます。


私がパソコンを使えるのは、知人に教えてもらったのもありますが、高校時代に推薦で外国語大学に入学が決まった際に、推薦でしたから皆が受験勉強をしている時に英語の先生に大学に入ったらタイプライターを使うだろうからと言ってタイプライターを教えてくれたのです。


その時のタイプライターはこんな感じ。

olivetti1.jpg

ネットから拾ってきました。

動画もありましたので貼っておきます。

その後大学に入るとこのタイプライターにも一大革命がありまして。

電子タイプライターというものが世に出たわけでございます。

olivetti2.jpg

これのどこが革命かと申しますと、今までは手がキーを押す力で紙にタイピングをしていたのが、軽く押すだけで電気の力でタイピングができるようになったわけです。

いわゆるママチャリが電動アシスト式のママチャリになったようなものです。


それがこちら。

そこからいきなりワープロというものに飛ぶわけですが、私が使ってたのはシャープの書院。

shoin.jpg

ブラウン管ですわ。

ちょっと話が飛躍しすぎたのでこの辺りでやめておきます。


まあ兎に角高校の時にタイプライターを教えて頂いた先生に感謝でございます。それがネットでオーダーシャツを販売するまでになるとは想像もしておりませんでした。

ということで、本日もご注文をお待ち申し上げております。


ただ、明日はお休みを頂きますので、お電話でのご注文は木曜日にお願いいたします。


19081.jpg

NO-M1908 夏生地120番手のネップの入った綿ストライプ スイス ALUMO アルモ社製生地 コットン100% ネップが入っておりますが、リネン素材ではありません。120番という細番手の綿素材です。糸が細いので生地も薄めではありますが、リネンではないので、しわくちゃになることはないと思います。優しいスイスコットンの肌触りを確かめて頂ければと思っております。

1着のみの入荷となりました。ご注文お待ち申し上げております。


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