山の神対街の神 百万石ロードレース記録更新なるか。その2

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昨日の続きです。4キロ地点から上り坂に入ります。ここからはキロ4分を超えていきます。4分10秒から、最低でも20秒以内に収めたかったのですが5キロのラップが4分21秒。手の甲にペンで書いた目標ラップは20分30秒。実際は20分01秒。タイムは上回っているものの5キロのラップが21秒超えている。精一杯走っていてのこのラップは痛い。やはり無理かな?と思い始めました。


5キロ過ぎ6キロあたりで前方20メートル走っていたはずのチームメイトが落ち始める。最初飛ばしすぎたか?折り返しまで無理をせずにと言って申し訳ないが先を進みます。


永安町の街中を走ると座ってるおじさんが77番目と私に声を掛けてくれます。先頭から数えてくれてたのでしょう。77番。悪い数字ではありません。ちょっと頑張る気になります(笑)


6キロ4分23秒
7キロ4分24秒
8キロ4分25秒
9キロ4分29秒


このラップの並びでは1時間半切りは無理。ハーフを1時間半を切って走るには1キロの平均ラップが4分17秒でないといけないはず。このあたりで若干諦めモードに一旦計算することも止めます。


7~8キロから私の後ろを走るランナーに沿道からやたら声援が送られてます。なんだろうと思い振り返ると女性のランナーが走ってます。女性のトップランナーでしょう。応援もトップランナーだと思い熱がこもっています。9キロ過ぎのコンビニ辺りで女性ランナーに抜かれます。抜かれて暫く背中を見ながら走ります。綺麗な省エネの走りです。手の振りもリズムよくそしてピッチ走法で上り坂を駆け上がっています。ここで自分の走りを反省し地面を蹴って走っていたのをピッチに変更。エイドでこの女性ランナーを確かかわしたように思います。このあたり少し記憶が曖昧なのですが。ただこのあと直ぐに抜き返されたはず。


10キロ地点のラップが4分19秒少し走りを変えたおかげでラップを戻します。手の甲に書いた10キロの目標が42分40秒。実際のタイムは42分03秒。5キロ過ぎてから目標タイムを上りということで多めにとってたので、ここはクリア。暫くしてハーフの中間地点ここで確か44分57秒。ガーミンの距離は短めに出ていたので、これが正しいタイム。倍しても89分54秒。1時間半切りはできる。後半伸ばせばいけるのではないか?と思いました。しかしここで右ハムストリングスに痛みも感ずるように。大丈夫か?

11キロが4分26秒
12キロが4分32秒

最後の急坂を上ろうとすると師匠が折り返して下ってきます。大きな声で檄を貰いましたが、私の反応が鈍い。しかし目標タイムを1時間24分に設定している師匠とここですれ違えるとは私も成長したものだと思いました。


苦しい上り坂をこのタイムでクリアしてここからスパート。そう言えばチームの朝練で折り返し地点の三角コーン(コーンというには巨大ですが)をどう回るか?という話になって一人が手に触れながら回ると言ったのを思い出して私も手を触れながら周りました。本当は左を見れば辰巳ダムも見えるはずですが、折り返すと右から坂を上ってくるランナーが視界に入ります。


当然折り返して来た師匠の位置から判断してかなり速めに走っているはずと思いきや。折り返して直ぐに友人のY氏と私の鎖骨骨折の治療をして頂いたM医師を見つけます。えっ?速い。私がこんなに必死で走っているのに。


ここからの下り。スイッチを入れます。突撃モードへ!

13キロ3分57秒
14キロ4分02秒
15キロ4分07秒

目標の平均ラップが4分17秒ですからこの3キロでかなり稼げたはず。上り坂のピッチ走法から身体の真下で強く蹴り後ろにいった脚を前に早く戻すことを意識して下り坂の走り方に変えます。昔こんなラップで走れなかった時はここで少し頑張ると前のランナーを次から次抜けたのに、今ここを走っているランナーは全員スイッチが入って飛ばし出します。私の横をかなりのスピードで走るランナー。おい君今まで相当ゆっくり走ってたんじゃないか?と文句をつけたくなるようなスピードです。

永安町の街の中に入りエイドの手前で同じジムのSさんが手渡しで梅干しをくれました。有難い。大きな梅干しを口に含みます。そして次のエイドで水を含みますが水がうまく入りません。コップを左の路上に放り投げて前を見ると右奥歯の歯茎の辺りに梅干しの肉が引っかかっているのを感じます。これが口中に広がります。あ~~水飲みたい。と思ったのですがかえってこれが良かった。朦朧とした意識が戻ってきました。目が冴えます。前を真っ直ぐに向くことができました。


折り返してから多少の順位の入れ替わりがあったでしょうか。前のランナーを抜いたり後ろから抜かれたり。そして最後の難関の永安町の坂にかかります。ここの坂の前半はさほど急ではないのですが、右に折れた所から斜度が強くなります。


暫く前から女性のトップランナーを10メートルほど先に捉えていて、彼女のとったコースを追っかけます。どちらかというとセンターラインよりの直線的なコース取り。何とかこの坂を上り切りラップは。


16キロ4分11秒。昨年がここに20秒かかっていたので上出来です。


上り切ったらあとは下るだけ。ここから下りに見えるか平地に見えるかはその時の調子次第。それで今日は・・・微妙な下り。ラスト5キロ。日頃の練習だと5キロなんてあっという間。ラストスパートです。


前に女性ランナーも含めて4名程が固まっていました。少しずつその固まりもバラバラに。皆ほぼ同じペースで走っているので身体はしんどいし、スピードもそこそこ出ているのですが動きはスローモーションのように見えます。


このあたりで確か女性ランナーを抜いたはず。多分。


17キロ4分15秒
18キロ4分06秒


ここで誤算が。先ほどのエイドでうまく給水できずに城下町ハーフの時は錦町辺りで最後のエイドがあったので、もう一箇所あるつもりでそれを期待していたのですがエイド無し。喉乾いた。と言っても後の祭り。


この地点で意識したこと。最後にゴールして悔いが残ったらいけない。悔いが残らないように走るにはとにかく一歩一歩を大事にすること、惰性で走らない。今の右足次の左足、それぞれ足に意識を集中して確実にしっかりと蹴っていく。それだけを考えて走るようにしました。


前の集団をかわして更にスピードアップ。石引の商店街に入るとあと2キロ。ここでチームのSさんが応援してくれている。応援してくれているけどうまく応えられません。昨年30分23秒だったこの23秒のうちの何秒かはここで咳き込んで立ち止まったのもあると思います。今日は大丈夫。


更に大学病院前にはまたチームのメンバーが黒板に応援メッセージを書いて立っててくれている。本当に有難い。でもちゃんと応えられたかは微妙。とにかくきつい。今までの走ってきた1キロ2キロの距離はそんなにも遠く感じないのに。商店街に入ってからの2キロはとにかく長い。


ラスト1キロ。時計を見た。5分かかったとしても30分切りできる。ここで前方には二人のランナー。一人は白っぽいランナー、一人は黒っぽいランナー。


先ずは黒っぽいランナーを左から抜き去る。抜き去ったつもりが黒いランナーがまた更に私の前に出る。私の前に出た瞬間そのランナー


「ブログ見てます」


マジですか???(笑)ラスト1キロでブログの読者に会えるとは。

19キロ3分58秒
20キロ3分58秒
21キロ3分59秒

私の頭の中には何としてでも30分を切るだけ。


そこで黒いランナーに「頑張りましょう30分切れる」と言って走り出します。1度や2度お互いに前へいったり後ろへ行ったりしたと思います。

抜き返される前g

商店街のメンバーがその時の写真を送ってくれました。この時は数メートルリードをしていたのですが。(死にそうな顔ですみません。実際死にそうだったのですが)

そのうち黒いランナー自らに気合を入れるためか自分の頬を何度か叩き出します。その気合に負けました(笑)いやその気合についていきました。白いランナーはどこにいったのか覚えてません。後ろにいったのか、更に我々より早く前に行ったのか。


兼六園にぶち当たり左に折れます。緩やかな下り。商店街のメンバーやチームのメンバーが応援してくれてます。が意識は朦朧としています。

ラストスパート

完全に顎が上がっています。とにかく苦しい。黒いランナーに抜かれてしまいました。このままの順位で最後の直線を走り切ります。お互いに力尽きてたと思います。ゴール後は膝に手を置いて暫く動けませんでした。握手をしてゼッケンのチップを回収して貰います。


この写真を撮ってくれたチームのメンバーに後から聞くと「30分切れる~」と叫びながら走ってたらしい。実は覚えてません。


娘が通ってた小学校の時からよく知っている女子高校生が陸上部に入り今日はお手伝い。たまたまゴール後のゼッケンのバーコードを読み取る係になっていたので、笑顔の彼女の所までフラフラと歩みより時計を見せて30分切ったと言いましたが多分彼女は意味が分からなかったでしょう。


先にゴールした師匠の元に行き30分切ってゴールしたことを伝えがっちりと握手。


5キロのコースに出走し先にゴールしたチームのメンバーと一緒に記録証の発行をしてもらいました。

2012hyakumangoku_kiroku.jpg


正式タイム1時間28分48秒やりました。今回はできるかどうか本当に自信のない挑戦でしたので、宣言することが本当にプレッシャーでした。レースの展開も最初から飛ばさなくては絶対にこのタイムでは走れないタイム。上り坂でラップが上がらない時は本当に諦めかけてましたが、最後まで粘って頑張って良かった。しかし77番と言ってくれたおじさん。あの場所からゴールするまでに3番しか上がっていないのですね。この辺りのタイムを走る人はやはり速いというか私が上げたペースと同じように上げてきているのが分かります。


記録証の発行をしていると先ほどのランナーと一緒になりましたので、ツーショットを。

runner_hyaku.jpg

いい顔してます。お互いに(笑)


その後主治医のM先生と一緒に。もしかすると初めてハーフで先生よりも前にゴールしたかも。

doctor_m.jpg

実は上から下まで全く一緒のコーディネート。たまたまなんです。私がここのお店ウエア豊富に揃っているよとお伝えしたお店で購入されたのですが、まさか同じウエアを購入されたとは思いませんでした。勿論事前情報はありませんのでただの偶然。

シューズは・・・私が真似しました。と言ってもこのウエアに合うシューズを選ぶと黄色しかないのですもの。


その後次から次ゴールしてくるチームのメンバーを迎え最後は全員で記念撮影。

zentai_hayaku.jpg

レースが終わり。この日撮った柏原竜二選手の写真2枚を「山の神」そして私のゴール後の写真を「街の神」として長女の携帯にメールで送ると。「うける~~」と一言。街の神頑張りました。

【お知らせ】

「チーム金港堂」では楽しく走れるメンバーを募集しております。条件は特にありませんが、積極的にランニングを生活の一部として取り入れている方。積極的にレースに出走される方。駅伝等にも出ております。また毎日曜日に朝6時より朝練をやっております。

この日の夜は21人も集まっての打ち上げとなりました。来週の珠洲まで身体を休ませようと思っております。


マラソンに全く興味のないブログの読者の皆様2日続けてのマラソンブログにお付き合い頂きまして本当に申し訳ありませんでした。明日からはまたしっかりやりますので、宜しくお願い致します。本日は有難うございました。

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