シャツのフィット感

当たり前ですが、オーダーシャツの場合はお客様のお体を採寸し、そしてそのサイズデータに基づいてシャツをお作りします。


例えば、胸囲が100センチでウエストサイズが85センチの場合。胸囲に14センチ~15センチ程度のゆとり。ウエストサイズに12センチ~11センチのゆとりを入れてお作りします。


つまりは15センチと12センチであれば、仕上がりサイズが115センチと97センチが胸囲とウエストの出来上がりサイズとなります。


更にタイトにご着用になりたい方は胸囲に対して12センチ、ウエストに対して9センチくらいのゆとりを入れて出来上がりサイズに致します。


fit.jpg

最近はあまりゆったりしたシルエットでお作りすることは少ないので、概ねイタリアンスタイル(ノーマル)でお作りする場合が多いのですが。痩せた方はあまり痩せて見せたくない。だから大きなシルエットで作る。


またこれも間違いでして、大きなシルエット。つまり身体にあってない大きなシャツを着ますと、痩せていることを強調してしまう場合が多いのです。私の知人のマラソンランナーにも多い傾向。


適度なゆとりで、フィットして作る方があまり痩せてみえないかも。


そして失礼ですが、太っている人。太っているという自覚の無い方ももいますが、この場合は太っているからと言って小さく作ると、より太っていることを強調してしまいます。


先日独身の女性数人に聞きました。男性のシャツに関して。男性が気にしていることと女性が気にしていることは大きく違っていて、シャツのフィット感が間違っているとかなりの減点らしいです。


さて、身体の本当に大きな人の場合。採寸で気をつけないくてはいけないことがあります。それは一般的には立った姿で採寸をしますが、お腹の大きな方ですと、立っている時と座った時のお腹の大きさが違うわけです。その差が7~8センチ近くになる場合があります。


この場合、通常通り12センチ程度のゆとりを入れておくと、仮に8センチ立っている時と座っている時の差があるとすると座った時は実寸に対して4センチしかゆとりがありません。つまりは座った時点でオーダーシャツなのにはち切れそうになるわけです。


その場合は座った時のサイズに11センチ程度のゆとりを入れたサイズでお作りさせて頂いております。


シャツのフィット感はとても大事ですので、相談する必要はありませんが、ご来店を頂いた時にはお好みもお聞きしながら、適切なサイズに仕上げさせて頂きます。


↓ブログランキングクリック宜しくお願い致します。
ブログランキングのバナー
↑ブログランキングのバナーのクリックをお願いします。

Facebookのいいね!
 シェア