仕事とは？

大阪日帰り出張でした。

20時過ぎに大阪に到着し14時40分過ぎのサンダーバードで帰るという時短の出張。金沢も感染者が多いのですが、大阪も多い。取引先2件回って。うどん屋で取引先の人と食事をして直ぐに電車に飛び乗るという出張でした。

取引先の人とうどん屋でうどんを食べるというのが会食になるのかどうか分かりませんが。

これも大阪では有名なつるとんたんの鶏天ぶっかけうどん。腰の強いうどんですが、競争の激しい大阪。美味しいうどん屋さんは沢山ありますね。

除菌シートを持ってあっちこち拭いてそれで帰ってきました。

何故か県外に出ると異常に気を使うのはなぜか？リスクは県内も県外も一緒なはずなのに。

電車の中ではアマゾンのタブレットで映画を。

ハズレの映画が多かったのですが、この映画はよかった。1962年のアメリカ。黒人差別が今よりはかなり厳しいというか激しい時。黒人のピアニストとイタリア系のアメリカ人との話でした。

最後は心温まるエンディングでした。今の時代はこんな話が有り難い。お勧めします。

さて、この年齢になって最近急に仕事のことを考えるようになりました。

好きなことを仕事にしろ。という人もいれば好きなことは仕事にしたら駄目という人。

昔夜の飲食業を経営している人から、酒好きがバーをやったら駄目だと。客よりも酒を飲むからって。なるほどと頷きました。若い時通っていたバーのマスターは酒が大好きで店が終わる頃にはベロベロで体壊して若くして亡くなったのを思い出しました。

私がシャツ屋をやっているのは服が好きだったからか？正直申し上げて嫌いではなかった。としか表現ができません。好きの度合いにもよりますが、大学生の時の同級生で食を切り詰めてまで服を買っている友人がいました。そこまでは好きではないけど、でも服は好き。でも友人と比べてしまうと服好きとは言いづらいかと思います。

それを考えると家業だったからとしか言いようありません。先々代もたまたま上海に渡って紹介された店が服屋（シャツ屋）だったと聞いています。自分から行ったわけではなかったのでしょう。

ネット販売をして10年以上になりますが、シャツはビジネス上では必要なアイテムで、着心地のいいもの見た目の良いものをビジネスシーンでご着用になりたいというお客様は沢山いらっしゃると思いますし、そういう方々がお客様でございます。

殆どがそういうお客様ですが、中には様々なデザインでシャツをお作りになる方がいらっしゃいます。

そのお客様と今の私を比べるとシャツや服が好きな度合いはお客様の方が勝っています。

私はそういうお客様のお手伝いをしているに過ぎない。それが仕事なのかと。

大阪に4時間半ほどいてそこから電車に飛び乗り金沢に帰って陸上競技場に行って走ってくる。

バカがつくほどマラソン好き、走ることが好きなのだと思います。当店の裏にはSTEPがありますが、間違いなくSTEPの店員さんより走っていると思います（笑）

そしてそれをサポートしてくれるSTEPの店員さんはそれを手伝いしてくれている。それが仕事。

この年齢になって今更仕事を振り返ることもおかしな話ですが、ついこの前までは仕事をすることは当たり前だと思って仕事をしていましたし、なぜこの仕事をしているかを考えることもありませんでした。また実店舗でのお客様はもちろん服好きではありますが、人間としてのお付き合いも多いのでそこまで考えたことはありませんでした。

ただネットを通じてシャツをオーダーして頂くお客様とはプライベートなお付き合いもあるわけではありませんし、本当にシャツが好きでご注文を頂くお客様だと。

深く考えることはありませんが、今の私の仕事は服やシャツを本当に好きな人のお手伝いをしている。そういうことが仕事なんだと思った次第です。

では、私の好きなランニングしてきます。

今日の練習は400×10本リカバリーは200ジョグ設定は90秒以内。